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双星の陰陽師

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双星の陰陽師!謎多き最恐の婆娑羅・千怒の正体を徹底考察!悲しい過去とは?

2021.07.14

大人気バトル陰陽師もの『双星の陰陽師』。本編ではひと段落ついた本作ですが、穢れの王や神子などまだまだネタバレされていないことばかりです。ここでは、『双星の陰陽師』本編のネタバレを含め、謎のひとつである千怒についてネタバレ考察していきます。

  1. 『双星の陰陽師』とは
  2. 【双星の陰陽師】千怒は太陰の試作第一号【ネタバレ考察】
  3. 【双星の陰陽師】千怒の容姿が安倍晴明に似ている理由【ネタバレ考察】
  4. 【双星の陰陽師】千怒と化野家の関係【ネタバレ考察】
  5. 【双星の陰陽師】婆娑羅たちにとっての千怒【ネタバレ考察】
  6. 【双星の陰陽師】千怒が京都にいる理由【ネタバレ考察】
  7. 【双星の陰陽師】千怒の実力について【ネタバレ考察】
  8. 【双星の陰陽師】千怒が戦わないのは何故か【ネタバレ考察】
  9. 【双星の陰陽師】千怒の過去には一体何があったのか【ネタバレ考察】
  10. 『双星の陰陽師』千怒のネタバレ考察についてまとめ
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『双星の陰陽師』とは、「ジャンプスクエア」にて連載中の漫画です。本編以外の裏ストーリーとも言える番外編を、スクエア以外の雑誌やアプリで連載したり、非常にフットワークが軽く、露出が多いという印象を受けます。すでにアニメ化やゲーム化など様々なメディア展開を見せ、スクエアのなかでも人気の高い作品ですね。

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物語は、焔魔堂ろくろを主人公に、ケガレとの戦い、恋愛などが描かれています。陰陽師である主人公たちは、人々の宿敵であるケガレと争う立場。そんななか、ろくろは陰陽師のトップである土御門有馬に、ケガレとの争いに決着をつける「神子」を誕生させるため、化野紅緒と夫婦になるよう言われたのです。

ここでは、化野紅緒編にて登場した千怒についてネタバレ考察していきます。

千怒は、呪力を失った紅緒が頼ってきたケガレの上位種・婆娑羅の第一位。1000年ほど存在しているという彼女は、他の婆娑羅に比べて人間にしか見えませんよね。紅緒に会った千怒は、彼女に太陰の秘密について教えます。

太陰とは、かつて存在した陰陽師・蘆屋道満が穢れの王と討つべく作り出した存在で、千怒はその最も古いタイプ、これまで存在した太陰の始祖とも言える存在です。現在、太陰となるのは、道満の血を引くものたちで、千怒も同じように血を引いているのかは分かりませんが、ケガレとの戦いを終わらすうえでキーパーソンであることは間違いないでしょう。

千怒の特徴でまず目に付くのは、晴明にそっくりな容姿ですよね。何故似ているのか、まず考えられるのは、彼女が晴明本人である可能性です。本編で晴明は生きていると言われてはいるので、ありそうな話ではありますが、晴明は禍野で穢れの王を封印していることになっていますし、また、晴明は「陽」の気を持った存在であるため、こちらはほぼないでしょう。

次に考えられるのは、彼女が晴明の子孫でる可能性。晴明と道満の過去話のタイトルである「よばひぼし」は、流れ星のことではありますが、男性が意中の女性のもとへ夜赴くことも「夜這い」と言いますよね。千怒は、晴明と道満の子どもで、だからこそ晴明に似ており、太陰の最初の試作に選ばれたのではないかとも考察できます。

晴明に心惹かれていた道満が、彼女そっくりの人間、もしくは式神を作り出した可能性も考えられますが、子孫である可能性が高いのではないかと考えます。

今まで太陰となったのは、必ず道満の血を引く女性でした。紅緒の家系である化野家も例外ではなく、現状他に道満の血筋というのは描かれていないので、過去の太陰候補もすべて化野家の誰かだったのではないかと想像されます。そう考えると、太陰の試作第一号である千怒は、化野の祖先にあたるのではないかと推察されますよね。

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もちろん、試作「第一号」と番号がつけられていることから、他にも太陰の試作がいたことが予想され、化野家は他の試作太陰の家系であることも考えられます。ただ、千怒を晴明と道満の子どもだと仮定した場合、道満が他の女性との間に子どもを作っていない限り、後世に道満の血を伝えたのは千怒ということになります。

