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マルタ共和国は地中海にある島国でシチリア島のほぼ真南に位置しています。日本との時差は8時間でサマータイム制度を導入しています。サマータイム期間は毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日となっています。
マルタの気候区分は典型的な地中海性気候で、サマータイムを含め年間を通じて雨が少なく晴天が多いのが特徴です。これから月毎にマルタでの天候と気温について紹介します。
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マルタの3月の平均最低気温は10℃ 最高気温は17℃ 降雨日は5日間です。
東京に比べればだいぶ暖かい方です。3月に入ればマルタも冬から春へと一気に季節が変わります。3月の最終日曜日からサマータイムへ切り替わります。この時は時差が1時間縮まります。
マルタの4月の平均最低気温は12℃ 最高気温は20℃ 降雨日は3日間です。
マルタの4月はサマータイムが始まったこともあり、完全に春の陽気です。更に気温も上がり降雨も少なくなり、観光客にとってはより過ごし易いシーズンとなります。そして4月は10月と並び年間で最も文化イベントが多い時期でもあります。4月のマルタは見所が多いですよ。
マルタの5月の平均最低気温は15℃ 最高気温は24℃ 降雨日は1日間です。
5月に入ると最高気温も上昇し、天候が良ければ海水浴も利用できるシーズンとなります。雨も少なくなるので旅行者にとっては5月が年間でベストシーズンといえるでしょう。5月は文化イベントも多くなりますのでマルタの観光業界にとっては書き入れ時ですね。5月から夏を迎え日照時間も長くなります。
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マルタの6月の平均最低気温は19℃ 最高気温は28℃ 降雨日はゼロです。
マルタは日本のように6月に雨が多く降ることはありえません。6月に入れば完全に夏ですね。
でも7月以降に比べたらまだ過ごし易いほうです。気温は高いですが湿度が少ないため短パン、Tシャツで十分過ごせます。このあたりから太陽の日光が強くなっていきます。
マルタの7月の平均最低気温は21℃ 最高気温は31℃ 降雨日はゼロです。
マルタの7月はもう完全に夏真っ盛りです。毎日海水浴が楽しめますし、日照時間も年間で最も長い12時間。雨は全くといっていい程降らず、夜中まで明るいです。マルタの太陽の日光を求め、欧州中から多くの観光客が押し寄せるのも7月がピークです。
マルタの8月の平均最低気温は22℃ 最高気温は31℃ 降雨日はゼロです。
マルタの8月は年間で最も暑いシーズンで正にサマータイム真っ盛りといったところです。ここで肝心なのが紫外線対策。とにかく日光が強烈ですので8月に訪れる際は、サングラス、日焼け止めといった類いは忘れないようにしましょう。あと雨が全く降らないので熱中症対策も忘れずに。ペットボトルは必須です。但し利点もあります。この時期に洗濯すればあっという間に洗濯物が乾きます。
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マルタの9月の平均最低気温は20℃ 最高気温は28℃ 降雨日は3日です。
9月のマルタはようやく日差しの強い夏から徐々に解放されていきます。それでもまだまだ夏の陽気で海水浴も十分
できます。
マルタの10月の平均最低気温は18℃ 最高気温は25℃ 降雨日は5日です。
10月に入っても日本からみればまだまだ初夏の陽気といっていい程の快適な気温といっていいでしょう。但し10月は雨もポツポツ降り出していきます。それでも旅行するには折り畳み傘があれば十分でしょう。あと寒暖の差が激しい日もたまにありますので衣類の調整は忘れないようにしましょう。ちなみに10月の最終日曜日をもってサマータイムは終了します。よって11月からは時間が1時間延びます。
マルタの11月の平均最低気温は14℃ 最高気温は21℃ 降雨日は7日です。
