「東京喰種トーキョーグール」は石田スイ先生原作の漫画作品です。週刊ヤングジャンプ(集英社)に2011年41号から連載されており、なんと石田スイ先生のデビュー作になります。2014年7月に初のアニメ化がされており、2018年5月現在までになんと3期まで放映されている人気作品です。
とくに若い世代の女性を中心人気のある作品で、2018年6月にはとうとう物語のクライマックスに突入しています。長きに渡って描かれてきた喰種の世界が終焉するということで、今一度最初から東京喰種を読み直している方も多いのではないでしょうか！
この記事では東京喰種の物語を振り返りながら、あらすじをまとめてみました。ネタバレも含みますので、まだ作品に触れたことのない方は注意してくださいね。
東京喰種は芸能人をはじめとした有名人からも人気の高い作品です。ここで東京喰種のファンを公言している有名人を紹介させていただきます。
オリンピック金メダリストでもあるフィギュアスケート選手の羽生結弦さんは、平昌オリンピックで金メダル獲得後に出演された番組で主人公のカネキ役の声優さんからインタビューされたりしています。またラジオにも出演し大変話題となりました。また原作者である石田スイ先生も羽生結弦さんのイラストを描いて公開されています。
黒木華さんは素朴な雰囲気がある女優さんです。黒木華さんも東京喰種の大ファンと公言しており、サプライズプレゼントとして石田スイ先生から自画像が贈られました。
広瀬アリスさんは瞳がすごく綺麗な女優さんです。広瀬アリスさんは好きなタイプの男性として、東京喰種の主人公である「金木研」の名前を上げています。とくに途中から覚醒した姿がかっこいいっと話されていました。
そんな人気作である東京喰種なんですが、漫画の他にもメディア展開が豊富なことでも有名です。
漫画を買ってない人でもアニメは見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。東京喰種は2014年の7月から9月に「東京喰種トーキョーグール(1期)」、2015年1月から3月に「東京喰種トーキョーグール√A(2期)」、そして2018年の4月から「東京喰種トーキョーグール:re(3期)」が放送されています。他にもOVA作品などもありますね。
今2.5次元の舞台がとても流行しており、東京喰種も2015年7月と2017年6月に舞台化されています。そのビジュアルはとてもクオリティーが高く、評判となりました。
有名な漫画作品というのはよく実写映画化がされていますが、東京喰種も2017年7月29日に映画か公開されています。映画は日本だけでなく約23か国での公開が決定されており、東京喰種が世界で人気のある作品であることがわかりますね。
東京喰種はゲームにもなっています。2018年5月現在は「東京喰種：re invoke」というスマホゲームが2017年3月14日から配信されており、誰でも気軽に東京喰種の世界観で遊ぶことができます。またPlayStation Vita用ソフトととして「東京喰種 JAIL」が2015年10月1日に発売されています。
他にも小説化や体感型ゲームとしてイベントなども開催されており、東京喰種の人気が伺えます。
東京喰種では上記でも触れたように、メディア展開が豊富な作品です。この記事ではより多くの方が触れているだろうアニメの東京喰種のあらすじを、筆者なりにまとめて紹介をさせていただきます。
まずは東京喰種の基本的なあらすじをまとめていきます。
主人公「金木研」は本が好きな静かで大人しい普通の大学生でした。通っていた喫茶店のあんていくにて綺麗な女性に好意を抱き、幼馴染のヒデにその女性のことを報告します。本が好きという共通点もあり、仲良くなるカネキでしたがその女性は「喰種」で、カネキを喰べるために近づきました。
まさに捕食しようとしたその時、空から鉄骨が落下してきてリゼは死亡したとされ、カネキは病院に運ばれます。その病院にて嘉納という医者に、喰種のリゼの臓器を移植されカネキは人工的に作られた半喰種となってしまいました。
カネキは人間と喰種の両方の世界を見ながら、大事な人達を守るために戦いへ身を投じていきます。
半喰種になってしまい、人肉を食べたくなる衝動に駆られたカネキは死体の匂いに釣られ裏路地で別の喰種と遭遇してしまいます。その喰種は肉を分けようとしてくれるのですが、そこで1人の喰種「ニシキ」が現れます。ニシキは自分の喰い場を荒らされたと勘違いし、カネキを攻撃しますがトーカちゃんにピンチを助けられます。そして喰種として生きる術を学ぶために喫茶店あんていくでカネキは働きはじめます。
