アイディア大国、ドイツ!
小さな連邦国家の集まりだった歴史からか、イギリスはロンドン、フランスはパリのような一極集中都市を持たず、地方それぞれの個性にこそ魅力が多いドイツ。
行く先々で初めて体感する歴史や文化に、嬉しい驚きがいっぱいの旅先です。
今回はそんな不思議な国ドイツの中でも、特にオススメでお土産としても買いやすいメーカーの商品、雑貨類から文房具まで8つを一挙に紹介していきます。
①ドイツおすすめのお土産雑貨◆アンペルマン
まず始めに紹介するのはベルリンで愛されるキャラクター「アンペルマン」です。
アンペルマンは1961年、交通心理学者のカール・ペグラウによってデザインされ、旧東ドイツの歩行者用信号機の表示として使われました。
東西ドイツの統一に伴い西ドイツで使われていた信号機に統一される予定でしたが、あまりにも可愛らしいデザイン、そして信号機として優れたデザインであったため市民たちからの「アンペルマンを救え!」のかけ声でアンペルマン信号は撤去を免れます。
今ではベルリン州の殆どの歩行者信号がこのアンペルマンになっているので、ベルリンへ足を運んだ際にはぜひ信号機に注目してみてください。
ベルリンにはそんなアンペルマンを扱うショップの数も続々と増えています。
ベルリンではお土産の定番中の定番!と言っても過言では無いのではないでしょうか?
バッグやTシャツ、文房具、キッチン用品にお菓子、キーホルダーまで可愛いグッズが沢山揃っているので、是非みかけたら立ち寄ってみてください。
デザインに興味のある方や歴史好きな方には、特に喜ばれるお土産となる事間違い無しです。
②おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆KOZIOL(コジオル)
次に紹介するのは「KOZIOL(コジオル)」です。コジオルは良質なプラスチックを使った家庭用雑貨メーカーです。
多くのドイツ企業が生産の拠点を人件費の安い場所(東欧など)に移している昨今に珍しく、コジオルはすべて"Made in Germany"という珍しいブランド。
可愛くてユニークなデザインに加え、不純物のない良質なプラスチックを使って作られるコジオルの製品は、まるでガラスのような美しい光沢、そして丈夫さも特徴の一つです。
料理好きな人はもちろん、そうじゃない人もおもわずキッチンに立ちたくなるような、機能的でキュートなキッチン雑貨が人気です。しかし、コジオルからはオフィスで使える文房具もたくさん出ています!
そしてMade in Germanyと一言でいっても価格帯は自分用にしたい価格からお土産になりそうな価格まで様々。きっと希望に合ったお気に入りのお土産が見つかる事と思います。
是非ステキな一品を探してみてください!
③おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆Pelikan
1929年、当時画期的だったピストン吸入式の万年筆を発売したドイツの文房具メーカーがありました。そのメーカーは瞬く間に話題となり、100年近く経った今も世界に名を轟かせ続けています。その文房具メーカーが「Pelikan(ペリカン)」です。
ご存知の方も多いかと思いますが、ペリカンは親子のペリカンマークをシンボルとし、特に万年筆の老舗メーカーとして世界中で知られています。現在はスイスに本社を置いていますが、売上シェアの約半分は現在もドイツにあります。
そんなブランド、ペリカンからは子供向けの筆記具も沢山出ています。
グリップ部分が三角形になっていて親指、人さし指、中指を置けば美しい持ち方になるというパパママ先生に嬉しい筆記具です。
しかしこのシリーズ、実は子供だけでなく大人にもかなり人気があるんです!
「もう一度正しい持ち方を学び直したい」「文字を綺麗に書けるように練習したい!」など、いろいろな理由で購入する大人が増えています。
価格も低価格で、デザインもかわいいものばかり。万年筆の入門としてもかなり有能なので気になる方はぜひペリカンへ立ち寄ってみてください。
④おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆STABILO
「STABILO(スタビロ)」は世界で初めて蛍光ペンを開発したメーカーです。
1865年、ニュルンベルクの地で使われるようになったスワンのトレードマークは今も世界中で愛されています。
学生はもちろん、ビジネスシーンにおいても実用度の高いマーカーとして高い評判を得ていて、蛍光ペンにおけるシェアは世界No.1を誇っています。
高品質な機能性と印象的なデザインが多くの人々を魅力し続け、文房具界のトップを走るブランドとして常に新しいものを開発していくスタビロ。
そんなドイツを代表するスタビロの筆記具は、小分けされたお菓子などとセットにして配るとちょっぴりハイセンスなお土産になりそうです。
最近では日本でもスタビロの蛍光ペンを見かけます。しかしドイツには日本未上陸のアイテムもまだまだ沢山ありますので珍しいデザインのものをぜひ、探してみてください!
