全治まで放置は×指先骨折の種類や見分け方とは?治療方法も紹介
デリケートな指先は気づいたら骨折することもあり、見分け方法や治療が大切です。特にありがちなのが自宅を歩いていたら家具に足指をぶつけるパターン。
悶絶するほどの痛みを伴うものの、それが指先骨折なのか捻挫なのか打撲なのかは考えものです。そこで今回は指先に異変が起きた場合の骨折の見分け方法や骨折種類、おすすめ治療などを紹介します。
素早く全治させるためにも放置しないようにしましょう。
指先骨折の見分け方や治療の前に!
指先の骨折とは骨が折れるということです。
直達外力や介達外力により骨が変形、破壊を起こす外傷であり、構造の連続性が絶たれた状態のことである。
ウィキペディアでは難しい文言ですが、簡単に言うと骨に亀裂が入っていたり(不完全骨折)、骨が2つに分裂(完全骨折)するものと言えます。
見分け方や治療法が知りたい指先骨折の種類は?
骨折の中にも種類がたくさんあるものの、指先に限定すると主な骨折の種類は剥離骨折と粉砕骨折の2種類が挙げられます。
剥離骨折
剥離骨折は腱や靭帯が骨を引きはがすことで起こるものです。
粉砕骨折
指先の粉砕骨折は釘を打つときにハンマーで指を打ち間違えて起きることがあります。また足の指だと素足で走っている時に強く硬い物でぶつけることでも起きます。
指先の骨折の場合はちょうど爪があるため、その下に血液が溜まって黒くにじみ出ることもあります。
早く治療を!指先の骨折の見分け方とは?
治療を早めに行いたい指先骨折はそもそも骨折なのか?という部分の見分け方法が大切です。治療のためにも今回は指先骨折の見分け方法を簡単に紹介します。
見分け方1.痛みと腫れ
指先を骨折した時は激しい痛みと腫れを伴います。この時の痛みは指先を少し動かそうとするだけでも激しく痛みます。
また、放置したとしても骨折なら数日経っても痛みが引くことはありません。
見分け方2.医師の診断
骨折を見分ける一番の方法は医師の診断を求めること。通常ならX線検査など、骨の確認ができる方法で見分けます。
見分け方3.青黒い変色
指先を強くぶつけたときは内部で出血が起こり、表面上にも青黒い変色として現れます。
見分け方の次は指先骨折の自宅で出来るおすすめ治療方法
指先が骨折したけど病院には行きたくない、そんな方のために自宅で出来るおすすめ治療を紹介します。ただし素人による独学の治療はあまり良くありません。出来れば病院には行ってください。
患部を冷却
骨折をすると指先が炎症を起こして大きくはれ上がります。そんなときは冷却が定番です。
患部の固定
骨折した指先を無駄に動かしてしまうと、痛みの発生を強くすると共に治療が遅くなる可能性があります。
そのため支え木や棒、板などをつかって指先が動かないようにするのが大切。このとき紐で縛りますが、強く縛らず優しく縛ってください。
指先骨折の病院で受ける治療方法は?
病院では医師の診断の元におすすめ治療を受けますが、その際は患部の冷却や固定の他にも病院ならではの治療を受けることになります。
血液の除去
指先骨折により内部で大きな出血が見られたときは、その血液を排除することで圧迫感をなくす処置が取られることもあります。
手術
重度の指先骨折の場合は手術による治療を行います。
脱感作療法
指先が骨折したときは知覚過敏の状態になることがあり、痛みなどを敏感に感じるようになります。この知覚過敏の状態は骨折治療が終わった後も継続することがあるため、その状態を緩和、なくすために脱感作療法と呼ばれるリハビリ作業のようなものが行われます。
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指先骨折の見分け方でおすすめの治療を実践しよう
指先骨折の見分け方法や種類とおすすめ治療を紹介しました。放置すると全治までに時間がかかってしまうので、必ず指先骨折の見分け方法をしっかりして病院のおすすめ治療や自分で出来ることもしてください。