同じ大学に通う幼馴染のヒデの用事に付き合い向かった先で、ニシキに遭遇。ニシキが同じ大学の先輩だとわかります。ニシキがヒデに蹴りを入れ危害を加えたことで、カネキの喰種としての力「赫子」が発動し圧倒的な強さでニシキを倒します。
喫茶店あんていくに「月山」という喰種が現れます。美食家の喰種で、半喰種であるカネキの匂いを嗅ぐと異常に食材として執着心を抱くようになります。月山も本が好きで、本好き仲間で知り合いだったリゼの話をエサに、カネキを誘い出します。
カネキをリゼの行きつけの店に連れて行くと正装させ連れて行った先は、美食倶楽部の会場でメインディッシュとしてステージに出されてしまいます。その場は脱出することができましたが、その後も月山はカネキに執着します。そんなとき以前敵対関係にあった喰種ニシキが、共食いされそうになっている現場に遭遇しカネキは救出をします。ニシキに貴未という人間の恋人がいることがわかり、話しているところを月山に目撃されてしまいます。
月山はその貴未を拐い、招待状をカネキに送りつけます。貴未が帰ってこないことを心配したまだ完全には回復していないニシキは這うようにカネキの元を訪れます。満足に動けないニシキを連れ月山の元へ向かうが、戦い慣れしていないカネキは手も足も出ません。そこへトーカちゃんが駆けつけます！しかしトーカちゃんは人間の食べ物を食べる機会が多かったため、本来の力が出せません。
そこでとった行動は「カネキを食べる」といったもので、カネキを食べることでパワーアップし見事月山に勝ちます。この月山との戦いがあり、その後ニシキはカネキの良き友人となり喫茶店あんていくでも働くようになりました。
母に連れられ喫茶店あいんていくにやってきたヒナミの父は、ヤモリという喰種に殺されその亡骸はCCGのクインケにされてしまいます。ある日母と2人で出かけたヒナミでしたが、CCGの罠にハマり喰種ということがバレてしまいます。母はヒナミを逃がすために自らが盾になり、CCGに殺されてしまいます。母のリョーコの死をきっかけにトーカがCCGの捜査官へ復讐を企みます。
家族を亡くしたヒナミはトーカの家で過ごすのですが、突然どこかへ行ってしまいます。ヒナミを探すトーカとカネキでしたが、そこで喰種捜査官の亜門と真戸に遭遇し対決することになります。真戸はヒナミの赫子により死亡し、亜門はカネキと戦うのですがカネキが亜門とは戦いたくないと人殺しにしないでくれと言い逃がします。
この話は「復讐」を軸に物語が進んでいき、喰種もそして人間側もお互いに復讐心で戦っていることがわかるようになっていました。
喰種の集団アオギリの樹が登場し、CCGの支部を襲撃しはじめます。そんなとき喫茶店あんていくに万丈という喰種が店長に会いに現れます。その目的はリゼを探すことで、リゼがもうここにはいないことを伝えると万丈はアオギリの樹がリゼを探していることを伝えます。するとすぐにアオギリの樹に所属しトーカの弟であるアヤトや、ヤモリという喰種が現れます。
ヤモリは匂いでカネキをターゲットにすると、そのままアオギリの樹の元へ誘拐さしてしまいます。喫茶店あんていくの店員を中心にカネキの救出作戦を企てているとき誘拐されたカネキはヤモリから酷い拷問を受け、それがきっかけで髪が白髪にそして覚醒。一瞬の隙をつきヤモリを少し食べ、パワーアップし見事倒しヤモリを喰らいます。
この覚醒したカネキは髪が白いことから「白カネキ」とファンの間で呼ばれており、とても人気があります。
ヤモリを倒し、アヤトにも勝ったカネキはトーカにあんていくには戻らないということを告げます。カネキはあんていくを去り、アオギリの樹へ参加します。理由は「大切な人を守る力を身に付けるため」です。カネキがいなくなったあんていくはまた以前のように営業をはじめます。
じつはアニメの2期である√Aは漫画とは違った展開になっています。ストーリーの原案は石田スイ先生ではあるのですが、原作の漫画とは異なる場面が見られるため注意が必要です。
そしてヒデは行方不明になったカネキを探し出そうと、CCGへメッセンジャーのアルバイトとして潜入します。カネキはアオギリの樹の幹部たちと主に行動を共にし、またアオギリの木に潜入していた月山はカネキがヤモリを食べたという噂を耳にします。カネキは「眼帯の喰種」という異名で、喰種そしてCCGの間でも有名になります。そこでCCGで鉄骨落下事件が関係しているのでは？っと金木研が眼帯の喰種であるという可能性が浮上してきます。
