椅子の高さを調整して腰痛やヘルニアを防止しよう
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現代はパソコンなどの普及により、デスクワークの量が増えていっている時代でもあります。そんな時に重要なのが椅子の高さ。これが合っていないと長時間座っていた時などに姿勢に無理が生じ、腰痛やヘルニアの原因ともなってしまいます。そこで以下ではそんな椅子の高さの調整方法をご紹介。普段使っている椅子でも高さを調整することで驚くほど快適になりますよ。
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椅子の高さの調整法:①まずは基本の計算式を覚えよう
基本の椅子の高さは身長×0.25-1
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まずは人間工学的に正しいとされている基本の椅子の高さの計算式を覚えましょう。適正とされる椅子の高さは、身長×0.25-1で割り出されます。身長が170センチの場合には41.5センチですね。日本人の平均身長は170センチほどなので、日本で販売されている椅子はおおむね40~42センチほどに標準の高さを設定しているものが多くなっています。
抑えたいポイントは2つ
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計算式で割り出される椅子の高さはあくまで目安。ひとそれぞれ足の長さなどにも違いがあるのでうのみにしすぎるのも良くありません。目安の高さに調節したら、いくつかチェックしたいことがあります。まずは、足がかかとまでしっかりと地面につくこと。足が宙ぶらりんだとももの血流が妨げられ足がしびれる原因となります。2つ目は、座ったときに膝と腰の角度が90度になっているかということ。ここが90度になっていると無理なく姿勢を保つことができます。
椅子の高さの調整法:②高さが足りないときにはクッションを利用しよう
高さが調節できないタイプの椅子はクッションでカバー
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椅子の高さを調節しようと思ってもアジャスターがついていないものだとその調節も一苦労。足を足したり切ったりするしかないとなると調節する気も起きなくなってしまいますね。そこでおすすめなのが座面に引くタイプのクッション。椅子が低すぎるときに簡単に高さを調節することができます。
素材は少し固めがおすすめ
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クッションの素材はやや固めのものがおすすめ。あまり柔らかすぎるものだと、椅子に座ったときに姿勢が沈み込んでしまい腰痛などを引き起こしやすくなります。特にデスクワーク用の椅子にはビーズクッションのようなふわふわとした素材のクッションを利用するのは避けましょう。その場では心地よくても、筋肉に無理な負担がかかりやすくなります。
椅子の高さの調整法:③机やデスクとの差尺を考える
机と椅子のバランスが重要
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椅子の高さを調節すると同時に気を付けたいのは机やデスクとの関係です。いくら椅子が適切な高さに調節されていても机とのバランスがとれていないと姿勢に無理が出てきてしまいます。
差尺(さじゃく)を考える
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ここで重要になってくるのは、差尺と呼ばれる机と椅子の隙間部分。この差尺は、椅子の座面と机の天板との距離を表しています。適切とされるのは27センチ~30センチ程度の差尺。この範囲に収まっているとバランスよく姿勢を保つことができます。
パソコン作業の際には一段低めに机を設定
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パソコン作業をするときには差尺をやや少なめにとるのが良い姿勢を保つコツ。27~30センチは物を読み書きするのにはぴったりですが、キーボードやマウスを操作するのには少々高すぎることが多いためです。25~27センチ程度を目安に差尺を調節するとパソコンでの作業もしやすくなるでしょう。
椅子の高さの調整法:④くつろぐ用の椅子は少し座面を低く設定
深く腰掛けるリラックス用の椅子
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デスクワークではなく、リラックスするための椅子は計算式で導かれた目安となる高さよりも少し低めに調節するのがおすすめ。座面が低いことにより、より深く腰掛けることができ、姿勢が少々崩れても安定感を保つことができます。
目安は基本高さ-3センチほど
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リラックス用の椅子の高さは目安の高さよりも-3センチほどが目安。そのくらいの高さだと、腰に負担をかけることなくくつろぐことができます。あまりに低すぎると膝から下が窮屈になり、かえってリラックスできなくなるので注意が必要です。
椅子の高さの調整法:⑤足部分につけるクッションも活用しよう
椅子の見た目を変えずに高さを調節
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座面に置くクッションは椅子の雰囲気が壊れてしまうから使いたくない、という方におすすめなのが椅子の足部分につけるクッション。これを使えば椅子の見た目を変えることなく高さを調節することが可能です。
100均などで売っているフェルトを活用しよう
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足につけるクッションは手作りしやすいのも嬉しいポイント。100均などで売られているフェルトを使うことによって簡単に作ることができます。
勉強やパソコン作業をするときにおすすめな椅子4選!
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椅子の高さの調整法を知ると、気になってくるのはどんな椅子に座ろうかということ。そこで以下では勉強やパソコン作業する際におすすめな椅子を厳選して4点集めました。どれも姿勢を無理なく保つような工夫がされるのでデスクワークに最適。ぜひ参考にしてお気に入りの椅子を探してみてくださいね。
勉強やパソコン作業をするときにおすすめな椅子:①HermanMiller アーロンチェア
世界中で愛される名作ワークチェア
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世界中で愛されるワークチェアの名作がHermanMillerが発売しているアーロンチェアです。クッションを排除した代わりに独自の編み込み構造を採用。クッションがなくても編み込みによるサスペンションが優しく体を包み込んでくれます。少々お値段は張りますが、作業の効率化に大きく貢献してくれる椅子となっています。
抜群のフィット感で腰痛を防止
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アーロンチェアの特徴は何といってもそのフィット感。どんな姿勢でいても体にしっかりとフィットしてくれるので腰痛の予防にも最適です。背もたれのS字状のカーブは背骨の形状を考えてのもの。座るだけで猫背の改善にも力を発揮してくれます。
勉強やパソコン作業をするときにおすすめな椅子:②Wilkhahn オン
座りながらも動くという新発想
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Wilkhahnが発売しているワークチェアのオンは、座りながらも動くということをコンセプトにした椅子です。前後だけでなく左右にも動くことのできる「トリメンション」という新機能を搭載。健康的に座る、という新しい感覚を提案してくれるアイテムとなっています。
左右に動いても均等に圧力を分散
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大きく動いてもお尻にかかる圧力が均等なのがこのオンの特徴。そのため血行不良などになりづらく、腰痛持ちの方でも腰を痛めることなく座ることができます。素材には通気性の良いファイバーフレックスを使用。暑い夏でも快適に作業することができます。
勉強やパソコン作業をするときにおすすめな椅子:③ルームワークス DXRACER
椅子に座りっぱなしのゲーマーに向けて開発された椅子
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ルームワークスが発売するこのDXRACERはいわゆるゲーミングチェアと呼ばれる椅子の一つ。一日に10時間以上椅子に座りっぱなしのゲーマーに向けて開発された商品ですが、もちろんデスクワークで使っても快適に使用することができます。特徴はレーシングシート由来のフィット感のあるデザイン。スタイリッシュでいながらも3次元的に体をサポートしてくれます。
勉強やパソコン作業をするときにおすすめな椅子:④Ergohuman ベーシック
多彩な機能を備えた高機能ワークチェア
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Ergohumanのベーシックは、座る人のことを考えた様々な調節機能が魅力の商品です。調節可能なヘッドレストをはじめ、背もたれやひじ掛け、座面の高さや位置などの調節機能も搭載。自分好みにカスタマイズすることによってぴったりの座り心地にすることができます。
椅子
まとめ
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以上、椅子の高さの調整法やおすすめのワークチェアをご紹介いたしました。椅子は高さを調節することでより快適に座ることができます。正しい調整法を知って、健康的に勉強や仕事に励みましょう。