スペインのおすすめ美術館、見どころは?1・プラド美術館
スペインに数ある美術館の中で、なんと言っても一番有名なのがこちら1819年に開館した「プラド美術館」です。マドリードにあり、歴代のスペイン王室の膨大な美術コレクションを収蔵、展示しています。マドリードに来たならば、必ず立ち寄って欲しい美術館となっています。
筆者もこちらの美術館で1日を過ごしたのですが、1枚1枚の絵画、彫刻に強く感動しました。数年たった今なお強烈な印象が残っている美術館です。
プラド美術館の主な収蔵品
●フラ・アンジェリコ「受胎告知」
●ロヒール・ファン・ゼル・ウィイゼン「十字架降架」
●ヒロエニムス・ヴォス「快楽の園」
●アルヴレヒト・デューラー「アダムとイブ」
●ラファエロ・サンディ「枢機卿の肖像」
●テントレット「弟子の足を洗うキリスト」
●ティアーノ・ベチェリオ「ビーナスとオルガン奏者とキューピッド」
●ピーテル・ブルーゲル「死の勝利」
●エル・グレコ「胸に手をおく騎士のポートレイト」
●エル・グレコ「羊飼いの礼拝」
●レンブラント・ハン・レイン「アルテミシア」
●ディエゴ・ヴェラスケス「ヴレダの開城」
●ヴィーデル・パウル・ルーヴェンス「三美神」
●ディエゴ・ヴェラスケス「ラス メニーナス」
●フランシスコ・デ・ゴヤ「裸のマハ」「着衣のマハ」
スペインのおすすめ美術館、見どころは?2・ソフィア王妃芸術センター
カルロス1世の妻、ソフィア王妃にちなんで名づけられたのが「ソフィア王妃芸術センター」です。
こちらの美術館には主に20世紀から現在の近代美術が中心に収蔵展示されていますが、とくに有名なのがパブロピカソの「ゲルニカ」です。
ゲルニカがスペインに帰国したのち、まずはプラド美術館に展示されていましたがのちにこちらのソフィア王妃芸術センターに移されました。
ゲルニカはスペイン内戦中の1937年に描かれた絵画と壁画で、20世紀を象徴する反戦と抵抗のシンボルとなっています。
スペインに旅行した際には、必ず見て頂きたい、心に深く残る作品のひとつです。
スペインのおすすめ美術館、見どころは?3・ティッセン・ボルネミサ美術館
オランダ人の大富豪、ティッセン・ボルミネサ男爵の膨大な美術コレクションをスペイン政府が全て買い取りマドリードに創ったのがこちらのティッセン・ボルネミサ美術館です。そのコレクションのボリュームはイギリス王室のエリザベス女王に次ぐ数と言われており、主に12世紀後半から近代美術にかけてのコレクションが堪能できます。
ティッセン・ボルネミサ美術館の中で一番有名なのが、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの作品で「オーベル近郊ベセノの眺め」があり必見です。
スペインのおすすめ美術館、見どころは?4・ピカソ美術館
スペイン北部を旅するなら必ず立ち寄って頂きたいのがバルセロナにあるピカソ美術館。20世紀最高の芸術家と評されることも多いスペイン出身のパブロピカソ。ピカソ美術館はフランスのパリにあるものが有名ですが、こちらバルセロナのピカソ美術館はピカソが子供時代を過ごした地元ということもあり、ピカソの幼年期から晩年までの色々な時代の作品を鑑賞することができます。
所蔵品の中で一番有名な作品は「科学と慈愛」。こちらはなんとピカソが16歳の時に描かれたもので、パリのピカソ美術館に多く展示されているパリ時代のピカソの絵とは違うテイストで、心に染みるしっとりとした作品です。
スペインのおすすめ美術館、見どころは?5・ダリ美術館
最後にご紹介したいのは、カタルーニャにあるダリ美術館です。サルバドール・ダリは、スペイン北部のカタルーニャ地方、フィゲラスの出身です。こちらの美術館もフィゲラスにあり、その特徴的な美術館の建物はダリ本人がデザインをしており必見です。1万点は収蔵されていると言われている展示作品は、なんと撮影自由!ダリらしい、シュールな作品を是非お楽しみいただきたい美術館です。
まとめ
いかがでしたか?見どころの多いスペインの美術館。プラド美術館ひとつとっても、全てを見ようと思ったら1日ではとても時間が足りません。是非次のスペイン旅行ではゆっくり時間をとって芸術鑑賞を楽しんでみてくださいね。