引用: https://www.flickr.com/photos/mikemcholm/4419244644/
2017年にハワイを訪れた観光客は、938万2986人。ハワイ州の人口が約143万人(2017年調べ)ということなので、単純計算でハワイ州民の6倍以上の外国人がハワイ州に訪れたという計算になります。いかにハワイが魅力のある観光地であるかということですね。そして、ハワイを訪れる日本人は観光客全体の17%にあたる137万人。やはり、ハワイはアメリカ人の観光客が圧倒的に多いようです。でも「ハワイに行ったら日本人観光客ばかりだった」という話をよく聞きますよね。これはどうしてなのでしょうか?
引用: https://www.flickr.com/photos/tezzca/4019109586/
それはズバリ!オアフ島のワイキキビーチやワイキキのメインストリートであるカラカウア通りに日本人観光客が集中しているからなのです。つまりワイキキ周辺は、日本人旅行者にとって、快適で居心地の良い地区ということになりますね。特に初めての海外旅行にハワイを選んだ日本人観光客におすすめのスポットは断然「ワイキキ」です。それでは、ワイキキに滞在する日本人観光客に向けて、ハワイでのディナーのお話をしたいと思います。
引用: https://www.flickr.com/photos/quintanomedia/41098677312/
引用: https://www.flickr.com/photos/treevillage/8467844064/
ハワイのレストランは、おもに、「一流ホテルのレストラン」、「街中の一流レストラン」、「一般のレストラン」に分類されますが、「一般のレストラン」では、人に不快感を与えない常識の範囲内の、カジュアルな服装で問題はありません。それでは、「一流ホテルのレストラン」か「街中の一流レストラン」、どちらが服装に厳しいかといえば、「一流ホテルのレストラン」ということになります。「街中の一流レストラン」に関しては、ランチの場合はある程度カジュアルな服装も許されますが、ハレクラニやカハラなどの「一流ホテル」の場合、ランチでも「ドレスコードがある」と考えておいた方が間違いはないでしょう。ちなみに、「一流ホテル」、ハレクラニのラ・メールでのドレスコードは以下の通りとなります。
女性のお客様:エレガントな夜の装い。/男性のお客様:ジャケット又はドレスシャツ、長ズボンと靴の着用をお願いしております。
引用: https://www.flickr.com/photos/daryl_mitchell/8501028147/
一番服装に厳しいといわれているハレクラニホテルのラ・メールを例にとってご説明すると、ドレスシャツ(カッターシャツ)か、ジャケットの着用をお願いされていますので、ジャケットのある場合は、ジャケットと半袖または長袖の襟付きのシャツ(アロハシャツ)、ジャケットのない場合は「長袖」の(アロハ)シャツとなります。ボトムスはスラックスかチノパン。「センタープレス(中央の折り目)」のあるスラックスなら完璧です。淡い色やホワイトなどのスラックスが爽やかですね。シューズはモカシンかデッキシューズなどの革靴。シャツはボトムスに「イン」しましょう。日本でアロハシャツは、カジュアルなシャツの代表ですが、ここハワイでは結婚式にも着用できる「正装」となります。
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男性はアロハシャツが正装なら、女性の正装は「ムームー」となります。華やかな色遣いの花柄などのワンピースですね。上品で清楚な装いがおすすめ。海外ではお客さまへのサービスのために、冷房を効かせすぎているレストランも多いので、ノースリーブの場合は、エレガントなストールやカーディガンを羽織るのがおすすめです。足元はパンプスや、おしゃれなサンダル(ただし、超高級店ではつま先の出るようなサンダルは控えられた方が無難です)、またはミュールを履きましょう。エレガントなスカートとブラウスのコーディネートもいいですね。アロハシャツやスラックスももちろんOK。普段ボーイッシュな女性は、ムームーはハードルが高いですからね。
引用: https://www.flickr.com/photos/mujitra/9173796037/
旅先では、お買い物帰りにレストランに立ち寄る場合がよくありますが、紙袋をいくつも抱えて高級レストランに入るのはNG。一度ホテルに帰って、ハンドバッグやクラッチバッグなどのおしゃれなバッグを持って出かけてくださいね。
引用: https://www.flickr.com/photos/superturtle/1946459342/
あくまでも有名シェフのいるような高級レストランや一流ホテルのレストランの話です。「人は外見で判断してはいけない」とはいいますが、他のお客さんたちの優雅な気分に水を差すような服装は控えておきたいですよね。万一、門前払いなんてことにでもなれば、苦い思い出になってしまいます。まず、ビーチサンダルやスニーカー、クロックス、短パンにタンクトップ、女性の場合は、肌を露出したキャミソールもNGとなります。Tシャツやデニムもカジュアルな服装の代名詞なので、一流レストランでは控えましょう。
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もちろん、門前払いや白い目で見られることはありませんが、ここは南国の地、ハワイ!ビジネスマンスタイルでは、少し居心地が悪いかもしれません。TPO(ティーピーオー)とは、 Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)。場所がハワイであることをお忘れなく!
