アロマオイルをブレンド!作り方・効能・必要道具を解説!
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「アロマオイルをブレンドしたい」というあなたのために作り方やレシピ、効能、必要道具などを解説します!是非、2種類以上のアロマオイルをブレンドして自分好みのアロマオイルを作りましょう!
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アロマオイルのブレンドのメリット
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アロマオイルをブレンドするメリットは、新しい香りを生み出せる、つまり、自分好みに仕上げられる点です。勿論、1種類のアロマオイルを楽しむのもおすすめですが、2種類以上のアロマオイルを組みわせることで香りや深みが増し、様々なバリエーションを楽しむことができます。また、2種類以上のアロマオイルをブレンドすることで効能や作用も高まりますし、気分や体調によって変化を楽しめるのも魅力ですね。
更に、アロマオイルには皮膚刺激や毒性などのマイナスな面もあるのですが、2種類以上のアロマオイルをブレンドすることで緩和させることもできるんです。ブレンドする手間はかかりますが、「自分好みのアロマオイルを作りたい」という方は是非、実践してみましょう。
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アロマオイルのブレンドに必要な道具
続いて、アロマオイルをブレンドする際に必要な道具をご紹介します。
道具1.ガラス製ビーカー
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ガラス製ビーカーは、アロマオイルを計量する際に必要な道具です。目分量で行うと、仕上がりに影響が出るので細かく計測する必要があります。また、アロマオイルをブレンドするだけでなく、手作りの香水や化粧水を作る際にも重宝します。また、ガラス製であることも重要です。ガラス製だと「香りが移らない」のと、「手入れが簡単」というメリットがあるからです。理科の実験で使用するような大きめのものは必要ありませんが、50~100ml程度のビーカーを用意しましょう。
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道具2.遮光性ガラスビン
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遮光性ガラスビンは、アロマオイルの保存に必要な道具です。アロマオイルを保存したり、作成した香水や化粧水などを保管したりするときに使用します。また、小分けしておけば芳香浴の際に便利ですし、旅先にも持ち運べます。ただし、重要なのが遮光性のガラスビンを使用すること。透明のものやポリエチレン素材のものだと、紫外線を通してしまうので注意が必要です。サイズは50㎜~100㎜がおすすめです。
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道具3.ガラス棒
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ガラス棒は、アロマオイルを混ぜるときに必要な道具です。ただ、料理に使用したものだと匂いが移るので、ブレンド用に新しいガラス棒を用意してください。また、箸や計量スプーンなどでもOKですが、新しいものを購入してくださいね。
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道具4.ピペット・スポイド
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ピペットやスポイドは、1㎜などの少量の計量に必要な道具です。ほんの少しの量で香りに変化が起きますので、用意しておくと便利です。ガラス製ビーカーで作成したアロマオイルブレンドする時だけでなく、遮光ビンに移動させるときにも重宝します。
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道具5.乳棒・乳鉢
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乳棒や乳鉢は、ハーブの実や樹脂などを砕く際に必要な道具です。用意しなくてもOKですが、ハーブや樹脂などもブレンドしたい場合には用意しておくことをおすすめします。ただし、ガラス棒と同様、匂いの移りを避けるために料理用とは別のものを用意しましょう。
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アロマオイルをブレンドする前に①:香りのノート
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ブレンドの作り方やレシピをご紹介する前にブレンドの基礎を抑えておきましょう。まず、アロマオイルは、種類によって「香り始める速度」や「香りの継続時間」が異なるのをご存知でしょうか?この違いを「ノート」と呼び、香り始める速度が最も早いものを「トップノート」、続いて「ミドルノート」、最も遅いのを「ベースノート」と呼びます。この3種類をバランスよく配合することで最高の仕上がりになるんです。
トップノート
香り始める速度が最も早く、第一印象を決める重要な香りです。20分程度の継続時間ですが、トップノートが無いと香りが弱くなり、印象が薄くなります。
