パピルス（英: papyrus）は、カヤツリグサ科の植物の1種、またはその植物の地上茎の内部組織（髄）から作られる、古代エジプトで使用された文字の筆記媒体のこと（区別のためそれぞれ、パピルス草・パピルス紙とも呼ばれる）。「紙」を意味する英語の「paper」やフランス語の「papier」などは、パピルスに由来する。ただし、パピルス紙は一度分散した繊維を絡み合わせ膠着させてシート状に成形したものではないため、正確には紙ではない。

今から5000年も前から人々は「植物の芳香」及び「芳香物質」の効能を様々なことに用いられていた事が、たくさんの文献・書物から分かっています。 例えば、紀元前2000年頃の古代エジプトで書かれていたパピルス紙に、ミルラ(没薬)、シナモンルバナムの樹脂などの他に、息に香りをつける「香錠」の作り方まで記載されていました。 古代エジプト(紀元前3000年～30年)では、ミイラ作りの際に防腐効果のあるフランキンセンスやミルラなどの植物が用いられ、また宗教儀式でも香りをたく習慣がありました。 それに、かぐわしい香りと言えば・・・世界3大美女の一人、エジプトの「クレオパトラ」の香りは、彼女の美しさと魅力をさらに引上げたと伝えられています。

香りの歴史は古く、BC3000年頃始まった、古代エジプトにまでさかのぼります。「香り」を表す「Perfume」はラテン語の「PerFumum」（煙によって立ち昇る）が語源であると言われています。火によって生じる煙は、香りとともに天に昇っていき、それがどこか、神と通じるものがあったそうです。

紀元前1世紀頃の古代エジプトでは、香料産業が発達し、近隣国との貿易も盛んに行われていました。クレオパトラは自分専用の香料工場を持ち、毎日、バラの香水風呂に入り、寝室にはバラの花を敷き詰めていたそうです。1回に使う香料は現在の価格にして数十万円だったとか。 バラにムスクなどの動物性香料をブレンドした香油を体に塗り、多くの男性を虜にしたといわれています。