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一流レストランで歓迎される服装は、「ブランド物」ということではありません。そして、日本とハワイとでも大きく異なりますよね。そうはいっても、総柄のメンズシャツやフラワープリントのワンピースを持っている日本人は、そんなに多くはないはず。そこで強い味方となるのが、現地のお店。「ワイケレ・アウトレット」なら、50以上のブランドが揃い、割引率は25~65%。日本語の話せるスタッフもいて快適にお買い物を楽しむことができます。ワイキキからシャトルバスが出ています。30分程度かかりますが、車窓を楽しみながらワイキキ発の小旅行に出かけましょう!2018年4月現在、シャトルバスは、ワイキキの中心にあるTギャラリア(免税店)の横から出ていて、往復10ドルとなります。1時間に1本となりますので、現地で最新情報を仕入れてください。
引用: https://www.flickr.com/photos/nicmcphee/455279239/
日本人観光客が一番困るのはレストランで払うチップなのではないでしょうか。チップ目安は15%~20%。高級レストランでは20%~25%くらいとなります。レシートに「15%の場合、20%の場合....」とあらかじめ記載されている場合がありますので、参考にさせてもらいましょう。お支払いの時にチップを含めた額を置いて、颯爽と立ち去るのがスマート。高額紙幣しかなく、おつりが欲しい時は、その旨をウェイターさんに伝え、返ってきたお釣りからチップ分を置きましょう。コインはNGです。セルフサービスのファーストフードやカフェ、「Tip included」「Gratuity included」とレシートに書かれているお店では、チップは不要です。素晴らしい対応ならチップボックスへ。不愉快な態度のお店もチップは不要(だと思います)。
引用: https://www.flickr.com/photos/alan-light/230020629/
ラ・メール( La Mer)は、ハワイで最も格調高いホテルの一つであるワイキキの「ハレクラニホテル」のメインダイニングです。お値段もお料理や接客のレベルも、すべてが「高い」超一流レストランの名に恥じないフレンチレストラン。営業時間は17:30~21:30。予約制で8歳以上のお子さんから利用がができます。
引用: https://www.flickr.com/photos/alan-light/5319565959/
レストランはオーシャンビュー。窓からはダイヤモンドヘッドと樹齢100年をこえるキアヴェの樹が見えます。屋外のハウス・ウィズアウト・ア・キーからはハワイアンミュージックの音色が漂ってきます。フレンチを楽しみながら、ハワイ気分を満喫できる最高のシュチュエーション。
引用: https://www.instagram.com/p/BksQYxsHK7E/?tagged=%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3
日本語は通じませんが、日本語メニューがあります。服装に関しては、男性の半袖は不可。口コミによると、入り口でジャケットを貸してもらったという方がいらっしゃいましたが、事前に準備してお出かけください。フルコースで205ドル。アラカルトは一皿40ドルから60ドル程度となります。
ドレスコード: 女性のお客様:エレガントな夜の装い。/男性のお客様:ジャケット又はドレスシャツ、長ズボンと靴の着用をお願いしております。(お子様は8歳よりご利用いただけます)
引用: https://www.flickr.com/photos/alan-light/24615491515/
ホクズ(Hoku's)は、一流ホテル「カハラホテル」のメインダイニング。ハワイ、アジア、 地中海、ヨーロッパの美味しさを融合した創作フレンチ。生魚は築地から空輸しているとか。どのお席からも太平洋をパノラマビューで見ることができます。日本語のメニューがあります。
引用: https://www.flickr.com/photos/sackerman519/4388133118/
オレンジを多用した室内インテリア。格式あるホテルのフレンチとはいえ、ほどよくカジュアルな雰囲気。リラックスして食事を楽しめそうです。オープンキッチンとなっていて、ときおり厨房から炎があがります。
引用: https://www.flickr.com/photos/alan-light/3419376540/
写真はお店のお勧め、名物のシーフードタワー。コースだとチップも含め400ドル弱が相場。テンダーロイン96ドル、サラダ16ドルなど。ボリュームがあるので、注文の時にお料理の量をご確認ください。服装に関してはドレスコードがあります。
サンデーブランチ:リゾートカジュアル。水着、袖なしのTシャツ、スポーツウエアはご遠慮ください。/ディナータイム:12歳以上の男性は、襟付きのシャツとスラックの着用をお願いいたします。女性はイブニングドレス、リゾートイブニングドレス、ブラウスとカジュアル過ぎないスカートなどをお勧めいたします。短パンやタンクトップタイプのシャツはご遠慮ください。