歴代の太陰がみんな千怒の元を訪れていることを考えても、彼女と化野家に何かしらの関係はあるのではないでしょうか。

ケガレのなかでも、自立した自我を持ち、また強い力を有した婆娑羅。その婆娑羅たちのなかでもっともランクの高い千怒ですが、彼女のことを他の婆娑羅はどう思っているのでしょうか。千怒と同じくらいの年数を生き、同じくらいの実力だとされる無悪がリーダー的存在であることを考えると、彼女も一目置かれる存在なのではないかと予想されます。

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ただ、他の婆娑羅とは違い、人間との争いに興味を示さないという姿勢から、それを面白く思わない者もいるのではないかと考えられます。現状、婆娑羅は自分たちの好き勝手に生きる存在ですが、今後人間とケガレの争いが終焉えと向かうべく激化していった場合、彼女は婆娑羅、引いてはケガレたちより狙われるような存在になる可能性もありますよね。

禍野は、上下に伸びていると同時に、横方向にも様々な場所移動ができるそう。千怒がいるのは、その横方向の地点にある禍野ですね。それを日本の土地に当てはめると、京都のあたりになります。このことを考えると、禍野は島以外にも様々な場所への移動が可能であるということで、その行動範囲の広さがうかがえますね。

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彼女が京都にいた理由としては、かつて道満や晴明が暮らしていた場所が京都だったということ、また1000年前穢れの王が現れた場所が京都だったからだと考えられます。彼女にとっては故郷と呼べるような場所であったため、京都にいたのでしょう。

また、ケガレと人間の戦いから遠い場所にあるということも理由のひとつだと考えられます。土御門島はケガレと人間の争いの最前線であり、戦いを好まない彼女がこっそり住むにはちょうどいい場所だったのではないでしょうか。

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千怒の実力について、神威は呪力はほとんどないと言っていましたが、本当にそれほどしかなければ、彼女が婆娑羅でもっとも強いとは言われませんよね。婆娑羅は、呪力を得るほど人間らしい姿に成長するそうなので、ほぼ人間と変わらない姿の彼女は、かなりの呪力を持っていると考えられます。

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戦いから退いているため、呪力は弱いと言われてしまっているのでしょう。再び前線に戻るようなことがあれば、無悪と同等、もしくはそれ以上の呪力を見せるのではないかと予想されます。彼女が敵になってしまえば最強最悪ですが、このまま味方になってくれれば、これ以上心強いことはないですよね。

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千怒は人間の文化、特に音楽を愛しており、ケガレが勝利し人間がいなくなってしまうと音楽を楽しめない、という風に言っていました。それもおそらく理由のひとつだとは思いますが、やはり「ずっと争いに身を置いても仕方がない」というのが1番なのではないでしょうか。ただ人間を恨んで生きるより、楽しく生きていたいというのはもちろんのこと、どれだけ戦を繰り返そうと、その先に終わりがないことを実感してしまったのだろうと考えられます。

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陰陽師のトップであった有馬も、ケガレとの戦いと島の壊滅を繰り返していると言っていましたが、輪廻を巡るように、ケガレも人間も同じやりとりをずっと繰り返していたのでしょう。太陰候補をこれまでいくら導いても、穢れの王に対抗できるという神子が生まれることは一度としてなく、結局は同じことの繰り返し。そのことに気付いたことで、隠居生活を送ることにしたのではないでしょうか。

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千怒については、まだ詳しいことは明かされておらず、彼女がどうして生まれたのか、彼女が島から距離をとっているのは何故なのか分かりませんが、彼女が以前は多くの陰陽師を手にかけてきたことから、陰陽師に対してもともとは相当の憎しみと恨みを抱えていたことがうかがえます。

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彼女が誰の血を引き、どういう生まれだったとしても、実験体にされていたことは間違いなく、それが自分の意志でなかった場合、当然陰陽師を恨みますよね。今後、物語が進んでいくにつれ、こういった部分も明かされていくと思うので、とても楽しみですね。

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『双星の陰陽師』の本編のネタバレ含め、紅緒編についてもネタバレしながら、千怒について考察してきましたが、こうして考えると、千怒についてはまだまだ明かされていないことが多いことが分かりますね。これから『双星の陰陽師』は大人になったろくろと紅緒の話になっていくので、千怒の再登場も期待されます。

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サムネイル画像は下記より引用しました。
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