そもそもドロップハンドルとは?
ロードバイクなどに搭載されているハンドル
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ドロップハンドルとは、主にロードバイクに使われる上記の画像のような折れ曲がったデザインのハンドルです。前傾姿勢がとりやすいフォルムとなっており、シチュエーションに合わせてハンドルの握る部分を変えることで余計な力を入れずに自転車を操作することが可能になっています。
クロスバイクもドロップハンドル化できる
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ストレートハンドルを特徴とするクロスバイクもカスタムによってドロップハンドル化することが可能です。詳しくは後述しますが、ドロップハンドル化には利点も欠点もあるのでカスタムの際には慎重に精査して改造に取り掛かりましょう。
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クロスバイクをドロップハンドル化する利点
見た目がかっこよくなる
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クロスバイクをドロップハンドル化する利点と言ったら何といっても見た目がかっこよくなること。ドロップハンドルにするだけで本格的なフォルムにすることができます。操作性もそれに伴い上昇。ダウンヒルなどでの快適な走行にもつながります。
ロードバイクを買うよりも安上がり
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クロスバイクをフルカスタムでドロップハンドル化してもおおよそ3万円程度には収まります。そのため新たにロードバイクを買うよりもだいぶリーズナブル。ロードバイクは安いものでも10万円ほどするモデルが多く、クロスバイクをドロップハンドル化すれば3分の1ほどの予算でロードバイク気分を楽しむことができます。
クロスバイクをドロップハンドル化する欠点
ブレーキに互換性がない
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クロスバイクをドロップハンドル化するときに一番の問題となってくるのが、「ブレーキに互換性がないこと」です。というのも、多くのクロスバイクで採用されているVブレーキというシステムがドロップハンドルと相性が悪く、ワイヤーのひき幅が合わないので使用できないのです。そのためハンドルだけでなくブレーキ周りも交換することが必要となってきます。
シフターなども交換が必要な場合も
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ブレーキ系統の交換が必要ということはシフトを変更するシフターも交換の可能性が出てきます。多くのロードバイクで使われるようなSTIレバーを使いたい時は交換が必須でしょう。この場合クロスバイクのトリガーシフターは使用できなくなります。
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クロスバイクをドロップハンドル化するときに必要なもの:①ミニVブレーキ
ワイヤーの長さが短くて済むVブレーキ
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前述の通り、クロスバイクをドロップハンドル化する際に必要となってくるのがブレーキの交換。ロードバイクで主に使用されるキャリパーブレーキと呼ばれるものはクロスバイクには取付穴がついておらず使用することができません。そこでおすすめなのがこちらのミニVブレーキと呼ばれるアイテム。Vブレーキの機構そのままでひき幅が小さくて済むように設計されたブレーキです。このアイテムならドロップハンドルにする際にもワイヤーの長さで苦労することがありません。
おすすめミニVブレーキ:SHIMANO BR-R353
引用: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71FxgpbTTUL._SL1500_.jpg
多くの人がドロップハンドル化する際に使用しているのがこちらのSHIMANO BR-R353です。STIシフターとの相性が良く、しっかりとしたグリップ力でブレーキしてくれます。非常にしっかりと効いてくれるので全店してしまわないよう注意です。
クロスバイクをドロップハンドル化するときに必要なもの:②STIシフター
ドロップハンドル化する際に欠かせないアイテム
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ドロップハンドル化する際に欠かせないアイテムと言えばこちらのSTIシフターです。ドロップハンドル操縦中に手を放さずにギアを変えることができて非常に便利。前述のミニVブレーキに組み合わせて使いましょう。
おすすめSTIシフター:SHIMANO STIレバー Claris
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こちらもミニVブレーキと同じく多くの人がドロップハンドル化する際に使用しているアイテムです。変則動作やブレーキングがスムーズでストレスのない操作感が人気の秘密。値段もリーズナブルなので気軽に購入しやすい商品となっています。
フロントディレイラーも併せて交換を
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フロントディレイラーと呼ばれる部品もドロップハンドル化する際に必要なアイテムとなってきます。というのは、ロードバイクとクロスバイクではギア変速時のワイヤーのひき幅が違うためそのままでは使用できないのです。リア8速のものであれば上記のSHIMANO FD-2403がおすすめです。
クロスバイクをドロップハンドル化するときに必要なもの:③ハンドル
好みのハンドルを選びましょう
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ドロップハンドルの主役とも言えるハンドルは、基本的には好みのものを選んでオーケー。ステムと合う直径のものならば何でも使用することができます。ステムは後述しますが別で買うことになるので両方同時に選んでしまうのが良いでしょう。
店頭で試してみるのがベター
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ハンドルの曲がり幅や握り具合など画像ではわかりづらいポイントもあるので店頭で試してから購入するのがベター。買ってから公開することが無いようにしましょう。上記は末広がりのタイプ。ほかにも緩やかなタイプや角度がついたタイプなど色々な種類があります。
クロスバイクをドロップハンドル化するときに必要なもの:④ステム
ハンドルと一緒に購入しよう
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ステムとは自転車のフレームとハンドルをつなぐ軸のような部品のこと。こちらもドロップハンドルに交換する際には変更することが多いパーツとなっています。ステムによってとりつけられるハンドルの直径が変わってくるのでハンドルと一緒に購入するようにしましょう。
ステムの長さによってハンドルとの距離を調節
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ステムには色々な長さのものがあり、その長さによって操作性が大きく変わってきます。ステムが長くなればなるほど前傾姿勢に近づきスピードアップしますがそのぶん操作性が落ち、短くなればなるほど操作性は上がりますがスピードは出づらくなります。クロスバイクをドロップハンドル化するとハンドルとの距離が遠くなりがちなので少し短めのものをおすすめします。
クロスバイクをドロップハンドル化するときに必要なもの:⑤バーテープ
好きな色のアイテムを選ぼう
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ドロップハンドルの見た目を決める重要なアイテムがこのバーテープです。滑り止めなどの役割を持ち、様々なカラーがあるのが特徴です。特に決まりはないので好きなアイテムを選ぶようにしましょう。フレームのカラーと合わせるのもおしゃれです。
引っ張りながら巻いていこう
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バーテープはほつれてしまわないように強めに引っ張りながら巻いていくのがコツ。こちらも特に決まりはありませんが、金属部が露出しないようにすると美しい見た目となります。
クロスバイクをドロップハンドル化するときに必要なもの:⑥各種工具類
ワイヤーの調整に必要なニッパー
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ワイヤーの調節に必要なニッパーは、ドロップハンドル化するときの必需品。細かいブレーキ調整などが必要となってくるのでこれ無しでは作業が始まりません。おすすめはワイヤーニッパーと書かれている商品。固いワイヤーをスパッと切ってくれるのでストレスなく作業することができます。
ボルトを締めるための六角レンチ
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パーツを組み合わせて作るドロップハンドルは各種ねじ止めも必要。そんなときに出番となるのがこの六角レンチです。なるべく色々なサイズ感のものがあるといざというときに工具が足りないと焦らずにすむでしょう。
クロスバイクのドロップハンドル化の結論
手間と技術が必要
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クロスバイクのドロップハンドル化は利点もあるものの、どうしても手間と技術が必要になってきます。自転車に慣れていない初心者の型だと苦労が多いカスタムと言えるでしょう。どうしても今のクロスバイクをドロップハンドルにしたい人や、パーツへの知識を深めたい人向けだと言えます。とはいってもやはりかっこよさには勝てないもの。もしドロップハンドルにカスタムしたい時にはこの記事を参考に改造に取り掛かって見ましょう。