引用: https://www.flickr.com/photos/27673266@N05/14716299146/
ワイキキのシェラトン・プリンセス・カイウラニのプールサイドにあるオープンエアーのビュッフェレストラン。毎日6:00PMから10:30PMに生のバンドのハワイアンミュージックの演奏やフラダンスショーが楽しめます。カニやエビなどのシーフードがおすすめですが、ビーフやプライムリブもあります。ディナーは5:30PM~9:00PM。ディナービュッフェは大人$45、子ども(6~12歳)$22.50です。ドレスコードはありません。常識をわきまえた自由な服装でお出かけください。
引用: https://www.flickr.com/photos/pftqg/5019821383/
Tommy Bahamaは、Make life one long weekend(日々を長い週末のように)をコンセプトに掲げ、上質なリラックスライフを提案するアメリカのライフスタイルブランドショツプ。ビルの3階がルーフトップバーになっています。場所は、カラカウア大通りとビーチウォークの交差点、ハワイ銀行の向かい。日本語のメニューもあります。アメリカンサイズの大きなバーガーが20ドル弱となります。すべてボリュームたっぷり。生ビールが充実していておすすめ。服装については、ドレスコードはありません。多少の買い物袋はOKです。
引用: https://www.flickr.com/photos/sheilascarborough/7275968604/
The Beach Bar (ザ・ビーチ・バー) は、ワイキキで最も歴史のあるエレガントな白亜の宮殿、ワイキキの貴婦人にも例えられる「モアナ サーフライダー ウェスティン リゾート&スパ」のビーチサイドにあるバー。毎晩 8:00PM~10:00PMに、ハワイアンショーがあります。お料理類より飲み物が充実。平均客単価は40ドル前後。カジュアルなファッションがおすすめ。
引用: https://www.flickr.com/photos/varintsai/3940769038/
引用: https://www.flickr.com/photos/tezzca/4018339683/
ワイキキ周辺のカラカウア通りにあるコンドミニアム フォスター・タワーの1階にあるバーガーショップ。チーズバーガーをはじめ、各種ハンバーガーが15ドル前後。こちらもボリュームたっぷり。ドリンク類は3.5ドル程度で、どれもこれもキングサイズです。サイドメニューも充実。2000円くらいでお腹がいっぱいになりそう。カジュアルな服装で。
引用: https://www.flickr.com/photos/bulknews/5993650132/
ハイズ・ステーキ・ハウス(Hy's STEAKHOUSE)は、カラカウア・アベニューのTギャラリア・ハワイ(DFS)から徒歩10分、クヒオ・アベニューとウルニウ・アベニューの交差点沿い、ワイキキ・パーク・ハイツの1階にあるレストラン。男性は、襟付きシャツ着用(ポロシャツ可)、短パン不可とドレスコードがあります。ハッピーアワー(平日17時~18時30分)がありますので、ぜひ利用したいですね。創業1976年の老舗。夜の平均客単価は15000円前後となります。
引用: https://www.flickr.com/photos/saucesupreme/5464677787/
江戸前鮨の先駆者として大変有名な鮨シェフ中澤圭二氏がワイキキのリッツ・カールトン・レジデンスにオープンさせたお寿司屋さん。月曜日から土曜日まで、10席のみのカウンター席にて、シェフ中澤氏による厳選された「おまかせ」スタイルのお食事を提供しています。一人300ドル(税金、飲み物別)。13歳以上から入店可能。ドレスコードに関しての記載はありませんが、スマートカジュアル(半袖のアロハシャツとスラックスなど)で。もちろん、短パンやビーチサンダルは避けましょう。
引用: https://www.flickr.com/photos/3cl/15928852259/
アズーアレストランは、「ザ・ロイヤル・ハワイアン・ア・ラグジュアリー・コレクション・リゾート・ワイキキ」の海に面したハワイアンレストラン。フレッシュなシーフードを贅沢に使った料理。テラス席から見える夕日の眺めは最高。鮮度の良い刺身、生カキ、ロブスターが楽しめます。予算は1人1万円~1万5千円程度。
ドレスコード:スポーツウェア、水着、ショートパンツ、タンクトップ、ビーチサンダルを避けたリゾートカジュアルでお越しください。
引用: https://www.flickr.com/photos/karen_chan/4241362900/
引用: https://www.instagram.com/p/BpHNXouFlSl/?tagged=housewithoutakey
