ギターの弾き方を習いたいなぁ。何か簡単な曲とかないものだろうか。
ギターを弾きたいなぁ。そんなことを思ったあなた。思い立ったが吉日。さっそく中古ギター屋でギターを購入。しかし買ったはいいもののどうやって弾けばいいんだ……? 右手と左手の動かし方は? ストロークって何? 初心者でもできそうな曲ってある? 今回はそんなあなたのために、初心者向けのギターの弾き方をまとめてみました。これを読めば右手と左手の動かし方も、ストロークの意味も、初心者でもできそうな曲もしっかり勉強できますよ。それでは、始めてみましょう!
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初心者でもできる簡単なギターの弾き方! ギターを弾く前に……
ギターを弾く前に、ギターの七つ道具と呼ばれるアイテムを揃えておきましょう。ギターに必要な七つ道具とは、1.ピック、2.チューナー、3.替え弦、4.ストリングワインダー、5.ギタースタンド、6.ギターケース、7.ストラップです。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その1.ギターを弾く前に必要な準備
ギターを弾く前の準備その1.弦をきちんと張ろう
中古ギターなんかでありがちなのが弦が緩み切っているという問題です。メンテナンスをしっかりしていない場合はそういうことがありがちですよね。また弦が切れていたり(中には切れたままで演奏する方もいらっしゃるようですがあまりよろしくありません)、弦が錆びていたりという問題を抱えているギターもたまに見受けられますので、弦そのものを張り替えることも選択肢に入れておいてください。とにかくギターの弦を6本ちゃんと張ること。これが基本です。
ギターを弾く前の準備その2.チューニングをしよう
ギターの弦を6本きっちり張ることができたら、チューニングをしましょう。6本の弦の音の高さを決められた音に合わせる作業です。チューナーと呼ばれる道具を使ったり、音叉を使ってチューニングしたり、ピアノなどの他の楽器を使ってチューニングしたりと、方法はいろいろあるので、自分に合ったやり方を見つけましょう。初心者におすすめのやり方はチューナーを使う方法なので、どれがいいか分からない、という方はひとまずチューナーを使ってみてください。
ギターを弾く前の準備その3.左手の爪を短く切っておこう
演奏を始める前に自分自身のコンディションもきっちりしておきましょう。左手の爪を短く切っておくことはギタリストとして当然の気遣い。左手の爪先が指板に当たって、指板が傷つくのを避けるための心得です。また、左手の爪が長いと運指が難しくなることもあります。左手の爪は深爪ぎりぎりまで切る。これを覚えておきましょう。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その2.ギターを構えてみよう
ギターを弾く準備が整ったら、ギターを構えてみましょう。基本的な構えを覚えることで上達がぐんとはやくなります。立って構える場合、座って構える場合いろいろあるのですが、初心者は座って構える場合を覚えた方がよさそうです。以下の三点を中心に、ギターを実際に構えてみてください。
1.右足の太ももの付け根に、ギターのボディーのくびれ部分を乗せる。
2.右手はギターのブリッジ付近に乗せ、腕は軽く曲げてボディー表面に沿わせる。
3.左手は、腕を軽く曲げて、脇を軽く締め、ギターのネックをつかむ。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その3.弦を押さえてみよう
ギターを正しく構えることができたら、今度はギターの弦を押さえてみましょう。弦は左手(左利きの人は右手)の指先で押さえることになります。この時、弦をフレット(指板の上にある金属の棒)にしっかり当てることがポイントです。出来る限りフレットの近くで弦を押さえるようにしましょう。押さえる場所と音の高さを覚えたら、後は実際に弾いてみるだけ。何だ、簡単じゃん。そう思うでしょ? ところが意外と、この押さえる場所と弦の高さを覚える、という作業が大変。自分なりに工夫をしながら覚えて行ってみましょう。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その4.ピッキングのやり方を覚えよう
さて、弦の押さえ方も分かったら、今度はピッキングの仕方を覚えましょう。ピッキングって? 鍵なしで錠前を開けたりするあの……なんてレベルの方でも大丈夫。まずはピッキングとは何かからご説明いたしましょう。
ピッキングをしてみよう その1.ピッキングって?