ミドルノート
トップノートの後に香り始めるのがミドルノートです。1時間~2時間程度の継続時間で、中核を担う重要な香りになります。
ベースノート
香り始めが最も遅く、最も香りの持続時間が長いのがベースノート。香りの仕上がりを決める重要な部分です。香りの深みや落ち着きを与えれくれるのもベースノートの役割です。
アロマオイルをブレンドする前に②:香りの強さ
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また、アロマオイルには香りの強さに違いがあるのをご存じでしょうか?アロマオイルは、香りの強いものから薄いものまで様々です。つまり、強い香り同士だと香りがきつくなり、逆に弱いもの同士だと薄い印象になってしまいます。香りの強いものと薄いものをバランスよくブレンドすることも重要です。
強
ローズ、ジャスミン、シナモン、レモングラス、カモミールなど。
弱
ベルガモット、ラベンダー、グレープフルーツ、サイプレスなど。
アロマオイルをブレンドする前に③:香りの種類
続いて、アロマオイルの種類も抑えておきましょう。
柑橘系
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柑橘系は、グレープフルーツやベルガモットなどの柑橘系の果物から抽出したアロマオイル。爽やかでみずみずしい香りが特徴的。リフレッシュしたい時におすすめです。
ハーブ系
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ハーブ系は、ハーブの花や葉から抽出したアロマオイル。スペアミントやセージなど、スーッとするような清涼感のある香りが特徴的。ストレス解消の他、呼吸器系の予防などの効能があります。
フローラル系
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フローラル系は、花から抽出されるアロマオイル。華やかで甘い香りが特徴的。緊張の緩和や不安解消の効能があります。ジャスミンやラベンダー、ローズなどが代表的。
樹木系
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樹脂系は、樹皮や葉、枝などから抽出したアロマオイル。森の中にいるような心が落ち着く香り。リラックスしたい時やぐっすりと眠りたい時におすすめです。また、香りの持続時間が長いのでベーストップに使用されます。
樹脂系
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樹脂系は、木の樹脂から抽出されたアロマオイル。落ち着きのある重厚感のある香りが特徴的。心を落ち着かせたい時におすすめです。また、香りの持続時間が長いのでベースノートに用いられます。
エキゾチック系
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エキゾチック系は、東南アジアや中東に生息する植物から抽出したアロマオイル。官能的な香りが特徴的。個性的な香りなので、ブレンドするとバランスの良い仕上がりになります。イランイランやサンダルウッドなどが代表的。
スパイス系
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スパイス系は、香辛料から抽出されたアロマオイル。刺激の強い香りが特徴的。香りのアクセント付けに使用します。グローブやシナモン、ジンジャーなどが代表的。
アロマオイルをブレンドする前に④:香りの相性
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また、アロマオイルには相性があるので何をブレンドしてもOKということではありません。アロマオイルの種類によって相性が変わってくるのでブレンドする際は香りの相性にも着目しましょう。
香りの相性を知るにはこちら!
アロマオイルの相性表
IAA国際アロマニスト協会
アロマオイルのブレンドの3つのポイント
アロマオイルをブレンドする際のポイントは3つです。
1.相性の良いものをブレンドする
まず、前提として相性の良いアロマオイル同士を組みわせることが重要です。上記で挙げたアロマオイルの相性表を確認しつつ、ブレンドするアロマオイルを決めましょう。
2.違うノートをブレンドする
アロマオイルは種類によって香りの持続時間が異なります。異なるノートのものを組みわせることで香りの変化を楽しめますし、香りの持続時間もアップします。
3.香りの強弱を考える
香りの強弱も考慮しましょう。強いもの同士だと、香りがキツくなりますし、弱い者同士だと印象の薄い仕上がりになります。強いものと弱いものをバランスよく配合しましょう。
アロマオイルのブレンドの作り方
作り方1.アロマオイルのテーマを決める
まずは、アロマオイルのテーマを決めましょう。リフレッシュ目的なのか、睡眠の質を高めるために使用するのか、などを決定し、アロマオイルの仕上がりをイメージしましょう。
作り方2.メインのアロマオイルを選択する
続いて、メインとなるアロマオイルを選びましょう。効能で選ぶのもおすすめですし、香りで選ぶのもおすすめです。自分の目的に沿ってアロマオイルを選びましょう。
作り方3.相性の良いアロマオイルを選ぶ
続いて、メインと組みわせるアロマオイルを選びましょう。同系のものを選ぶと失敗が少なくなります。また、効能を補う意味で選ぶのもおすすめです。
作り方4.配合する比率を決め、ブレンドする
