【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】NEM財団流出事件!
仮想通貨元年と言われた2018年に仮想通貨取引大手のコインチェックが顧客から預かっている仮想通貨のNEMが約580億円分流出した問題が発生しました。NEMコインのみの流出だけだと思われていましたが、当時はNEM以外を所有している顧客の資産も奪われる可能性があるとしてメディアでも多く取り上げられました。
警視庁はコインチェックから不正のアクセスによって流出する可能性があるという報告は受けて情報収集をしていました。コインチェックは不正アクセスによって顧客から預かっているNEMの全ての資産約580億円が流出したことでコインチェック上の仮想通貨と日本円の出金を停止し、Bitcoin以外の仮想通貨の売買が中止となりました。
これによってNEMを保有していなかった仮想通貨投資家達も損をしたりと事態はNEM以外までにも広がりました。コインチェックの社長の和田晃一郎氏は記者会見で最悪の場合流出してしまった顧客の資産を全額返すことが出来ないとも話しましたが、顧客の全ての資産が失われる可能性は基本的には無く、それを含め確認中と記者会見で語りました。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】芸能人も被害に!
コインチェックからNEMが約580億円分流出したことで多くのNEM保有者の資産が奪われるという形になって多くのメディアで取り上げられ、仮想通貨で取引を行っていた芸能人も声をあげてその時の様子を語っていました。
お笑い芸人の藤崎マーケットのトキさんはコインチェックに預けていた資産が全て失ったとツイッターで語っており、「仕事をください」と投稿していました。被害に遭った方はトキさんのように全額失われたという方も多かったようです。
コインチェックの仮想通貨が全て盗まれました。貯金すべてなくなりました。仕事ください。 pic.twitter.com/gouDYEUOmw
— 藤崎マーケット・トキ (@fujisakitoki) January 26, 2018
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】NEM財団登場!
この騒動でNEMの発展に力を入れている団体のNEM財団の創立理事のロン・ウォン氏も登場し、コインチェックの為にあらゆる手を尽くすように努力をすると協力をすることもツイッターで発表しました。具体的に盗まれたNEMにタグを付けることで流出した先を特定するということをしようとし、NEMを保有していた投資家達の希望にもなりました。NEM財団が介入したことで希望が見えてきたわけですが、突如ツイッターでホワイトハッカーと言われている水無凛が登場したことで、NEM財団よるも期待が持てるのではないか?と大きな話題になりました。ホワイトハッカーの水無凛とは何者なのか?
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】水無凛の登場!
今回のNEMの流出はハッカーによって資産が盗まれるという形でした。ハッカーによって多くの資産が盗まれ、警察やNEM財団でも対応に追われる日々でしたが、ツイッター上に突如ホワイトハッカーと言われている「水無凛」と登場で事態は大きく動くこととなりました。
まず、ハッカーとはネットワーク上に存在し不正にアクセスし、犯罪行為を行ったり高いパソコンのネットワークの技術を持つ者達のことです。ホワイトハッカーとはハッカーが不正にアクセス出来ないように高度なセキュリティを組んだりする善良な人たちを指します。ネットワーク上はとても高度な技術を持っていないと進入することが出来ませんが、セキュリティを厳しくしていたコインチェックですら進入を許してしまうほどとても優秀なハッカーによる犯行でした。
なので警察も犯人を特定することがとても厳しかったのですが、NEM財団が介入したことでNEM財団から任命を受けたホワイトハッカーの水無凛の登場でハッカーVSホワイトハッカーというまるで映画のような戦いが行われ、救世主として大きな話題になりました。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)!NEM財団との関係】水無凛とは
水無凛とは通称「みなりん」と言われている日本人で、ツイッターでは「JK17」と記載されていました。当初は17歳で、女子高校生なのか?と言われていましたが、実際には自宅(J)警備員(K)とのことで、いわゆる無職のニートではないかと推測されるようになりました。ニートと言えどもハッカーとしてはかなり優秀で、スーパーコンピューター高速化、大手企業のネットワーク設計、構築セキュリティ関連のコンサルティングと実績も十分なホワイトハッカーです。また、プロフィールにはボランティアで「Mizunashi in Cyberlandt」という会社の代表を務め不労所得で生活しているようです。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】水無凛はどのような仕掛けを?
今回のNEMの流出で水無凛はハッキングした犯人の仮想通貨ウォレットにプログラムを仕込み、盗まれたNEMを移動できるように識別するという行動を起こしました。実際にプログラムがどのようなものなのかは不明でしたが、約580億円の大金を返還するのに重要なプログラムを作って行動していたのには間違いがないようです。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】水無凛は取り返せるのか?
NEMは取り戻すことが出来るのか?という問題ですが。ホワイトハッカーの水無凛がタグを付けて追跡したことで、不正に得たNEMは売ることが出来ないように対策が打たれたと言われています。もし売るような行為が行われれば、タグが付いている状態ですので、出処がわかってしまうので、すぐにバレてしまいます。その為取り返すことが出来る可能性が非常に高いと専門家は判断していました。2018年1月28日時点では現金化された形跡はないともコインチェックは発表しています。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】コインチェックの信用がガタ落ちに…
しかし、コインチェックで約580億円という破格の金額が流出したことで、失った信用度は高く今後事業を続けていくのはとても難しいのではないかと言われていました。現在もコインチェックは事業を続けていますが、この一件で多くのユーザーが離れていったのは一目瞭然です。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】計画倒産の可能性も?
このNEM流出事件ではコインチェックが自作自演で計画倒産を狙ったのではないかとも噂されていました。実際にコインチェックはこの騒動を受けて記者会見を行い業務改善命令が下っています。計画倒産とは意図的に会社を倒産させることで詐欺行為になる倒産方法です。
噂では実際にはNEMは流出されておらず、計画倒産を名目に約580億円流出したと嘘をつき、実際は社員にNEMが分散されていると言われていました。NEMの分配方法は韓国のサーバー経由で行われたとも言われており、ネット上に出現した5ちゃんねるの書き込みによってその噂は広まり、信ぴょう性があるのではないかと大きな話題になりました。確かにこれだけ大きな団体やホワイトハッカーが動いているのに犯人を特定することが出来ていないので自作自演の可能が疑われてしまっても不思議ではありませんね。
【ホワイトハッカー・水無凛(みずなしりん)の正体!NEM財団との関係】まとめ
今回はNEM流出の救世主とも言われた水無凛について紹介しました。ホワイトハッカーの出現で約580億円分のNEMにタグを付けたことで売買が行われないようにすることに成功しました。現在も消えた580億円分のNEMは不明ですが、使った瞬間に特定がされますので、結果的には価値が無くなりました。しかし、犯人はまだ捕まっていないので、すぐに特定し犯人逮捕に繋がってほしいですね。