ロードバイクのブレーキはちゃんと調整しておかないと危険!
ロードバイクは速く走ることに特化した自転車なので、初めてロードバイクに乗るという人であっても簡単にスピードを出すことが可能になっています。初心者でも簡単に時速20キロ以上出せますし、慣れてくれば時速30キロ以上をキープして走り続けることも簡単です。しかもこれは平坦路の話であり、下り坂になるとちょっと漕ぐだけで時速50キロ以上のスピードを出すことが可能です。
クルマで時速50キロ出すのと、自転車で時速50キロ出すのでは全く意味が違ってきます。クルマの場合はガードレールにぶつかっても、ボディがへこむことである程度の衝撃を吸収してくれるので、事故=即死亡ということにはなりません。しかし、自転車の場合には守ってくれるボディが一切無いので、ガードレールにぶつかった衝撃が全て自分の体にきてしまいます。時速20キロ程度であれば、骨を折るくらいで済むかもしれませんが、時速30キロ以上、下り坂で時速50キロ以上出していると考えると、かなり怖いですよね。
上の動画のように、前後のブレーキを両方共使うことも大事ですが、そもそもブレーキがダメになっていたら、どれだけ上手にブレーキをかけても減速することができません。最近ブレーキの効きが悪いな、と感じていたら自転車屋さんに持っていき、正しい状態に調整してもらいましょう。もちろん、部品が全体的にダメになっている場合には、交換する必要がありますのでまあまあの金額がかかることを覚悟しておきましょう。
この後紹介していきますが、ロードバイクのブレーキの調整や取り付けは、専門知識が少ない初心者にはかなり難しいものになっています。そのため、長年ロードバイクに乗っていて、「ブレーキくらいなら簡単に交換できる」という自信がある人以外は、取り付けから調整まで全部やってくれる自転車屋さんにお願いすることをおすすめします。
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ロードバイクのブレーキにはどんな種類があるの?
ロードバイクのブレーキの交換方法や取り付け方の解説に行く前に、ブレーキにはどんな種類があって、自分のロードバイクに付いているブレーキはどの種類なのか、しっかりと覚えておきましょう。ここでは、最近のロードバイクで一般的に使われるブレーキの種類である「キャリパーブレーキ」と「ディスクブレーキ」について解説していきます。
ロードバイクにおいて最もメジャーなのが、この「キャリパーブレーキ」でしょう。制動力だけに注目すると、この後紹介するディスクブレーキに負けますが、見た目の美しさがピカイチです。また、キャリパーブレーキは「スピード調整能力」に長けているのが特徴と言えるでしょう。このキャリパーブレーキは、完全にロードレースのために作られているので、停車するための装置というよりも減速装置としての意味合いが強くなっています。
我々、ホビーライダーがブレーキを使うのは停車するときがほとんどですが、プロのロードレース選手は下りのコーナーを速く通過するための減速装置として使います。そのため、一気に減速するよりも徐々にスピードを制御出来る程度の方が使いやすいのです。ただし、SHIMANOなどのちゃんとしたメーカーのブレーキであれな、制動力もしっかりとしているので、ホビーライダーであれば十分な能力を有しています。
2016年前後から徐々にロードバイクに搭載されるようになった「ディスクブレーキ」は、ロードバイク初心者におすすめ出来るタイプとも言えます。制動力はキャリパーブレーキに比べて圧倒的に高く、強くブレーキを握れば簡単にタイヤがロックするほどの制動力です。多くの人が同時に超近距離で走るロードレースでは、落車したさいにディスクブレーキのディスク部分が人間の体を傷つける可能性が高いので、使われることは少ないですが、1人で走ることの多いホビーライダーには制動力が大きなメリットとなるでしょう。
ロードバイクのブレーキの交換方法(取り付け方)
ここからはロードバイクのブレーキの具体的な交換方法(取り付け方法)について紹介していきます。画像や言葉だけだと分かりにくいので、一緒に載せているYouTube動画も参考にしてみてください。
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ブレーキの効きが悪くなってきたと感じたら、まずはブレーキシューの交換を検討してみてください。ホイールのリムに直接当たる部分なので、ここに新しいものや質の高いものを取り付けるだけでも、体感できるレベルでブレーキ性能が向上します。ブレーキシューの交換だけでしたら、初心者でも割と簡単にできるので、気軽にチャレンジしてみてください。
ブレーキキャリパーの交換方法については、動画を参考にしてください。どうしても上手く行かないという場合には、諦めて自転車屋さんに頼むのも良いでしょう。
ロードバイクのブレーキの調整方法
ロードバイクのブレーキは、一般的なママチャリに比べてほとんど隙間が無いように設計されています。そのため調整を間違ってしまうと、ホイールが回る度にブレーキシューに擦ってしまうという事態に陥ってしまいます。動画を参考にして調整してみてください。
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ロードバイクのブレーキのおすすめ商品①SHIMANO(シマノ) 105-5800 BR-5800-FR (種類)キャリパーブレーキ
ここからはロードバイクにおすすめのブレーキについて紹介していきます。どれに交換したらいいのか分からないという人は参考にしてみてください。
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こちらの商品はSHIMANOのラインナップの中で中級モデルとして人気が高い「105シリーズ」のブレーキキャリパーになります。一流の選手が使うことはありませんが、ホビーライダーにとっては十分すぎるほどの軽さと剛性を持っています。105シリーズは、値段もお手頃なので気軽に買えるところも魅力ですね。
ロードバイクのブレーキのおすすめ商品②SHIMANO(シマノ) BR-5800 (種類)キャリパーブレーキ
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ロードバイクのブレーキのおすすめ商品③SHIMANO(シマノ) BR6800 R55C4 (種類)キャリパーブレーキ
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こちらの商品は先ほどの105シリーズより1ランク上のグレードである「アルテグラシリーズ」のブレーキキャリパーになります。表面の加工にもより高級感を感じられる仕様になっていますね。
ロードバイクのブレーキのおすすめ商品④シマノ ティアグラ SHIMANO TIAGRA BR-4600 (種類)キャリパーブレーキ
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41nqj%2ByI2RL.jpg
こちらの商品は、最初に紹介した105シリーズの一つ下のグレードである「Tiagraシリーズ」のブレーキキャリパーになります。重量などの性能は、少しだけ物足りない部分がありますが、SHIMANO製であり、ちゃんとしたロードバイク用のコンポーネントなので、どこの国の商品なのか分からないものを使うよりは良いでしょう。
ロードバイクのブレーキのおすすめ商品⑤Backtour®ディスクローター 160mm (種類)メカニカル ディスクブレーキ
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現在キャリパーブレーキを使っているという人は、思い切ってディスクブレーキに交換してみるのはいかがでしょうか。こちらのディスクブレーキは、マウンテンバイクに用いられることが多い油圧式ではなく、機械式のモデルになります。ロードバイクの場合は、強烈な衝撃が加わることも少ないので、油圧式ではなく機械式のディスクブレーキがおすすめです。
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ロードバイクのブレーキを調整して安全なサイクリングを楽しもう!
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しっかりと整備されたブレーキで、いつでもしっかりと止まれることを心がけて、安全なサイクリングを楽しんでください。
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