最後に、アロマオイルの配合比率を決めます。一般的には2~3種類程度のアロマオイルをブレンドするのですが、メインを少し多めに使用するのがおすすめです。
アロマオイルのブレンド後の楽しみ方
アロマオイルのブレンド後の楽しみ方をご紹介します。
アロマランプで香りを楽しむ
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電球でアロマオイルに熱を加え、香りを充満させる方法です。受け皿にブレンドしたアロマオイルを3~4滴落として香りを楽しみます。
アロマ加湿器で香りを楽しむ
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アロマ専用のものに限りますが、加湿器にも使用できます。冬の乾燥する時期の加湿にもなりますし、香りを楽しむこともできます。
お湯にアロマオイルを入れて香りを楽しむ
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マグカップにお湯を注ぎ、その中にアロマオイルを入れて香りを楽しむ方法もあります。お湯の蒸気とともに、部屋中にアロマの香りがふわっと広がります。勉強時におすすめですね。
植物オイルや水溶性ジェルと混ぜて体に塗る
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植物オイルや水溶性ジェルと混ぜて、アロマトリートメントとして使用することもできます。ただ、アロマオイルをそのまま体に付着するのは危険ですので必ず希釈してから使用してください。植物オイル50mlに対し、アロマオイルを2~3滴が目安です。多く使うほど効能が高まる訳ではないので注意してくださいね。
香水として楽しむ
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香水としての楽しみ方もあります。自作で香水を作るのは非常に簡単ですし、自分好みに香りを調整できるのが魅力的。香りの持続時間は市販のものと比べると短いですが、ふんわりとした優しい香りに仕上がるので香水嫌いの方でも気兼ねなくご使用いただけます。
アロマオイルのブレンド香水の作り方
引用: http://sozaing.com/?download=%E9%A6%99%E6%B0%B4
香水の作り方は非常に簡単。無水エタノールを用意していただき、ブレンドしたアロマオイルと混ぜるだけ。目安としては、無水エタノール30mlに対し、アロマオイルを50滴程度です。香水の匂いが薄いと感じれば、アロマオイルを加えても構いません。自然由来の優しい香水に仕上がるのでとてもおすすめです。
アロマオイルのブレンドのおすすめレシピ
アロマオイルのおすすめレシピをご紹介します。
レシピ1.ストレス解消には
ベンゾイン3+サンダルウッド1+ローズ2
レシピ2.ぐっすりと眠りたいときは
ラベンダー4+ペパーミント1+マジョラム2
レシピ3.冷えが気になるときは
オレンジ・スイート3+ジンジャー1+マジョラム2
レシピ4.リフレッシュしたいときには
オレンジ5+グレープフルーツ3+ベルガモット2
レシピ5.集中力を高めたいときには
レモングラス3+ライム2+クローブ1+月桃1
アロマオイルのブレンドに適した時間帯
嗅覚のクリアな午前中
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ブレンドする際は、嗅覚がクリアな午前中をおすすめします。頭も冴えている時間帯なので香りの調合に適しています。また、食後や空腹時は匂いの判断が難しいのでおすすめできません。朝起きて行うか、朝食後2~3時間程度たった後にブレンドすることをおすすめします。
アロマオイルのブレンドの注意点
最後にアロマオイルのブレンドの際の注意点をご紹介します。
敏感肌・アレルギー体質の人はパッチテストを
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アロマオイルは皮膚に優しそうなイメージですが、敏感肌の人やアレルギー持ちの人は必ずパッチテストを行ってください。やり方は、コットンなどにアロマオイルを数滴含ませて、腕の内側などの皮膚の柔らかい部分に密着させます。そして、テーピング後、皮膚の状態を見ます(24時間が目安)。変化がないようだったら使用してもOKです。ただ、使用後に皮膚に異変があった場合には、直ちに使用を中止し、医師に受診してください。
病中・持病のある方は控える
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病中の方や持病持ちの方は必ず医師と相談したのち、使用するようにしてください。アロマオイルの種類によっては症状を悪化させるものもありますので、注意してください。
妊娠中の方も控えること
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妊娠中の方はアロマオイルの使用を控えてください。ペパーミントなどはつわりに効果的ですが、胎児に影響を及ぼしかねないのでアロマオイルの使用を控えるようにしましょう。
まとめ
アロマオイルのブレンドの作り方やレシピ、効能などをご紹介しました。アロマオイルをブレンドする際は、相性の良いものをブレンドすること、そして、香りの持続時間や強弱に気をつけてブレンドするようにしましょう。また、ブレンド後はアロマ加湿器に使用したり、アロマトリートメントとして使用したりもできます。また、香水の手作りも楽しめます。是非、アロマオイルをブレンドし、自分好みのアロマオイルを作りましょう!