創業から1世紀を越えたハレクラニ。ハレクラニのオーシャンフロントのダイニングが「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」。1925年に書かれた小説『チャーリー・チャン』にも登場する歴史と伝統のあるレストランです。樹齢100年を越えるキアヴェの樹の下で毎夜繰り広げられるハワイアンミュージックとフラダンスが、一生の思い出を提供してくれるでしょう。本日のお魚料理30ドル、サーロインステーキ49ドル、ブレンドコーヒー6ドルなど。ディナーの平均は5000円程度になります。
ドレスコード: カジュアルなリゾートの装いでお越しください。
引用: https://www.flickr.com/photos/zemlinki/283905742/
引用: https://www.flickr.com/photos/yevon/9644985360/
唐茶苑/ヤウアチャは、2016年夏にオープンした「インターナショナル・マーケット・プレイス」というショッピングモールにある飲茶店。ロンドンのソーホーが本店になり、ミシュラン一つ星を獲得しています。飲茶コースは、デザートまで付いて全10品で58ドル。デザートの単品はだいたい12ドルで、このお店のおすすめ。
Home - Yauatcha Waikiki(公式・英語)
Yauatcha Waikiki is an all-day dim sum teahouse offering classic and contemporary dim sum, wok dishes, patisserie and an innovative wine and cocktail list.
引用: https://www.flickr.com/photos/rachelkramerbusseldotcom/6827930679/
引用: https://www.flickr.com/photos/cluefree/2446889879/
マックトウェンティフォーセブンは、クヒオ通りのヒルトン・ワイキキ・ビーチ・ホテルの1階にあるアメリカ料理のお店。年中無休で24時間営業。日本語メニューがあります。ここのお店は、どのお料理もボリュームたっぷりなのが特徴。中でも3枚重ねのパンケーキ(14ドル)がおすすめ。頼み過ぎないようご注意を!ドレスコードはありません。
引用: https://www.flickr.com/photos/tinahesmansaey/4091845234/
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カラカウア・アベニュー沿いのアウトリガー・ワイキキ・ビーチ・リゾートの2階にあるハワイ料理のレストラン。オーシャンビューで景色は最高。15時~18時がハッピーアワーとなります。Shrimp Carbonara(シュリンプ・カルボナーラ)29ドル、Filet Steak Kiana(フィレ・ステーキ・キアナ)38ドルなど。ライブ演奏があります。平均予算は6~7000円程度。ドレスコードはありません。
引用: https://www.flickr.com/photos/kimberlynmerrill/6027762912/
引用: https://www.flickr.com/photos/jenniewoo/8471537109/
カラカウア・アベニューとデュークス・レーンの交差点沿い、ホリデイ・イン・リゾート・ワイキキビーチコマーのロビー階にあるビアバー。オープンテラスもあります。ビールはなんと30種類以上。ハッピーアワーが断然おすすめ。ハッピーアワーは15:30~17:30、22:30~閉店までとなります。セレクト・アペタイザー50%割引、ピザ10ドルほか。ビールやワインの値引きもあります。生演奏もあり。ディナーの平均予算は5000円前後。ドレスコードはありません。
引用: https://www.flickr.com/photos/radjose/6873650651/
カラカウア通りのDFSから徒歩1分、ワイキキビジネスプラザの最上階である18階にある1時間で360度回転する展望レストランです。ロイヤル・ハワイアンセンターの向いにあります。回転レストランはハワイではここ一軒。18階という高さも珍しいので、ぜひ訪れてみたいですね。カリフォルニアロール8ドル、ダックピザ15ドル、シーザーサラダ12ドルなど。ここから見る夜景は絶品。平均予算は1人1万円ほど。ドレスコードは特にありませんが、おしゃれして出かけたいですね。
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常夏の島ハワイは、世界的な観光地ということもあり、超高級店から安くて美味しい庶民のレストランまで、旅行者の予算に合わせて選び放題ですね。やはり、シーフードやバーべーキューを中心としたハワイ料理が充実。ハワイ名物フラダンスを見ながら最高の夜をお楽しみください。ボリューム満点のハワイ料理に飽きたら、お寿司や飲茶もいいですね。ハワイのレストランはどこも量が多めなので、ご注文前にサイズの確認を忘れずに!※2018年4月の情報となります。最新情報は各レストランの公式サイトをご確認ください。