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【2018年】スペインの巡礼!費用・持ち物・おすすめのルートなど【まとめ】

2024.02.25

いまスペインで人気の観光ルートといえばサンティエゴ大聖堂へと続く巡礼の旅です。約800kmにも及ぶ道のりを1ヶ月長をかけて歩く歴史ロマンにあふれるたびです。人生で一度は体験したいスペイン巡礼の旅にかかる費用や持ち物、おすすめルートをご紹介します。

  1. スペインの巡礼!費用・持ち物・おすすめのルートなどをご紹介!
  2. サンティアゴ巡礼道とは
  3. スペイン巡礼でおすすめのルートは?
  4. スペイン巡礼にかかる費用はどれくらい?
  5. 忘れちゃ絶対だめ!スペイン巡礼の持ち物
  6. スペイン巡礼におすすめのシーズンは?
  7. スペイン巡礼はどれくらいの期間で出来る?
  8. スペイン巡礼の宿アルベルゲの種類
  9. スペイン巡礼の先に待つもの
  10. スペインの巡礼!費用・持ち物・おすすめのルートまとめ
今、世界中の旅行客に人気のスペインの巡礼をご存知でしょうか?人気のコースはフランス国境からスタートし、サンティアゴ大聖堂を目指すコースです。世界中の観光客を虜にするその旅の魅力に迫るとともに、かかる費用やおすすめのルートなど詳しく解説していきたいと思います。
スペイン巡礼の舞台となるのはサンティアゴ巡礼道です。その昔、カトリック教徒たちがスペインの北部にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂を目指して歩いたとされる道のことです。最古の巡礼記録は951年にも遡り、由緒正しき神聖な巡礼の道として今でも多くの観光客がその歴史の歩を進めています。その数は20万人以上にものぼり、アルベルゲと呼ばれる宿泊施設などでは巡礼手帳を手に入れることが出来、各スポットでスタンプを集め大聖堂にゴールすると貰える巡礼証明書を目指します。

サンティアゴ巡礼道の歴史

かつてスペインとスペイン外ヨーロッパの文化交流のもとともなったサンティアゴ巡礼。11世紀にはヨーロッパ中から多くの巡礼者が集まり、最盛期の12世紀には年間50万人を数えたともいわれ、やがて巡礼路に沿った都市にロマネスク建築による多くの教会や修道院が建設されましや。歴史ロマンの詰まった巡礼地をぜひとも歩いてみましょう!

イギリス人の道

イギリス人の道はスペイン北西部の大西洋に面した港湾都市「ア・コルーニャ」からサンティアゴを目指す順路でかつてイギリス人が多く歩いたことからこの名前がつけられました。約75kmの道のりで、最近ではフェロールから120kmに延長された道を歩くことで巡礼証明書を貰うコースが人気です。
フェロール港にあるイギリス人の道の記念碑をスタートに海岸線の静かでのどかな風景を眺めながらあるくこの道は静かな田園風景が魅力で、これからも人気の巡礼路のひとつとして多くの観光客が巡礼を行うことでしょう。

フランス人の道

初心者におすすめでかち、最も人気のある巡礼路がフランス人の道です。フランスとスペインの国境にあるサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの街からサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの約780kmを歩くこの巡礼路は多くのアルベルゲや道標が完備されており、歩きやすい巡礼路となっています。
道中にはブルゴスやレオンといった主要な都市が連なり、歴史的な見所も多い事から始めてサンティアゴ巡礼路を歩く巡礼者にとって人気の道となります。サン・ジャン・ピエ・ド・ポーから出発すると直ぐに標高差約1,200mのピレネー越えがあり、牛追い祭りで有名なパンプローナ、ワインの産地であるラ・リオハ州と次々に訪れることのできる名所が魅力です。