アオギリ戦にて出現した喰種でCCGの最大の天敵である「梟」。あんていくの店長の「芳村」が梟であると確信したCCGはあんていくを襲撃します。そのことを察知していた芳村は、店員である入見と古間だけを手元に残しトーカやヒナミには真実を伝えず逃がすように引越しをさせます。
あんていくが襲撃されていることを知ったトーカは、四方の制止を振り切りあんていくへと急ぎます。梟は戦闘で討伐されたかと思ったそのとき、もう一体の梟が現れます。じつは芳村は「偽の梟」で、芳村の子供で半喰種であるアオギリの樹のエトこと「隻眼の梟」が本物だったんです。
隻眼の梟は有馬と対決しますが途中で逃走し、戦闘不能となった梟で父の芳村の身体を連れ去ってしまいます。
梟討伐戦のなか、カネキもまた喫茶店の仲間を守ろうとあんていくへと向かいます。しかし途中でかつて戦った喰種捜査官の亜門と鉢合わせしてしまい、戦闘になります。戦いの最中他の喰種捜査官を瓦礫から守るカネキ、その姿を見た亜門は複雑な心境になりながらもかつての仲間や大切な人のこと思い戦います。
戦闘の結果は亜門が倒れ、カネキも大怪我をしてしまいます。カネキはふらふらになりながらあんていくへと向かおうとしますが、そのまま意識を失ってしまいます。
次にカネキの意識が戻ったのは、喫茶店あんていくのなかでした。なんと喰種捜査官として梟討伐戦に参加していた幼馴染のヒデがカネキを助けてあんていくへ運んだのです。そこでカネキはヒデに自分が喰種になったことを明かしますが、当然ヒデは知っていました。
ヒデはカネキを見つける前ノロと鉢合わせしており大怪我をしており、血を滴らせながらカネキと最期の時を過ごします。ヒデが大量の血を流す様子を唖然とした表情でカネキは見守り、燃えているあんていくでカネキの腕に抱かれヒデは息を引き取ります。
カネキはヒデの亡骸を白い布でくるみ、歩きだします。その様子をトーカちゃんは見守るばかりでした。カネキは自らCCGの有馬の元へいくと、ヒデの遺体を返還するのでした。
ちなみに原作の漫画ではヒデを食べたと思われる描写があり、死んだことは明確にされていません。そのことが伏線となり、東京喰種:reの世界へと繋がっていきます。ですのでアニメの第2期である√Aは、もう1つの世界線ということになりますね。
東京喰種:reは2018年6月現在放送中で、10月から2期の放送が決定しています。まだ未視聴の方も多いと思うので、簡単に序盤のあらすじを記載させていただきます。
主人公は「佐々木琲世(ハイセ)」で、クインクス班という特別な施術を受けたものがなれる喰種に似てような身体を持った喰種捜査官を束ねる指揮官をしています。もちろんハイセも喰種捜査官で、今までの東京喰種は喰種視点のお話でしたが:reからは喰種捜査官の視点から描かれています。
クインクス班のメンバーは人間の食べ物が食べられるので、限りなく人間に近い存在です。しかしハイセの場合は「半喰種」なので、普段は人としてCCGも扱っていますがハイセが暴走したときは喰種として討伐対象となってしまいます。
ハイセはカネキの記憶が消え出来た人格で、:reの序盤ではハイセが自分が何者なのか苦悩する姿が描かれています。
東京喰種JAILは、PS Vita専用ソフトとして2015年10月1日にバンダイナムコゲームスから発売されているアドベンチャーRPGです。
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プレイヤーが操作する主人公のリオは、「ジェイル事件」の容疑者として喰種対策局(CCG)の喰種捜査官であるキジマ式に兄と共に捕まってしまいコクリアという大型喰種収容所に収監されてしまいます。このジェイルというのは凶悪な喰種といわれており、リオの他にも何人か容疑者がいます。アオギリの樹の襲撃に便乗し脱走に成功し、事情を説明し喫茶「あんていく」にて新人の店員になり、兄を助ける為にカネキ達と共にジェイルの行方を探すというストーリーになっています。
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ちなみにリオは「死堪」というキャラクターで、東京喰種:reにも登場します。
東京喰種JACKは、子供のときから喰種捜査官として活躍していた有馬貴将の高校生のときの話を描いた作品です。
