いちごの長持ちする保存方法を大特集!
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冬から春にかけて旬を迎える「いちご」。そんないちごですが、実が傷つきやすく繊細で傷みが早いのが特徴です。せっかく美味しいいちごを手に入れてもすぐに傷めてしまっては、もったいないですよね。そこで以下ではいちごの長持ちする保存方法を大特集!冷蔵での基本保存方法から、お酢やアルミホイルを使ったテクニックまで徹底的に解説いたしました。あなたのいちごの保存方法、実は間違っていたかも?
【いちごの長持ちする保存方法】①基本の冷蔵保存方法
基本の冷蔵保存方法:ヘタはとらない
まずはいちごの基本の冷蔵保存方法からご紹介していきます。いちごのヘタ部分ですが、冷蔵保存をするときには摂らないというのが原則。ヘタを取ってしまうとその部分から水分が蒸発していってしまい、いちごがしなびるのが早くなってしまいます。また、ヘタの部分からは栄養の成分も溶けだしていってしまうため、ヘタは取らないように注意しましょう。
基本の冷蔵保存方法:水洗いもしない
いちごを冷蔵保存するときには、「水洗いをしない」というのも原則。水に触れてしまうとそこから傷んでいってしまうほか、水洗いをしたときに加わってしまう手の力によってもいちごの鮮度が落ちて行ってしまいます。パックで買った状態のまま保存するように心がけましょう。
基本の冷蔵保存方法:ヘタを下にして5度前後の温度で保存
ヘタを取らず、水洗いも避けたいちごは上記のようにヘタ部分を下にして保存するのがおすすめ。こうすることによっていちごの実に負担がかからずに、比較的長持ちさせることができます。いちごが長持ちする温度は5度程度と言われているため、キンキンに冷えた場所ではなく、5度前後の温度に保たれている「野菜室」に入れて冷蔵しましょう。
冷蔵保存の期限は1週間ほど
いちごは非常に傷みやすいため、正しい方法で冷蔵保存していても、買ってから1週間程度が期限となります。それ以上保存したい時には、この後ご紹介するお酢洗いやアルミホイルテクニック、冷凍する方法を試しましょう。
【いちごの長持ちする保存方法】②常温で保存する場合には…
冷蔵と同じポイントで
常温で保存する場合にも、冷蔵する場合と一緒のポイントとなります。ヘタを取らず、水洗いもせずに、ヘタを下にして保存するようにしましょう。ラップなどをふんわりかけて、空気に触れないようにするといくらか長持ちします。
常温での保存期限は1日ほど
あまりないかと思いますが、常温でいちごを保存する場合の期限は1日程度となります。いちごは温度差に弱く、温かい場所に置いてしまうとすぐに傷んでしまうため、やむを得ずに常温で保存する場合には、温度や湿度が低い冷暗所で保存するようにしましょう。
【いちごの長持ちする保存方法】③アルミホイル冷蔵でより長持ち
アルミホイルなら10日ほど冷蔵保存可能
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より冷蔵で長持ちさせたい時には、アルミホイルを使ったテクニックがおすすめです。やり方は簡単で、「保存するいちごをアルミホイルで包む」だけ。アルミホイルで密閉することにより、空気に触れる面積が少なくなり、よりいちごを長持ちさせることができます。
ポイントはアルミホイルの口をしっかりと閉めること
アルミホイル保存のコツは、アルミホイルの口をしっかりと閉じること。ふんわりと包む必要はありますが、なるべく空気に触れないように密閉してしまうのがポイントとなります。こうすることによって1週間程度が期限の冷蔵いちごを、10日ほどに長持ちさせることができます。
【いちごの長持ちする保存方法】④お酢を使って洗うのもおすすめ
お酢の力で表面を殺菌する
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いちごの大敵となるのがカビの存在。パックの中にカビが生えたいちごがあると、どんどんと繁殖してほかのいちごまで傷ませてしまう原因となります。そんなカビを対策するためには、「お酢洗い」がおすすめ。お酢の殺菌力によって、表面のカビを綺麗に洗い流すことができます。お酢洗いの方法ですが、お酢と水を1:3の割合で混ぜた酢水にいちごをさらした後流水で洗い流すだけ。水で洗った後には、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を切ってあげましょう。
