鎌倉の段葛とは?段葛の由来
鎌倉の鶴岡八幡宮にある参道、「段葛」。四季折々の景色を見せてくれる観光スポットとして大変人気となっていますが、その由来についてご存知でしょうか。
「段葛」は、もともと源頼朝が、北条政子がお産をする際の安産祈願として作らせたものでした。造設当時は、この段葛は由比ヶ浜にある北条政子の一の鳥居まで続いたものと言われていますが、現在では、二の鳥居から三の鳥居までの道のみが残されています。500メートルほどの道ですが、ここには、明治時代に木々が埋め込まれ、現在では「日本の桜の名所100」の一つにも選ばれているようです。
また、段葛は2014年に整備が行われて、桜の木も新たなものに植え替えられたことから、新しい景色を楽しむことができるようです。250本ほどあった桜は180本ほどに減ってしまいましたが、そのぶん桜一本一本を大切に管理しており、状態の良い桜を鑑賞することができるようです。
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころ1:桜
そんな大昔からある鎌倉の段葛ですが、四季に合わせた植物を植えられています。春に有名なのは、何と言っても、桜並木ですよね。こちらの桜並木は、500メートルもの段葛に植えられており、その景色は圧巻となっています。桜も2014年に整備されてから一層美しさが増し、多くの観光客が訪れています。また、夜はライトアップがされており、桜並木が幻想的な雰囲気となるので、そちらも見ものとなっています。三月の下旬から4月の中旬ごろまでが見頃となっているので、是非ともこの時期に桜を見に来てはいかがでしょうか。
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころ2:ツツジ
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころの二つ目は、「ツツジ」です。ツツジは、桜がちった後の、5月ごろに鶴岡八幡宮の参道「段葛」を彩ってくれます。現在のツツジは2015年に植えられたもので比較的新しく、赤い花が元気に咲き乱れています。2015年以前に植えられていたツツジは、2015年3月の東日本大震災の被災地である、宮城や福島、岩手に寄贈されているのだとか。
鶴岡八幡宮のツツジは、桜が散った後に入れ替わるかのように、4月の下旬から5月の上旬ごろに見頃を迎えます。また、段葛だけでなく、源氏池畔の「神苑ぼたん庭園」でもツツジとボタンが一緒に楽しむことができるので、そちらも訪れてみてはいかがでしょうか。
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころ3:サツキ
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころの三つ目は、「サツキ」です。2014年に始まった整備工事の際に、サツキのほとんどは取り除かれてしまったようですが、現在でもほんの少しだけサツキが鑑賞することができるようです。
ピンクの花を元気よく咲かせるこのサツキは、名前の通り、5月の中旬から下旬にかけて咲き誇ります。初夏にぴったりな、色あざやかな花ですね。
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころ4:彼岸花
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころの四つ目は、「彼岸花」です。彼岸花は、段葛の中でもかなり人気な花となっています。お盆の季節には特に観光客で溢れ、真っ赤に咲いた見事な彼岸花を鑑賞しにくる人々も多いのだとか。神苑ぼたん庭園では、多くの彼岸花が咲き誇り、その景色は圧巻なようです。
源氏池の畔でも楽しむことができるようなので、そちらも訪れて見てください。
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころ4:雪
鎌倉の段葛とは?段葛の季節のみどころの四つ目は、「雪」です。冬は花も咲かないし、段葛に行っても、、、と思う方が多いようですが、実は冬こそ段葛が大変美しく見える時期なのだそうです。雪の鶴岡八幡宮は、雪が乗って大変神々しく見え、段葛も一面白い絨毯がひかれたかのように綺麗な景色となるようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、段葛の見所についてご紹介して来ました。鶴岡八幡宮に来たら必ず通る段葛。こちらで四季折々の景色を楽しんでみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。