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不良の高校生の富良太志は友達を「ランタン」という喰種に殺されてしまい、自身もピンチに陥るが転校生の有馬貴将に助けられます。富良太志は友達の仇討ちをするために喰種捜査官である有馬貴将と、同じく喰種に襲われているところを助け仲間になった同じ学校の三波と共にランタンを追いかけていきます。
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そのランタンの正体は衝撃的な人物で、また有馬がはじめて仲良くなった同年代の友達富良太志も後に喰種捜査官になっています。有馬の学生時代が気になる！っという方にはぜひ見てもらいたいですね。
PINTOは東京喰種で一番の愛されキャラと言っても過言ではないほど人気がある月山と、その友人の堀ちえの高校時代に築いた友情を描いた作品です。
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月山は美食家の喰種で、トレーニングに励む男性に目をつけ殺害し食べようとします。しかしその瞬間を堀にカメラで撮影されてしまいます。普通そんな場面に遭遇したらビビりそうなものですが、堀ちえは飛び上がって喜びます。堀のペースに巻き込まれた月山はなぜか「よろしく」と挨拶してしまい、2人の関係がはじまります。写真を晒されるのではと危惧する月山ですが、堀はただカメラですごいスクープを撮りたかっただけでそんなそぶりは微塵もみせません。
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堀と月山は同じ高校に通っており、月山は男子からは疎まれ女子からはかなりモテる男性だったことがわかります。一方堀は学校でも変わった子という評判で、月山はそんな堀の本性がどんな子なのか興味を抱いていきます。
基本的には原作のあらすじと一緒で、漫画でいう3巻までの内容となっています。原作回帰を目的にした作りになっているので、すでに物語を知っている方も初見の方も楽しめます。評判も上々でCGそして俳優さんの怪演がとても高評価です。
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物語はヒナミと真戸の話までとなっているので、人気キャラクターの月山は登場しません。続編もトーカ役を演じられた女優さんが続投できない可能性があるので、制作される可能性も低いでしょう。
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まずは本の朗読シーンからはじまり、次に捕食し顔を血まみれにしたリゼが登場しヤモリの声が聞こえそしてリゼは赫子でヤモリと戦います。次に原作のあらすじにそってカネキとヒデのあんていくのシーンになり、リゼと出会っていくことになります。
CGが使えない舞台では赫子の表現をバックスクリーンにてされています。また映像作品とはちがって、その時にしか見られないキャラクター同士の掛け合いなどもあります。舞台だからこそ味わえるその場に広がる喰種の世界に浸ることができます。
東京喰種には非常に多くのキャラクターが登場します。とくに今回紹介させていただいたあらすじに多く登場する「カネキ」「トーカ」「ヒデ」「月山」「リゼ」はとても人気がありますね！
またどのキャラクターの視点で物語を見ていくかによって、東京喰種の物語も変わってきます。例えば例えば喰種の視点からみたらCCGに怯えいつ殺されるかもわからない恐怖を描いているシーンであっても、喰種捜査官から見たら以前大切な人を喰種に殺され復讐に燃えているシーンになっているかもしれません。
そういった違った視点で楽しめる作りに東京喰種はなっているので、より作品そしてキャラクターも人気になったのでしょう
東京喰種の魅力の1つとして、非常に伏線が多いということがあげられます。ですので考察しながら今後の展開を予想したり、後に起きた出来事を見てこれが伏線だったんだ！っという楽しみ方ができます。
伏線が多いとネットでもそのことについて話合ったりと盛り上がる要因になりますよね！
連載している作品というのは、どうしても序盤の内容が曖昧になってしまうので、原作が終盤になった今もう一度読み返してみると面白いですよ。
以上東京喰種のあらすじを筆者なりにまとめ、紹介をさせていただきました！
