キャンドルサービスは飽きた?
結婚式で行われる1代パフォーマンスといえばキャンドルサービスです。キャンドルサービスとは新郎新婦が二人でゲストの席を回り机に飾られたろうそくに火を灯して行くというものです。しかし最近はそのキャンドルサービスも様変わりしています。
ロマンチックな結婚式を演出するために欠かせないキャンドルサービスを取り入れるのはいいのですが、そのキャンドルサービスも何回も結婚式に出席している人からすると、正直時間がかかってしまうものかもしれません。そもそもキャンドルサービスの起源はどこから来たものでしょうか。
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キャンドルサービスとは①その起源は一体いつから?
日本でキャンドルサービスが取り入れられたのは1970年代。ろうそくの製造で有名なあのカメヤマローソク(現在はカメヤマ株式会社)の営業課長が自身の結婚式で取り入れたのが始まりと言われています。ろうそく販売戦略の一部だったのですね。
キャンドルサービスとは②起源は教会の儀式から
しかしキャンドルサービスの起源自体はしっかりしています。元々はプロテスタントキリスト教で取り入れられていた「ユニティキャンドル」という儀式がもとになっています。3本のろうそくにご両家の母親と、新郎新婦が火を灯すというもので、この儀式により両家の絆を深めるという意味がありました。人生の節目にとても大切な儀式として現在でもキャンドルサービスとして日本の結婚式に取り入れられています。
由緒ある起源ですが、現在ではお色直から帰ってきた際の入場をしやすくするという意味でもこのキャンドルサービスは使われています。時代が様変わりするにつれて、その用途も変化してきているということですね。
キャンドルサービスとは③一般的なやり方と使われる曲
ここでキャンドルサービスの一般的なやり方をご紹介します。結婚式によっても違うのですがだいたいは、新郎新婦が二人で一本の火のついたキャンドルを持ち、ゲストのテーブルにあるキャンドルや、目立つ場所にある大きなキャンドルに灯りを灯します。
これは一般的なやり方ですが、この時にその場を盛り上げる曲を新郎新婦が選択して流すこともよくあります。ろうそくに火を灯すあいだ時間がありますので、ここで二人の思い出の曲を流すとゲストの記憶に残りやすくなります。
キャンドルサービスとは④一般的なやり方と使われる曲・バタフライ・ラブラブラブ
人気曲は木村カエラさんのバタフライや、 DREAMS COME TRUE の LOVE LOVE LOVE など恋愛や結婚にちなんだ明るい曲がよく使われます。ロマンチックなシーンなのでその場面にあった曲をチョイスしたいものです。
ちなみに面白い曲を使いたければ会食が始まってから、みんなが和やかな空気になったのを見計らって、会場に頼んで曲をかけてもらうと良いでしょう。
キャンドルサービスとは⑤代わりになるサービスとお値段・フォトラウンド
最近では一人一台必ずと言っていいほど、カメラ付きのスマートフォンや携帯電話を持っています。それだけ写真を撮ることが皆さん身近になってきているようで、フォトラウンドというサービスがキャンドルサービスに代わり人気があります。
キャンドルサービスとは⑥代わりになるサービスとお値段・フォトラウンド・記念撮影の時間
このフォトラウンドというサービスのやり方は、簡単に言えば記念撮影の時間を関の中で取りましょうというサービスです。一生に一度の結婚式です。主催者側にとってもそうですが、もちろん来賓にとっても一生に一度です。大切な友人や家族の晴れの日の写真を、記念に残したいという方は大勢いるのではないでしょうか。
そんな需要を汲み取ってこのフォトラウンドというサービスが最近の結婚式ではキャンドルサービスとはまた違った人気を博しています。キャンドルサービスでは一般的にキャンドルサービスを行う新郎新婦の写真を一方的に撮るだけでしたが、このフォトラウンドでは、新郎新婦が参加する形で一緒に楽しむことができるのでお互いにとって良い記念になります。
キャンドルサービスとは⑦代わりになるサービスとお値段・フォトプロップス
このフォトラウンドで使われる小道具で最近人気があるのが、フォトプロップスと呼ばれる小さな吹き出しのような旗です。このフォトプロップスは、写真を撮る時にさりげなくみんなに持たせることができ、準備も簡単なので最近の結婚式では多用されています。紙でできているので軽く持ち運びが便利で、使用後はそのままゲストに持って帰ってもらうこともできます。
結婚式の記念品として、そのまま家に飾ることもでき、場所も取らないのでゲストにとってもありがたい小道具です。
フォトプロップスのお値段は現在 Amazon で検索すると32点セットで200円台となっていました。通常価格は1800円前後ですが、セール期間を使うと安く手に入るようです。また思い出作りとして、自分たちで作成する手もあります。材料は紙と割り箸などでできるので、器用な友達がいたらみんなで手作りするのも楽しいかもしれません。
キャンドルサービスとは⑧代わりになるサービスとお値段・バルーンスパーク
そして華やかなサービスで人気がの、バルーンスパークというものがあります。バルーンスパークのやり方は、しっとりとロマンチックなキャンドルサービスとは一線を画し、風船の中に小さな風船をいくつも入れ、外側の風船を破裂させて中の風船が広がって飛んでいく様を楽しむというものです。
この風船をゲストの各テーブルに用意し新郎新婦が、風船を割って回ります。心臓の弱い方には少々刺激的なサービスですが、友人席など若い人が多い席にはこのバルーンスパークがおすすめです。
バルーンスパークは音がかなり大きくびっくりされる方もいらっしゃるので、親族のテーブルには普通にキャンドルサービスを用意するなど、少々相手への気遣いが必要です。
このバルーンスパークのお値段は、式場に頼むと1万円以上する高額サービスとなります。なぜこのようなお値段になってしまうかと言うと、風船は一度割れてしまうと代わりがないからです。そのため予備として何個も風船を用意しておく必要があり、また風船は膨らませるとかなり場所を取ります。そのためお値段が高額になってしまいます。
しかしこれ以上に華やかなサービスはなかなかないというぐらい見栄えがいいもので、主催者側もその場が盛り上がるならこのバルーンスパークを取り入れてみるのもいいかもしれません。
キャンドルサービスとは⑨代わりになるサービスとお値段・キャンドルリレー
キャンドルサービスとは似たサービスになりますが、キャンドルリレーというものがあります。キャンドルリレーのやり方は、通常キャンドルサービスとは新郎新婦が全ての席に二人であかりをつけていくものですが、キャンドルリレーはひとつの席に灯した明かりをゲストにリレーして行ってもらいます。
この間に新郎新婦は自分たちの用事や食事ができますし、ゲスト同士も顔見知りになれてその場の空気が温かいものになります。ゲスト同士で火を灯し会うので新郎新婦が自分たちで席を回るよりも早く全部のテーブルに明かりを灯すことができ、その間に会話や食事を楽しみたい方の負担にならずに済みます。
キャンドルリレーのお値段はキャンドル代だけ用意していれば、後は会場と時間の調節をするだけで済みます。キャンドルサービスの代わりとして大変人気があるサービスです。
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まとめ・ニーズに合わせて変化させよう
いかがでしたか今回はキャンドルサービスとは?その起源からやり方や値段、その代わりもご紹介についてでした。キャンドルサービスとはもともと由緒ある起源から取り入れられたものでしたが、現在では代わりになるサービスがたくさん用意されています。ニーズに合わせてサービスも変化させていっていいでしょう。楽しい結婚式になるようにお祈りしております。