香港の観光について
世界の人口密度ランキング第三位の香港は、小さい土地の中にエキゾティックな魅力がぎっしりと詰まった宝石箱のような街です。「100万ドル」といわれる夜景や中国寺院など、イギリス領だったころの観光スポットはそのままに、21世紀に入り香港ディズニーランドなどの新しい観光地も加わり、ますます魅力あふれる街になりました。交通の便も良く、中華料理から西洋料理まで食べ物のバリエーションも豊かで、観光客にとってもストレスフリーで快適な街です。
①世界中の観光客がほぼ全員訪れる『ヴィクトリア・ピーク』
引用: https://www.flickr.com/photos/yuyasekiguchi/8383427031/
香港を訪れる観光客のほとんどが目にする夜景は、この角度からの夜景なのではないでしょうか?これは「ヴィクトリア・ピーク」という山で、夜景の名所となっています。標高は552メートル。「香港島」では一番高い山になります。眼下に香港島や九龍の超高層ビル、ヴィクトリア・ハーバーなどが広がり、旅の最初に登ればテンションが上がること、間違いありません。
断然右側の座席がおすすめのピークトラム
引用: https://www.flickr.com/photos/jparise/2390911906/
山頂に登るには1888年開通の「ピークトラム(ケーブルカー)」を利用します。傾斜27度の斜面をわずか8分間あまり(山麓駅から山頂駅)登れば到着。走行距離は約1.4キロ、標高差363メートルとなります。ちなみに行きは進行方向に向かって右側の座席がおすすめ。夜景観光は、展望台、ショッピングモールなどの複合施設「ピーク・タワー」から。
香港らしさを体験したい方へのおすすめは「獅子亭展望台」
引用: https://www.flickr.com/photos/minghong/2269029542/
ピークタワーの近くには「獅子亭展望台」もあり、こちらは中国風。ピークタワーよりスリルがあり、おすすめです。
②ディズニーファンなら絶対に外せない『香港ディズニーランド』観光
引用: https://www.flickr.com/photos/frikitiki/2728734437/
香港ディズニーランドは、ランタオ島(大嶼島)北部のペニー湾にあります。MTR迪士尼線の「迪士尼駅」から徒歩5分。香港の中心部、九龍駅からは約20分という立地条件の良さも魅力。風変わりな探検家、ヘンリー・ミスティック卿の個人博物館「ミスティック・マナー」を電磁カーで巡る「ミスティック・ポイント」とゴールドラッシュに沸く1888年8月8日のアメリカ西部の町を再現した「グリズリー・ガルチ」は、2018年3月現在、香港ディズニーランドにしかありませんので、絶対にお見逃しなく。
香港にはあって日本にはないものは・・・?
引用: https://www.flickr.com/photos/dlee13/8735225366/
香港ディズニーランドのランドマークは「眠れる森の美女の城」。東京ディズニーランドにはありません。アトラクションではなく、ゲートになっています。ぜひ写真を撮影してみたいですね。(2018年3月現在・リニューアル中)
香港ディズニーランド・リゾート | 公式サイト | 香港ディズニーランドのホテル
香港ディズニーランド公式ウェブサイトなら、パークチケットのご購入を始めホテルのスペシャル・オファーの閲覧やご予約、香港ディズニーランドのアトラクションおよびエンターテイメントなどの情報が検索できます!
③香港でセレブ気分に浸れる観光地『レパルスベイ』
引用: https://www.flickr.com/photos/donotlick/4220855095/
11月頃まで海水浴を楽しめる「レパルスベイ」。1955年のハリウッド映画「慕情」の舞台にもなった風光明媚なビーチ。海に面した高級マンションには、多くのヨーロッパ人が住んでいます。ジャッキーチェンさんの別荘もあるそうです。このビーチでは、セレブ気分のひとときが過ごせそうですね。銅鑼湾(コーズウェイベイ)から赤柱(スタンレー)行きのバスに乗れば約30分で到着します。
④いろいろなご利益が期待できるおすすめのお寺『天后廟(ティンハウミュウ) 』
引用: https://www.flickr.com/photos/donotlick/4221632214/
レパルスベイから遊歩道を約10分ほど歩いていくと、突然出現する極彩色のお寺、天后廟(ティンハウミュウ)。香港には、ここ以外にも、銅鑼湾の天后廟や、元朗の天后廟が有名。「天后廟」は道教の寺院で、「天后」は漁師や船乗りの安全を守る守護神です。ここには「天后」のほかにも、さまざまなご利益を授けてくださる神さまたちがいらっしゃるので、何か願い事がある方はぜひ参拝してみてください。
往復するとどうなるのか少し気になる「長寿橋」
引用: https://www.flickr.com/photos/drnantu/2657587490/
写真の「長寿橋」は、左から右へ渡ると寿命が3日延びるという橋。くれぐれも往復してはいけないそうですが、寿命は延びでも3日ですので・・・?