お酢を使えば農薬なども中和できる
お酢にはカビを殺菌する力だけでなく、農薬を中和する作用があるのも嬉しいところ。残留農薬が気になるときには、お酢洗いで農薬をしっかりと中和しましょう。
お酢がない時にはお湯洗いも◎
お酢がない時には、お湯を使う方法もおすすめです。やり方は、50度ほどの温度で30秒ほど洗うだけ。お湯によってカビが殺菌され、農薬もお湯に溶けだしていきます。あまり高い温度だと痛む原因となるため、50~60度ほどの温度を厳守しましょう。
【いちごの長持ちする保存方法】⑤冷凍保存する場合のポイント
冷凍保存なら2か月ほど保存することが可能
いちごをたくさん買いすぎてしまったりして1週間以内に食べきれない時には、冷凍保存がおすすめ。冷凍すれば、2か月程度はいちごの鮮度を保つことができます。
冷凍するとやや風味が損なわれる傾向あり
冷凍すると、冷蔵するよりもやや風味や味が損なわれる可能性あり。冷凍していちごの細胞が破壊されてしまうため、どうしても冷蔵より味の面では劣ってしまいます。新鮮ないちごは冷蔵してなるべく早めに食べてしまうのがおすすめです。
冷凍保存の方法
冷凍保存の方法ですが、まずはいちごのヘタを取ってさっと水洗いした後に砂糖を振りかけます。砂糖をあらかじめ振りかけておくことによって、冷凍にしたときの味の劣化をカバーすることができるのです。砂糖をかけたら、できるだけ空気を抜いた後にジップロックなどに入れて冷凍しましょう。冷凍すると甘みが失われる傾向にあるため、上記のように練乳を中に入れておくのもおすすめです。
【いちごの長持ちする保存方法】⑥ジャムにすれば長期保存可能
ジャムにすると1年以上保存することが可能
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さらに長期保存したい場合には、ジャムにしてしまうのがおすすめ。ジャムにすると1年以上は美味しく保存することができます。
いちごジャムの基本レシピ
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【材料】いちご850g、砂糖250g、レモン汁適量
1.水洗いしヘタを取ったいちごに砂糖を振りかけて水分が出るのを待つ。
2.30分ほど待って水分が出たら中火にかけて沸騰したら弱火に調節する。
3.アクを取りながら焦げないように煮詰めていく。
4.いちごが柔らかくなったらマッシャーなどで潰してレモン汁を加える。
5.適度にとろみがついたら完成!冷めるととろみが増すため少々水っぽいくらいでOK。
【いちごの長持ちする保存方法】⑦ひと手間かけてドライフルーツに
天日干しでできるドライフルーツのやり方
長期保存にはドライフルーツにするのも一つの手です。ドライフルーツなら半年ほどは保存することが可能となります。やり方は、薄くスライスしたいちごを重ならないように干しかごに入れて、ベランダなどの風通しが良い日陰に置いておくだけ。雨に濡れるとダメになってしまうため、天気には注意しましょう。
オーブンで短時間でできるドライフルーツのやり方
天日干しの手間が面倒だという方には、オーブンを使った作り方もあります。やり方は、いちごを薄くスライスしたら余熱無しで100度の温度に設定したオーブンで乾燥させるだけ。時々様子をみながらひっくり返してあげるとうまくできます。
【いちごの長持ちする保存方法】⑧いちごの鮮度判別方法
カビや黒ずみが出ているものはアウト
気になるいちごの鮮度判別方法ですが、カビが生えていたり黒ずみがあるものはパックから除外するのが鉄則。そのまま放置しておくと、カビがほかのいちごに広がってパックすべてがダメになってしまいます。
匂いも要チェック
また、異臭がするときには食べるのを避けるのがベター。異臭は腐っている証拠なので、食べてしまうと食中毒などを起こしてしまう危険があります。見た目、匂いのダブルチェックを怠らないようにしましょう。
適正温度や保存方法を知っていちごを長持ちさせよう!
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以上、いちごの保存方法を徹底解説いたしました。冷蔵するのにも、冷凍するのにもちょっとしたテクニックを使うことでよりおいしく保存することができます。ぜひ皆様もこの記事を参考にしていちごを美味しく食べてくださいね。