フィアット500cは故障が多い?オープンやツインエアの実情をご紹介
「トリノのイタリア自動車製造所」という意味を持つフィアットは「フィアット、陸に、海に、空に」のスローガンのもとで自動車やその他乗り物などを手掛けている一大企業です。
そんなフィアットの車は有名なアニメ作品「ルパン三世」にも登場することから実物は知らないけど名前だけは聞いたことがあるという方はおられるのではないでしょうか。
その中でも今回紹介するのはフィアットの500C。故障が多いと言われるイタリア車ですが、果たして500Cは故障が多いのか?オープンやツインエア、MTなど操作の特徴から中古まで見ていきます。
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そもそも故障が気になるフィアット500cとは?
フィアット500が初めて登場したのは1936年頃のことで現行モデルは3代目となっています。その風貌は登場時からあまり変わることがないレトロなルックを大事にしながらも機能性を現代的に強化されてきているようなイメージでした。
フォルクスワーゲンのビートルのように可愛らしいデザインにレトロが組み合わさることで男性のほか女性からも人気を集めています。
引用: http://openers.jp/wp-content/uploads/2015/07/1306628/top.jpg
その中でも500cはフィアット500のコンバーチブル仕様で屋根がポッカリ開いてオープンカーのような見た目になるモデルです。
故障が気になるフィアット500cのオープンの実情
引用: https://www.instagram.com/p/BjkZURKATNs/?tagged=500c
フィアット500cのオープンはオープンカーと同じものかと言えばそういうわけではありません。というのも500cで開閉されるのは天井だけであり、サイドが開くというわけではないからです。
通常のオープンカーならサイドまで開放されていることを考えるとフィアット500cのオープンは控えめなオープンということになります。
故障が気になるフィアット500cのオープンは実際どんな感じなのか
オープンカーよりコストが安い
オープンカーとクローズドタイプの車では構造が違うわけですが、クローズドの剛健性はフレームのおかげで確保されるのに対してオープンカーはその分フレームが弱くなるため違った構造を用いています。
このとき500cは普通と違ったオープンなのでクローズドと同じようなフレームを用いることで本物のオープンよりもコストを安く済ませることが出来ています。
開放感は通常のオープンより劣る
屋根だけしか開かない500cはサイドまで開放されるオープンと比べたら解放感が劣ります。
全開放すると後ろが見えにくい
500cでオープンを全開放すると後ろ側に布が折り畳まれたような構造になります。この状態だと布のような部分が邪魔になり後方確認がしにくい状況となってしまうのが難点です。
半開放くらいがちょうどいい
500cのオープンは開放具合を調整できるためどの程度開くかを気分で変えられます。このとき全開放したら後方が確認しにくくなるわけですが、布が後部に積み重ならい程度に開けばオープンさせつつ後方の確認まで出来るためちょうど良くなります。
オープンは恥ずかしいけど500cなら・・・
通常のオープンカーだと開放感が高く500cは控えめで劣る・・・これを逆手に利用して「恥ずかしいけどオープンに乗ってみたい」という人には需要が合うかもしれません。
故障が気になるフィアット500cのツインエアの実情
ツインエアこと直列2気筒エンジンは63kW/5,500rpmの出力とリッター26km/lという低燃費を実現したものです。コンパクトなボディにコンパクトなツインエアが1トン程度の軽い車を力強く引っ張ります。
さらにツインエアの音のリズム感が独特で気持ちがよく好きな人は癖になるような感じです。
引用: https://www.instagram.com/p/BjWLjZgABj9/?tagged=500c
フィアット500cのMTみたいなデュアロジックとは
引用: https://www.instagram.com/p/BTGR1gMhqw1/?tagged=%E3%83%87%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF
フィアット500cにはMTに似たデュアロジックというものが搭載されています。公式サイトによる詳細はこのような感じです。
この最先端デバイスは、マニュアルトランスミッション特有のダイレクトな感覚に加え、パフォーマンスを大きく向上。 同時に、コントロールシステムがドライバーによるミスシフトを防ぎ、トランスミッションの誤作動を回避するため、運転中の安全性を大幅に向上することにも貢献します。
これを優しく言い直すとMTのような走行感を実現しながら実際にはMTのようにクラッチシフト操作をしなくても自動で変速する仕組みになっているようです。
MT車に乗っている感覚を楽しみたいけどMTには自信がないので自動で変速してくださいといった感じ、つまりはオートマのようにも思えます。
モードとしてはMTとATを切り替える仕組みもあるとのこと。
フィアット500cは本当に故障するのか?
故障の多いイタリア車の中でもフィアットフィアット500cは故障が多いのかについて調べたところ、本当に「故障した」と言えるほどのものよりも定期点検や定期パーツ交換を怠ることによる故障などが見受けられました。
確かに3代目が登場した2000年代は故障があったりもしたようですが、マイナーチェンジなどを得てそういった部分も改善されることで今ではそこまで故障するような感じではなくなっているようです。
フィアット500cは定期点検をしっかりすれば故障しない?
フィアット500cについて実際に乗っている人の意見では定期点検をしっかりすれば故障しないようです。
その内容は1年毎に定期点検や5000kmごとのオイル交換、20000kmごとのミッションオイル交換、デュアロジックオイル交換を薦められたときの交換などです。
このような至って普通の点検などをすれば500cは壊れないということができるのではないでしょうか。
フィアット500cの故障関連の口コミを確認
百聞は一見に如かずということで実際の口コミを確認します。
3年目の初回車検を経験した時点では、不動になるような故障は皆無ですし、ぽろぽろ部品が落ちるとか、古式ゆかしいネタは全くありません。
3年間乗っている人でも故障は皆無とのこと。部品が落ちるなんてのは2000年代の今ではもう考えられないことかもしれません。
これまで故障もないです。あえて言うなら、体が大きい人は、ちょっと狭いと感じるかもしれません。
故障ではないものの体が大きい人には狭いかもしれないという意見、これは乗っている人が背の高い人でしょうか。
7年目にして初めての大きなトラブルに見舞われました。デュアロジックの故障。 トランスミッションの警告灯が点灯することがあった。 エンジンを切ったところ再始動できなくなった。
シフトレバーの部分となるデュアロジックが故障した方もおられるようですが、この方は7年乗車して劣化や寿命による故障のようです。結果的にデュアロジックアセンブリというものをまるまる新品に変更することで再び息を吹き返しましたが、25万円という出費になっています。
ヘッドライト、テールレンズの内側に水滴が付いてしまいます。
単なる結露なのか、はたまた故障なのかは定かではないものの他の人の回答には水滴はつかないというものがありました。
ソフトトップの位置認識エラー。 時々、S&Sのボタンが効かない
細かいエラーのようなものです。
たぶんフィアット500cだけでなくどんな車でも乗らなければバッテリーは上がります。
フィアット500cの中古価格
引用: https://www.instagram.com/p/BjHjAySHMvE/?tagged=500c
フィアット500cの中古価格は最安中古(ツインエアじゃない)が50万円前後、平均中古が200万円前後、最高中古で300万円ほどとなっています。
中古でもこの価格だと中古と新品の価格差が大してないので故障を考えたら中古ではなく新品を買っておいた方がいいかもしれません。
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フィアット500cの故障他特集でした!
引用: https://www.instagram.com/p/BjGMjybnbIi/?tagged=500c
フィアット500のオープンモデルについてツインエアエンジンからオープンの実情、故障関連の話題などを確認しました。実際のところ普通に乗れば故障はほぼほぼないと思われますのでぜひ視野に入れてみてください。