ロシア名物料理 その１ ボルシチ
日本で一番有名なロシア料理はボルシチでしょう。ロシア旅行に行くと、赤いボルシチを食べない日はないのかもしれません。実はこの料理、もともとは隣国のウクライナの料理でした。玉ねぎ・ニンジン・ビーツ（砂糖大根）・牛肉を鍋で炒めた後、水を加えて煮込んだ料理です。日本で言うところの豚汁ならぬ牛汁、というところでしょうか。
ちなみに、ボルシチにサワークリームを入れて食べるのがロシア風とのこと。なにしろ日本の豚汁（というより牛汁）にあたる料理なので、家庭ごとにこだわりの作り方があり、家庭ごとに味が異なります。このボルシチをお土産として、日本に持って帰ることはさすがにできませんが、大企業マギーがロシアにも進出して、このようなインスタントのボルシチ粉末を販売しています。これを旅行のお土産に持って帰って、ご自宅でボルシチを楽しみましょう。
ロシア名物料理 その２ ピロシキ
これも、日本で最も有名なロシア料理の一つ、ピロシキ。簡単に言うと、中に肉や野菜などの具を詰めた揚げパンです。
そのパンの具は多種多様。肉類や野菜、キャベツやツナなどが入ったボリュームいっぱいの食事ピロシキがある一方で、リンゴなどの果物やチョコレートを挟んだおやつピロシキがあったりもします。ちなみに、日本でおなじみのカレーパンのモデルは、ピロシキであるようです。
このピロシキも、ロシア旅行のお土産として、日本に持って帰るのはちょっと難しいでしょう。しかし、ロシアではファーストフードのレストランでも、スーパーマーケットのお総菜パンコーナーにもピピロシキが売っているので、寒ーい冬のロシア旅行でなら、ジプロップの袋にがっちりピロシキを詰め込んで、お土産にすることもできるかもしれません。
ロシア名物料理 その３ ブリヌイ
ブリヌイとはずばり、ロシアバージョンのクレープです。バターをたっぷり使って焼いた、イースト入りの厚めのクレープの上に、様々な具をのせて食べます。炒めたひき肉や野菜、ツナ缶などをのせるお食事ブリヌイもあれば、あまーいチョコレートを上に塗ったおやつブリヌイもあります。ちなみに、スモークサーモンとクリームチーズを挟んだブリヌイもポピュラーなものです。
ちなみに、ロシアの人々にとってこのブリヌイは大変に重要な食べ物であるようです。例えば、妊婦さんや出産を終えたお母さんに食べさせるのがこのブリヌイであり、また、お葬式の時には死者とともに棺桶にいれるのもこのブリヌイです。
ロシア名物料理 その４ 黒パン
ロシアの主食、黒パン。ライ麦を主原料とした、その名のとおり黒いパンです。酸味がつよいので、日本人の口にはあまり合わないかもしれませんが、ロシア人にはこの黒パンが心の味なのです。ちなみに、この黒パン、栄養的にも優れた食べ物でビタミンB群や食物繊維が豊富です。新鮮な野菜が少ないロシアでは、野菜の変わりにもなっていたのかもしれません。
この黒パンなら、ロシア旅行のお土産としてもOKでしょう。ビニール袋で厳重に包んで、トランクに入れて日本に入国しても、問題はありません。このパンで、オイルーサーディーンとチーズなど、味や香りの少々強い具を挟むと、なかなかおいしいサンドイッチができ上がりますので、おすすめです。
ロシア名物料理 その５ クワス
いままで、ずっと食べ物の話だったので、ここでロシアの飲み物の話をしましょう。クワスとは、ライ麦と麦芽を醗酵させて作る微アルコール性飲料で、ミントや果物の味がついています。アルコールが含まれてはいますが、１％～２％のわずかなものです。とは言え、アルコールが全くダメな方はご注意を。ちなみに、クワス、ロシアではアルコール飲料として分類されていないため、子供でも飲むことができます。
基本的に発酵飲料なので、体にはいい物なのでしょう。なぜかロシアでは夏に良く飲まれます。スーパーマーケットにもペットボトル入りが販売されていますが、ちょっと日本にお土産として持って帰るのは、勇気がいるかもしれません。
最後に
ロシアには、おいしい食べ物がたくさんあります。お腹を空かせて、ロシア旅行に行きましょう。
