【アイロンをつけっぱなしするとどうなる?】はじめに
アイロンを使ったあとに慌てて外出したときに、つけっぱなしにしてしまったのではないかと不安になることはありませんか。もし本当につけっぱなしにしてしまったらどのようなことが起こるのでしょうか?この記事ではアイロンやヘアアイロンをつけっぱなしにしてしまった場合にどのようなことが起こるのか、起こりうるのかをご紹介していきます。
【アイロンをつけっぱなしするとどうなる?】アイロンをつけっぱなしにしたときの電気代
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アイロンの消費電力は700Wから1500Wくらいまでいろいろです。実際に使用するときは必ずしも最高温度で使うとは限らないため、実際の消費電力は概ね600Wから1500Wのあいだと考えてよいでしょう。ここで1000Wのアイロンを「中」で使用した場合の電気代を計算してみましょう。
アイロンの電気代は1時間10円から20円
電気料金の計算はとても細かく複雑ですが、東京電力の家庭向け電力は1kWhの電気代は約20円です。1000Wのアイロンを「中」で10分間使用した場合2.5円、1時間で16円、3時間つけっぱなしにしたと仮定して48円の電気代が掛かることになります。ただ、実際は熱くなりすぎるとサーモスタットが働いて加熱を止めますので、そこまで電気代は掛かりません。
【アイロンをつけっぱなしするとどうなる?】アイロンをつけっぱなしにしたら火事になるの?
アイロンの温度は180℃から200℃に達します。アイロンを長く布に当てていると、その布地が焦げてしまいます。そのため間違ってアイロンをつけっぱなしで外出してしまったら、発火して火事になるのではないかと不安に思われるに違いありません。
もし今、本当にアイロンをつけっぱなしにしたまま外出してしまったのなら、まずアイロンをどういう状態にしたのかを思い出して下さい。アイロンがけの途中で、アイロンを服の上に置いてきてしまったのなら、そこから発火する危険性があります。今すぐ家に戻る必要があります。
しかし、アイロンを立てかけた状態で、スイッチをオンにしたまま外出したのなら、アイロンの周囲に燃えやすいものがない限り、すぐさま火事になるというものではありません。サーモスタットが働いて点いたり消えたりして、一定温度を保ちます。
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【アイロンをつけっぱなしするとどうなる?】ヘアアイロンをつけっぱなしにしたときの電気代
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ヘアアイロンの消費電力はアイロンと比べるとかなり少なくなります。たとえば、ヴィダルサスーンVSI3271PJの消費電力は、70Wです。ほかのヘアアイロンも30Wから150Wくらいまでです。消費電力150Wで計算すると、10分間使用した場合の電気代は0.4円ほどです。1時間使用した場合の電気代は3円になります。
ヘアアイロンはアイロンと比べると、このように電気消費量が少なく、電気代も気にならない程度のものです。もしヘアアイロンが3時間連続使用状態になったとしても、電気代は理論値で約9円です。
【アイロンをつけっぱなしするとどうなる?】ヘアアイロンをつけっぱなしにすると火事になるの?
それではヘアアイロンをつけっぱなしにしても火事になる心配はないのでしょうか?これに対する答は「絶対大丈夫とは言えない」です。2011年に大阪でヘアアイロンが原因で出火したケースがありました。状況によってはヘアアイロンから火事が発生することもありうるということです。
普通、ヘアアイロンには自動オフ機能が付いています。上記ヴィダルサスーンは60分後に自動オフとなります。したがって仮にヘアアイロンをつけっぱなしにしてしまったとしても、一定時間が経てばオフになります。そのため、普通の環境であればヘアアイロンが火事の原因になることをそれほど心配する必要はありません。
ヘアアイロンの使い方で注意すること
しかし、ヘアアイロンは洗濯物用のアイロンとは違って、使わないときに立てかけておくことはないでしょう。もし、ヘアアイロンの周囲に何か燃えやすいものが置いてあったら、熱くなったヘアアイロンの熱から発火しないとも限りません。また電化製品すべてに言えることですが、コードの接触が悪くなったことが原因で火事になることもありえます。
【アイロンをつけっぱなしするとどうなる?】まとめ
アイロンもヘアアイロンもかなり熱くなるので、つけっぱなしで外出してしまうことがないよう日々心がけることが大切です。アイロンもヘアアイロンも電源オフを確認する習慣をつけましょう。また、朝の忙しい時間に使用するヘアアイロンは周囲に燃えやすいものがない安全な置き場所を決めておくと安心です。