スカンジナビア半島に位置し、14の島からなる水上都市のストックホルムは「北欧のヴェネチア」とも呼ばれています。街の規模はコンパクトで英語も通じやすいので、初めての海外旅行や一人旅デビューの方にもおすすめです。北欧らしい洗練された街並みはどこを切り取ってもフォトジェニック。おしゃれなデザインの雑貨や「魔女の宅急便」のモデルともなった旧市街は、多くの観光客をひきつけます。
日本とスウェーデンの時差は、−8時間。日本の方が8時間進んでいます。3月最終日曜日〜10月最終日曜日は、サマータイムを導入していますので、時差-7時間となります。通貨はスウェーデン独自の通貨「スウェーデン・クローナ(SEK)」を採用しており、ユーロではありません。クレジットカードの使用が一般的ですので、ストックホルムへの旅行の際は国際クレジットカードを用意すると良いでしょう。
ストックホルムの冬は長く厳しく、初めての渡航であれば夏の旅行がおすすめです。春は4〜5月でも肌寒く感じることがありますのでセーターなどの寒さ対策を。7〜8月にかけての夏はカラッと爽やかな気候で日中は半袖で過ごせますが、朝晩は冷え込むこともあります。気温が下がり始める9〜10月頃は紅葉シーズンとなり、雪が降り始める11〜3月にかけてはしっかりとした防寒対策が必要です。
ノーベル賞授賞式後の晩餐会が行われる会場と言えば、1923年に完成したストックホルム市庁舎。この市庁舎は一般の観光客にも解放されており、見学するためにはガイドツアーの参加が必要です。
ストックホルム市庁舎でSNS映えするのは、ノーベル賞授賞式後の晩餐会会場となる「青の間」と晩餐会のダンス会場となる「黄金の間」。また、市庁舎の塔の上からはストックホルムの街並が一望でき、絶景のパノラマを見ることができます。
ストックホルム宮殿は、ガムラスタン(旧市街)にある人気ナンバーワンの観光スポットです。もともと要塞として建てられたストックホルム宮殿は、16世紀頃から始まった大規な改修を経て今の姿になりました。この宮殿もストックホルムパスの利用が可能な施設です。
ストックホルム宮殿では、16世紀から続く歴史ある衛兵交代式を見ることができます。大勢の観光客が見守る中行われる交代式はストックホルム観光のおすすめです。夏は毎日行われる衛兵交代式ですが、冬は週3、4日のみですので、見学の際は事前に確認しておきしょう。
ストックホルム宮殿は、公式行事が行われている場合を除き、国王の執務が行われている間でも入場できる貴重な宮殿です。ストックホルム宮殿の内装は、豪華絢爛で洗練されており、見応え十分です。
ドロットニングホルム宮殿は、ストックホルム郊外のローベン島にある離宮で、1991年に世界遺産として登録さたドロットニングホルム王領地のひとつです。この華麗な宮殿は「北欧のヴェルサイユ」とも呼ばれており、夏には演劇やオペラが上映され、多くの観光客を楽しませています。
ドロットニングホルム宮殿への行き方は、地下鉄+バスで行く方法と観光ボート(4〜10月限定)で行く方法があります。観光ボートが運行している時期の旅行であれば、断然ボートで行くのがおすすめです。ストックホルム市庁舎からガムラスタン方面に数分歩くとボート乗り場がありますので、そこでチケットを購入し、「DROTTNINGHOLM」と書かれた船に乗れば50分ほどの優雅な船旅を楽しめます。
ヴェルサイユ宮殿を思わせるようなロココ調の優雅で可憐な雰囲気を持つドロットニングホルム宮殿は、17世紀に建てられました。ヴェルサイユ宮殿と比べるとこじんまりした印象ですが、華やかな中にもゆったりとした時間が流れ、温かみを感じる宮殿です。
フェリー乗り場の近くには、気軽に利用できるセルフサービスのカフェがあり、定番のスウェーデン料理やスイーツなどを楽しめます。カフェの内装は可愛らしく上品にまとめられ、大きな窓からはメーラレン湖や宮殿を望めます。また、カフェには小さなお土産物スペースがあり、王室関連のグッズを購入することもできます。
ストックホルム観光の目玉で多くの観光客を魅了するのが、スターズホルメン島にある「ガムラスタン(旧市街)」です。この旧市街にはストックホルムの観光名所が集まっており、ストックホルム宮殿やノーベル博物館、フィンランド教会などがあります。
中世の街並みが色濃く残るガムラスタン(旧市街)の中心は、ストールトルゲット広場です。この広場にはカラフルな建物が並びなんともフォトジェニック。レストランやカフェ、お土産物屋さんなどが集まり、近くには、王室の結婚式や戴冠式が行われるストックホルム大聖堂もあります。
ガムラスタン(旧市街)にある観光名所のひとつ「ノーベル博物館」。ストールトルゲット広場に面した場所にあり、ノーベル賞に関する展示物を見学できます。
ノーベル博物館内にある「ビストロノーベル」。こちらでぜひ試したいのが、ノーベル賞授賞式の晩餐会で実際に出されたデザートと同じスイーツ。ノーベル賞受賞者気分に浸りながら味わってみてはいかがでしょうか。
市庁舎かノーベル博物館でしか手に入らないノーベル賞のメダルチョコレート。ちょっと値段はお高めですが、希少価値の高いメダルチョコレートは贈って喜ばれること間違いなし!のお土産です。
オレンジ色の外観が印象的なフィンランド教会。その教会の裏庭に、ストックホルムで一番小さい銅像があります。教会自体よりも有名なその銅像の名は「アイアンボーイ」。ぜひ会いに行ってみましょう。
ストックホルム観光の隠れた人気者「アイアンボーイ」。フィンランド教会の裏庭にある小さな体育すわりをした像です。頭を3回撫でて願い事を言うと、願いがかなうと言われています。
意外な観光スポットとしておすすめしたいのが、ストックホルムの地下鉄。世界一長い美術館とも称されるハイセンスな地下鉄は、およそ100駅あるストックホルムの地下鉄のうちのほとんどが芸術的なのです。
ストックホルムの隠れたアートスポット、地下鉄。いろいろな駅を巡って、あなたのお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
スケジュールに余裕があるなら、世界最大のIKEAクンゲンスクルバ店へ!IKEAクンゲンスクルバ店はストックホルムの中心部から少し離れていますが、地下鉄とバスを乗り継げばアクセス可能です。移動に自信がない場合は、平日のみストックホルム中央駅から無料シャトルバスが出ているので利用してみましょう。日本で作ったIKEA FAMILYカードをお持ちの方は、お買い物の際にお忘れなく!
IKEAクンゲンスクルバ店のカフェでは、物価高めの北欧らしからぬリーズナブルなお値段で食事が楽しめます。もちろんデザートなどの甘いものも頂けますので、お買い物の後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?可愛らしい街並みと洗練された北欧雑貨で溢れる魅力的な街ストックホルム。訪れたい観光スポットもたくさんありますので、ストックホルム観光の際は、市庁舎やストックホルム王宮など主要な観光地が入場し放題になる「ストックホルムパス」の購入がおすすめです。