ピッキングとは、簡単に言ってしまえば右手にピックを持って弦を弾いて音を鳴らすことです。弦を6弦側から1弦側に向かって下向きに弾くことを「ダウンピッキング」、逆に1弦側から6弦側に向かって上向きに弾くことを「アップピッキング」と言います。
ピッキングをしてみよう その2.ピックって?
さて、ピッキングに使う道具、ピックですがこれにも種類があります。オーソドックスなのは三角形に近い形の「トライアングル型」、もう一つはしずくのような形の「ドロップ型」というものがあります。初心者は持った時に安定して弾きやすいトライアングル型をおすすめします。
ピッキングをしてみよう その3.ピックの持ち方
ピックは基本的に親指と人差し指の間で持ちます。まず人差し指を曲げて、その上にピックを乗せます。さらにその上に、挟み込むようにして親指を乗せれば完成です。簡単でしょう?
ピッキングをしてみよう その4.ピックで弦を弾いてみよう
さて、ピックの持ち方も分かったら今度はいよいよピックで弦を弾いてみましょう。先述の通り、ピッキングには「ダウンピッキング」と「アップピッキング」があります。基本的にはこれらのピッキングを交互に行います。これを「オルタネイトピッキング」と言います。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その5.ストロークの仕方を覚えよう
さて、ピッキングの仕方も分かったところで今度はストロークについて学びます。ストロークって? という方でも大丈夫。ストロークとは何か、からきっちり説明していきます。それでは、ストロークの仕方を覚えようのコーナー、始まります。
ストロークをしてみよう その1.ストロークとは?
ストロークとは英語で「stroke」と書くそうで、意味は「なでる」だそうです。名前の通り、右手に持ったピックを使ってギターの弦を撫でるように弾くという演奏テクニックのことを言います。あくまでも「なでる」ことが重要で、叩いたり、強く引っ掻いたりはしないでください。軽く「なでる」。これがストロークです。
ストロークをしてみよう その2.ダウンストロークとアップストローク
察しのいい方はもう分かっているかもしれませんが、先述の「ダウンピッキング」と同じように6弦側から1弦側へと弾くのが「ダウンストローク」、その逆が「アップストローク」です。ダウンストロークとアップストロークにはそれぞれ専用の記号があるので、覚えておくと便利かもしれませんね。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その6.アルペジオの弾き方を覚えよう
続いてはアルペジオについてです。例によって、アルペジオって何? という方でも大丈夫なように記事を書いていこうと思います。
アルペジオをしてみよう その1.アルペジオって?
アルペジオとは、コードの音をバラバラに分解して弾くことを指します。いや、それだけ言われても意味が分からない。という方のためにもう少しだけ。ストロークではコードを押さえ、弦を一斉に鳴らしました。それに対してアルペジオでは、コードを押さえ、弦を一本一本鳴らします。何となく理解できましたか?
アルペジオをしてみよう その2.右手の動きをパターン化しよう
靴ひもを結ぶ時、特に考えなくてもできるように、アルペジオを弾く時も、特に考えなくてもできるようにしなければなりません。いくつかパターンを決めてその中で練習するといいでしょう。身体で、感覚で覚えるのです。
初心者でもできる簡単なギターの弾き方! その7.簡単な曲を弾いてみよう
以下に初心者でも弾ける簡単な曲を紹介します。ギターの弾き方を覚えたら、ぜひ挑戦してみてください。
まず一曲目はSEKAI NO OWARIより「Dragon night」です。使うコードはたったの6つ。しかもコード進行も決まったパターンだけなのでとても簡単にできます。
続いてはコブクロより「赤い糸」。新垣結衣もカバーした、コブクロインディーズ時代からの名曲です。使用コードは10あり、やや難しく思えるかもしれませんが、基本のコードだけを押さえておけば後は何となくできます。それほど難しくはありません。
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ギターを覚えて素敵なミュージック・ライフを! 音楽は人生を豊かにしてくれます! あなたもぜひ、人生に音楽を取り入れてみてはいかがでしょうか? 以上、初心者でもできる簡単なギターの弾き方でした!