北の道

初心者におすすめで、フランスとの国境からスタートする道には「北の道」というルートもあります。国境にあるイルンという町からサンティアゴ・デ・コンポステーラまで歩く約854kmの道を歩きます。イベリア半島の北部を海を臨みながら歩くルートでこちらも風景が穏やかで歴史的な見所のおおいことでフランスの道同様に人気のルートとなっています。
この道の特徴はリアス式海岸の織り成す高低差の激しい道のりです。カンタブリアの海を臨む巡礼路、ヨーロッパでも有数なリゾートの街であるサン・セバスティアンを過ぎるとビルバオまで厳しい道のりが続きます。その後訪れることのできる夏に避暑地として人気のリゾート地を眺めることができ、渡し船に乗ってカンタブリア州の19世紀にスペイン王室の離宮のあったサンタンデールへと巡礼路は続きます。イルンからサンティアゴまでは34日の長丁場になります。
スペイン巡礼に必要な費用は大きく分けると渡航費、宿泊費用、食費に分けることができます。シーズンや利用する航空会社で費用はピンキリですが13万円から15万円くらいです。宿泊費はこちらもピンキリで5から10ユーロを目安にすればよいでしょう。注意しなければならないのはサンティアゴ大聖堂周辺は20ユーロが相場になっている点です。35日間で175ユーロからと考えるとよいでしょう。食費は食べるものによって異なりますが一食10ユーロもあれば十分なようで、1000ユーロも使ってしまうのは稀なようです。
持ち物で特に注意すべきは以下の12点です。パスポート、現金、クレジットカード、航空券、海外旅行保険の控え、バックパック、ウエストポーチ、メモ帳とペン、寝袋、ライト、充電器の変圧器、非常食です。巡礼地の治安は良いといわれていますが、異国の地であることは間違いないので貴重品の管理は必要です。ウエストポーチで身体の前に持つことを意識しましょう。
貴重品以外で必要な持ち物は、トレッキング用の衣服です。長い道のりを歩くので当然靴はトレッキングシューズがおすすめです。また、荷物や持ち物は少ないほうが良いですが、洗う機会がなかなか少ないのでTシャツは3枚持っていると便利です。道中は雨天のときもありますので雨合羽も必要なアイテムとなります。巡礼地は日差しが強いので帽子やサングラスは必要なアイテムとなります。念のため、代えの靴紐もあるとよいでしょう。
なくても良いが持っていると安心な持ち物は防水の靴カバーです。雨がひどいときに靴が濡れてしまうと、翌日までのこります。爪きりもあると便利です。靴ずれの防止にもなります。また、宿泊施設は土足なので軽いサンダルがあると便利でしょう。最初の町で巡礼地マップと、クレデンシャルというスタンプ証も購入してもっておくと良いです。また、ホタテ貝は巡礼者の証なので購入してバッグにつけておくと良いでしょう。
スペインの巡礼は初心者向けルートもあるとはいえやはり一日20から30kmを歩く過酷な旅となります。ですので寒い季節よりも暑い季節が好まれているようです。特に5月から9月は人気で、サマーシーズンは多くの観光客で賑わいを見せます。10月以降になると雨の時期になり、歩くのには適していないのも理由のひとつです。
最も人気のルート「フランス人の道」を例に、スペイン巡礼にはどれくらいの費用がかかるのかを見てみましょう。フランス人の道は合計で約800kmの道のりを歩きます。ペースは一日だいたい20kmから30km程度のペースです。歩き終えるのは30日間から45日の計算になります。
日本から、スペインの「フランス人の道」のスタート地点にいくには2日から3日程度かかります。往復で1週間程度の余裕があるとよいでしょう。さらに、天候の悪化や疲労の蓄積、観光の度合いなど考慮し、トータルで45日程度見積もると、ゆっくりと巡礼を楽しむことができるでしょう。
宿泊施設となるアルベルゲには3種類あります。公営のアルベルゲ、私営のアルベルゲ、ドネーション(寄付)のアルベルゲです。公営のアルベルゲは大抵5ユーロで宿泊することができ、新しい場合など10ユーロするところもあります。私営のアルベルゲは公営よりも若干施設が綺麗だったり、バーがついていたり朝食サービスつきということもあり8から15ユーロとすこし高めの値段設定になっています。ドネーション(寄付)のアルベルゲは寄付で成り立っており、値段設定は客が行います。
長い巡礼のルートを歩いた先に待っているのはなんでしょうか。疲労に沈んだ心と身体を癒すもの。世界中から集まった観光客があらゆるルートからひとつの町を目指し、たどり着いた先に待つものは?あなたの目で是非とも確かめてください。最高の感動を世界中のひとと味わう贅沢を、是非ともご堪能ください。
スペインの巡礼は伝統ある巡礼地をめぐる大人気の旅のコースでした。いくつかのコースがあり、中でもフランス人の道は初心者でも挑戦しやすいコースとなっていました。費用はアルベルゲという施設を使うことで大変安く抑えることができます。多くの出会いと体験が待ち受けているスペインの巡礼。是非とも人生に一度この感動を味わってみてはいかがでしょうか。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BAXgjwHym-B/?tagged=%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B4%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%A0%82