ペンケースの中に1本あると気分の上がるオシャレなデザインばかり。どれを選んでも素敵なお土産になること間違い無しです。
⑤おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆GALLSEIFE(ガルザイフェ)
次に紹介する「GALLSEIFE(ガルザイフェ)」はドイツでは130年の歴史を持ち、今でも根強い人気を誇るプチプラなシミ抜き石鹸です。
牛の胆汁を原料に含むことにより、その胆汁の酵素が脂質や着色料を分解。汚れを無かった事にしちゃいます。
この石鹸、本当にとても優秀な石鹸で、力を入れてゴシゴシせずとも汚れがみるみる落ちるんです……!!
襟や袖の頑固な汗ジミから、血液、ソース汚れまでなんでも良く落ちてしまうので現地では”魔法の石鹸”なんて呼ばれています。
個体のもの以外にも便利な液体タイプも販売されています!
プチプラなのでぜひ、自分用とお友達用合わせてゲットしたいお土産の一つです。
⑥おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆Schwammtuch(シュワムトゥーフ)
「Schwammtuch(シュワムトゥーフ)」はドイツ生まれ(諸説あり)のスポンジ布巾です。
水をよく吸い込み、毛羽立つことも無いので、大掃除から日々のちょっとした水気取りまでなんでも使える優秀な布巾。
浴槽や洗面台の水気を取るも良し、キッチンをカラッと拭きあげるも良しでドイツではよく使われています。スーパーやドラッグストアへ足を運べばすぐに見つかるお土産です。
カラーやデザインも豊富で色んなメーカーが売り出しています。
軽くてかさ張らない所もお土産に最適なポイント。ぜひお気に入りのものを見つけてお家に連れて帰ってあげてください。
5枚入りでだいたい1ユーロ程、繰り返し使う事も出来るので出会ったら絶対に1つ買って欲しいお土産です。
⑦おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆Kneipp(クナイプ)
「Kneipp(クナイプ)」はドイツシェアNo.1を誇る入浴剤ブランドです。125年以上の歴史を持ち、自然の恵みを生かしたボディケア商品が世界中にファンを増やし続けています。
最近では日本でも薬局の入浴剤コーナーへ足を運ぶと、このクナイプのバスソルトを見かける事が多くなりました。
しかし、ドイツは流石本場です!日本未上陸のフェイスパックやフットクリームなど、珍しいものをたくさん見つける事が出来ます。
香りや効能も様々なクナイプの商品。
次々に新しいものや季節限定パッケージが発売されるので、ドイツ旅行の際は毎回でも購入しておきたい所。
おもわずパッケージ買いしてしまいそうなデザインも、素敵なハーブの香りのものも、両手に持ちきれない程沢山ありますよ!
ほんのり香るクナイプの商品は老若男女問わず癒される商品なので、あまり人を選ぶ事なく、お土産にはとってもオススメです。
⑧おすすめ!ドイツのお土産雑貨◆オーデコロン4711
最後に紹介するのは、雑貨と言ってもちょっぴり高級なコロン「4711」です。
この4711、ドイツのケルンで作られたものなのですが、実は世界で最も歴史のある“元祖コロン”です。「Eau de Cologne(オーデコロン)」とはフランス語で「ケルンの水」を意味します。
1792年に誕生し、200年以上独自の製法を守り続けて作られているこのコロン。現在でも香料は天然の植物素材のみ。
爽やかな柑橘系の香りが特徴で、かつてはあの皇帝ナポレオンやゲーテ、ワーグナーまでこの香りを愛しました。
ケルンの4711本店へ足を運ぶと、現在も保存されている世界最古のフラスコや、オーデコロンの流れるギャラリーを見学することもできます。
大瓶だけでなく10ユーロ以下で購入出来る小瓶もあり、香水が好きな方、歴史や文学、音楽を愛する方へのお土産にはもちろん、そうでない方へ贈ってもお土産話に花が咲きそうなアイテムです。
他にもスカーフやアクセサリーなど、香水以外のオリジナルグッズも販売されていますので、香水が苦手な方にはこちらの方が喜ばれるかもしれません。
おわりに
ドイツでお土産にしたい文具から雑貨類まで8つをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ドイツで買える定番のお土産はどれも歴史や文化と深い関係を持ち、知れば知る程興味深くなっていくこと間違いなしのものばかりです。
おとぎの国のような街並みの裏には波瀾万丈な歴史を持ち、伝統的な美しさを守りながらも新しいデザインを生み出す力で世界のトップを走り続ける逞しき国、ドイツ。
そんな魅力的な場所へ旅行する際には是非、お土産選びの参考の一つにしてみてください。