⑤香港のバラマキ土産におすすめの『スタンレーマーケット』
引用: https://www.flickr.com/photos/shankaronline/7937663726/
「浅水湾(レパルスベイ)」から車で約10分ほどのところ。バス停(赤柱村巴士總站・スタンレービレッジ・バスターミナル)から坂を下ったところには、「スタンレー・マーケット」と呼ばれる中国雑貨などのお土産物屋さんが立ち並んでいるスポットがあります。ここではシルク製品やアクセサリーなどが安く手に入ります。バラマキ土産などに、おすすめの雑貨が見つかりそうですね。「スタンレー・プラザ」はスタンレーのランドマーク。こちらでも香港らしいお土産が見つかります。
香港でリゾート気分を味わいたい人におすすめの「スタンレー」
引用: https://www.flickr.com/photos/gonzo_pz/10264546263/
マーケットの先は美しいビーチ。テラス席を構えるカフェやレストランがあります。美しい海を見ながら、お茶をしたり、食事したりするのにぴったりの場所。お値段は少々お高めとなります。
⑥香港の夜景観光は、こちらもおすすめ『ビクトリアハーバー』
引用: https://www.flickr.com/photos/tfkt12/3953974194/
ヴィクトリア・ピークの夜景と並び称されるのがヴィクトリア・ハーバーの夜景。シンフォニーオブライツ(幻彩詠香江)は香港政府観光局が主催している光と音楽のイベント。毎晩8時から13分間開催され、約40のビルから放たれる色とりどりのライトが、音楽に合わせて夜空を照らします。7月1日、2日は返還記念日のため花火もあがります。最前列に陣取りたい方は、早めの到着を!おすすめのビュースポットは九龍半島側、尖沙咀のウォーターフロントです。
朝の散歩が気持ちいい「尖沙咀(チムサーチョイ)のプロムナード」
引用: https://www.flickr.com/photos/biagkensiak/4118944577/
尖沙咀(チムサーチョイ)のプロムナード(尖沙咀東部海濱公園)。朝のお散歩も快適です。MTR尖沙咀または尖東駅で下車して、地下道から上がるとすぐ。
⑦すべての望みをかなえてくれる?おすすめの寺院『黄大仙祠』
引用: https://www.flickr.com/photos/andryn2006/33336028274/
黄大仙廟の面積は18,000平方メートル。本堂の「大雄宝殿」と「三聖堂」、「従心苑」、「麟閣」、「九龍壁」などからなるお寺。黄大仙廟は3つの宗教(道教、仏教、儒教)の寺院であり、すべての望みをかなえてくれるといわれているお寺です。ご本尊は黄初平(晋時代の仙人)、観世音菩薩、そして孔子。特に病気の平癒に効果があるといわれています。MTR観塘線黄大仙駅から徒歩3分。
1週間後にもう一度「黄大仙祠」観光を!
引用: https://www.flickr.com/photos/anthea/4527080197/
最後まで燃え尽きると願いが叶うといわれているお線香。全部燃えるまでには1週間ほどかかるそうです。
⑧中国様式と日本様式の豪華なミックス『チー・リン・ナナリー&ナン・リアン・ガーデン』観光
引用: https://www.flickr.com/photos/kentwang/5265910339/
香港版金閣寺ともいえる、金ぴかの寺院は、「志連浄苑(チー・リン・ナナリー)」。1924年にはすでに建てられていたそうですが、1990年に改修。MTRの鑽石山駅(ダイアモンド‣ヒル駅)から歩いて5分ほどの場所に位置します。高層マンション群と中国寺院が好対照。参拝は無料です。
大都会の真ん中でリラックスしたいときにおすすめな南連園(ナン・リアン)観光
引用: https://www.flickr.com/photos/seeminglee/8602303024/
引用: https://www.flickr.com/photos/andryn2006/34101419036/
「南連園(ナン・リアン)」は志連浄苑に隣接する庭園。敷地面積33,000㎡という広さ。こちらは手入れされた京都の庭園のようで、日本人には違和感のない景色ですね。まさに都会の中の緑のオアシスです。庭園内にある精進料理のお店「龍門樓」も大人気。
⑨香港でフラミンゴに会える公園『九龍公園』
引用: https://www.flickr.com/photos/andrewbaron/4532500886/
繁華街のど真ん中、尖沙咀(チムサーチョイ)の九龍公園(カオルーンパーク)。MTR尖沙咀(チムサーチョイ)駅のA1出口のすぐそばにあります。大きさは、15ha。繁華街にあるとは思えない広大な公園。
引用: https://www.flickr.com/photos/eggplant/4847378137/
こちらでは多くのフラミンゴを見ることができます。噴水や庭園などもあり、地元の人の憩いの場所にもなっています。九龍公園の入園料は無料。
⑩リーズナブルなファッション雑貨がそろう『女人街』
引用: https://www.flickr.com/photos/knkcat/2553072135/
通菜街(女人街)は、九龍の繁華街の旺角エリアにあるナイトマーケット。MTR旺角駅で下車。1キロほどの道に、狭い露店がひしめきあい、主に女性用の衣料品や、バッグ、アクセサリー、民芸品などが売られています。午後3時頃のオープン。ほとんどの商品に値札などはありませんので、まとめ買いで価格交渉をしてみましょう。もちろん、スリや置き引きには十分注意。
香港の観光のまとめ
引用: https://www.flickr.com/photos/hansjohnson/25611702316/
ビーチに寺院に公園に夜景と、香港の魅力が伝わりましたか?ほとんどの観光地に、片道1時間以内に到着する香港は、忙しくて長い休みの取れない方にもおすすめの街です。香港の街は活気があり、公園やビーチ、お寺などの癒しのスポットも充実。誰もが香港の旅で、元気をもらえること間違いなし。できたら、3泊くらいはしてもらいたいのですが、直行便で1泊2日という弾丸ツアーもあります。ぜひ、ウィークエンドを利用して、元気と笑顔の溢れる街、香港へ出かけてみましょう!※記載の情報は2018年3月のものです。最新情報は香港政府観光局などのサイトをご確認ください。