ブルキナファソの治安は良い?
ブルキナファソは、西アフリカにあるフランス語が公用語の国です。首都はワガドゥグで、内陸国ですが、周辺国に比べると治安は良いです。ここでは、ブルキナファソの治安や、ブルキナファソ旅行で注意するべき事をご紹介します。
ブルキナファソの治安「危険レベル4」の地域
ブルキナファソは、他のアフリカ諸国に比べると治安は比較的良い国ですが、観光する際には気をつけるべきことがあります。それは、他国の国境周辺には近寄らないことです。特に危ないのは、外務省のホームページで危険レベル4が発令されているマリとの国境周辺です。
マリとの国境周辺は、アルカイーダやムスリム支援団などのイスラム過激派組織の活動拠点が近く、誘拐やテロが警戒されています。治安機関を襲撃する事件も起きており、治安維持が困難な状況になっているため絶対に行かないようにしなければいけません。
ブルキナファソの治安「危険レベル3」の地域
西マリや東ニジェール、ベナンの国境周辺には、危険レベル3が発令されています。ニジェールに隣接しているエリアでは、イスラム過激派によるテロや誘拐の危険性があるため、大変危険です。さらに、首都ワガドゥグからニジェール、ベナンへ続く国道4号線では、高速バスや商業車両をターゲットにした路上封鎖強盗が起きています。
路上封鎖強盗の怖いところは、強盗犯がライフル等を持っていることです。発砲し強制的に車を停車させるため、路上封鎖強盗にあった場合は逃げることができません。このような危険な事件に巻き込まれないためには、周辺には近づかないことが大切です。
さらに、治安機関を襲撃する事件に頻繁に発生しているため、テロの危険性が考えられています。テロや誘拐は命にかかわる危険性があるため大変危険です。
ブルキナファソの治安「危険レベル2」の地域
ブルキナファソでは、危険レベル3、4の南にある地域には危険レベル2が発令されています。イスラム過激派がマリに潜伏しているとされるため、外国人を対象にした誘拐やテロの危険性があるため、このエリアにも近づかないようにしなければいけません。
首都ワガドゥグでは、2016年に武装組織がカフェとホテルを襲撃し101名の死傷者が出ました。この事件はイスラム過激派組織によるテロ事件とみられています。さらに2017年には、トルコ系レストランが襲撃されるテロ事件が発生し18名が死亡しています。
そして2018年フランス大使館が襲撃され治安部隊8名が死亡したとされています。80人以上が負傷したこのテロでは、イスラムとムスリムの支援団が犯行声明を出しています。フランスやブルキナファソの政府を直接の標的にすると声明が出されているため、今後も首都ワガドゥグでテロが起きる可能性があるため、首都ワガドゥグへの観光は避ける必要があります。
ブルキナファソの治安「危険レベル1」の地域
現在危険レベル1の地域では、ブルキナファソの人々の友好的な性格から治安はとても良いエリアであると言えます。ブルキナファソ旅行を考えているなら、危険レベル1の地域での観光が安全です。しかし、危険レベル1の地域でもテロ事件が起きる可能性はあります。
ブルキナファソ旅行で注意するべきこと
ブルキナファソ旅行では、まず絶対に他国との国境付近には近づかないことが一番だと言えます。さらに、観光をするなら、危険レベル1の地域に限定し、首都ワガドゥグやその他の危険地域には立ち入らないことが大切です。
まとめ
ブルキナファソの地域ごとの治安や旅行で注意するべきことなどをご紹介してきました。ブルキナファソの人々は友好的な性格で、危険レベル1の地域は治安もよいため観光はできる国です。しかし、国境周辺ではテロや誘拐事件の可能性もあるため絶対に近づかないようにしなければいけません。