11月に入ればマルタも本格的に秋を迎えます。気温も急激に下がりますので11月に旅行する際は、冬着は忘れないようにしましょう。そして冬季のマルタは雨が多くなる傾向になりますので傘は必須になりますからご注意を。
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マルタの12月の平均最低気温は11℃ 最高気温は17℃ 降雨日は8日です。
12月に入ればマルタも冬へ突入します。ただ冬といっても気温に限れば日本と比較しても暖かい部類に入ります。しかし一点異なる点があります。それは日照時間の短さです。夏は午後10時近くまで明るかったのが冬は17時を過ぎれば暗くなります。でもそれは日本も同じですね。
マルタの1月の平均最低気温は9℃ 最高気温は16℃ 降雨日は8日です。
1月のマルタは正に冬。平均最低気温は12月に比べて2℃程下がりますが、マルタは海洋国家のため冬の海風が強くなります。よって体感温度はもっと寒いと予想されます。冬にマルタを旅行する際は防寒義は必須となります。日本の冬と比べればマシともいえますが、油断はできませんのでご注意下さい。
マルタの2月の平均最低気温は9℃ 最高気温は16℃ 降雨日は7日です。
2月のマルタは1月とほとんど変わりません。年間で最も寒い時期といえます。特に寒い海風は体にモロに響きますのでセーター、ジャケット、コートといった防寒義は忘れないようにしましょう。
マルタを訪れた際、まず定番として押さえたいのが首都バレッタです。バレッタはかつて聖ヨハネ騎士団によって建設された要塞都市で、別名『宮殿の町』と呼ばれています。ヨーロッパでは珍しく騎士団が中心になって建てられた都市で、地中海近辺、ギリシャ、トルコとは又違う個性ある建物が並んでいるのが魅力的です。代表的な建物は聖ヨハネ大聖堂、騎士団長の宮殿、アッパーバラッカガーデンといったところでしょうか。バレッタは小さな町なので効率良く廻れば半日観光でも満喫できます。
マルタの要塞都市はバレッタだけではありません。実はマルタ島のあちこちに要塞都市が点在しているのです。
その中でマルタ騎士団最初の城郭都市『ヴィットリオーザ』、海に突き出た監視等があって見晴らしの良い『セングレア』、『コスピーノワ』これら3つの城塞都市を通称『スリーシティーズ』と呼ばれ親しまれています。
バレッタと違いお土産やカフェもなく、まさに中世にタイムスリップしたような印象を受けるでしょう。
マルタ島南部に位億するマルサシュロックが最近人気を集めています。一見何でもない漁村ですが人気を集めているのがカラフルに彩られたマルタの伝統的な漁船『ルッツ』です。特に土日はたくさんのルッツが停泊しているので村全体がカラフルに彩られて、ある意味壮観な光景が繰り広げられます。そして日曜日は魚介類を中心とした露店が立ち並ぶサンデーマーケットとして賑わいを見せます。勿論ここで採れるシーフードは格別ですので訪れる価値は十分にありますよ。
マルサシュロックの近くにある青の洞門です。青の洞門といえばイタリアのカプリ島が有名でしたがここ数年でマルタ島の青の洞門も人気がでてきました。但しバスやボートの手配と個人旅行で行くにはなかなか大変なので現地ツアーに参加したほうが無難ですね。
マルタ島に3日以上滞在するのであればぜひゴゾ島へ足を運びましょう。マルタ島からフェリーで25分と十分日帰り圏内ですがマルタ島とは又違った風景をゴゾ島は魅せてくれます。マルタ島はある意味観光ずれしていますがゴゾ島はまだまだ観光として手付かずな部分も多く、自然そのままの姿を残しています。それでもタ・ピーヌ教会やチタデル大要塞といった建物も魅力があり、1日観光として十分満喫できるエリアとなっています。
いかがでしょうか? マルタ共和国は地中海に位置していることで1年中太陽に恵まれ、避暑地、避寒地としてもすっかり人気が定着しています。日本人観光客もマルタに対する満足度は年々高まっています。
実はイタリアのシチリア島からマルタ島までフェリーで90分で結ばれています。よってイタリアを旅行されている方もついでにマルタ島へ立ち寄るなんてことも可能です。旅先に迷っている方はぜひマルタ共和国も検討してみてはいかがでしょうか?