アメリカ美術館
アメリカの美術館は小さいものから大きいものまで、日本とはまた違ったユニークな外観からエンターテイメントまで様々です。アメリカに行ったらぜひ美術館に遊びに行って世界中のアートを楽しみたいですね。
アメリカの有名美術館①メトロポリタン美術館
フランスのルーヴル、ロシアのエルミタージュ美術館とともに、世界三大美術館のひとつに数えられるアメリカのメトロポリタ美術館。「The MET」とも呼ばれるニューヨーク最大のこの美術館は、約30万点以上の作品がコレクションされており、世界中の人に愛されています。
おなじみのゴッホ。1890年に大往生を遂げるまで、約900以上の絵画作品を描き上げました。その中でもこのゴッホの自画像は有名であり、多くの人を魅了する作品となっています。
モネ。1880年の夏に描かれたこの「View of Vetheuli」を含め、美しい風景画が人々を魅了します。
ハミングバード
礫川亭永理 (鳥橋斎栄里)画、壬生忠岑の見立絵
メトロポリタン美術館の特徴は何と言ってもコレクションの寄贈方法にあります。コレクションは政府や王宮によって集められたものではなく、素晴らしい有名なアートたちを全ての人に楽しんでもらいたい、感じてもらいたいという寄贈者のからのもので成り立っているのです。
無料の日本語のガイドツアーも行われており、作品について学びながら館内を効率よく回ることができます。毎日催行されているわけではないため、事前に日時を確認しておくことをオススメします。
入場料は大人25ドル、学生12ドル(写真付きIDが必要です)、シニア12ドルとなっています。12歳以下のお子様や会員は無料です。チケットは当日窓口で購入できますが、混雑することも考えられるため、事前にオンラインでの購入もおすすめです。
アメリカの有名美術館②ボストン美術館
ボストン美術館はアメリカ建国100周年を記念してオープンされたもので、日本の作品も特集されるなど、日本人にとっても深くゆかりがある美術館といえるでしょう。この美術館は規模も大きく、全米で4番目となっており見応えたっぷりです。
ボストン美術館の日本美術
この美術館にある日本美術作品はその数、クオリティとともに最高峰のものばかり。20世紀の初頭には岡倉天心がボストン美術館の東洋部門の初代部長となったことでも有名であり、浮世絵、刀剣、絵巻物など数多くの素晴らしい作品たち日本を代表して展示されています。
有名どころの葛飾北斎や歌川広重などの作品をはじめ多くの作品が所蔵されていますが、時期によって展示されているものが異なります。
ギャラリ−279は、仏像が展示されており、アメリカにいることを忘れてしまうほど日本のお寺の雰囲気が美しく演出されています。
2018年4月までは現代美術を代表する村上隆の展示もされていました。
入場料は大人25ドル、シニアと学生は23ドル、子供10ドルとなっています。また、年に数回水曜日の午後四時以降、オープンデイという無料で館内に入れる日も設けられています。ボストンに行く際は必ずチェックしたい美術館ですね。
アメリカの有名美術館③フィラデルフィア美術館
アメリカフィアデルフィアでもっとも大きなこの美術館は、アメリカ独立100周年の1876年に建設されたもので、年間約75万人以上の人があしを運ぶ人気の美術館です。ここに所蔵されているコレクションは古典的なヨーロッパのやアメリカの作品が中心となっており、20世紀初期までの印象派やモダンアートに興味がある方にとってはさらに見逃せない美術館でしょう。また、ヨーロッパやアメリカだけではなく、アジアの歴史や文化の展示も多くあるため、多くの人が楽しむことができます。
フィラデルフィア美術館は、映画「ロッキー」で使用されたこともあり、美術館に続くその階段はとても有名でロッキーステップと呼ばれています。階段の横にはロッキーの銅像もあるのでぜひこのロッキーと一緒に記念写真をとってみてはいかがでしょうか。
フィアデルフィア美術館の入場料
入場料は大人20ドル、学生14ドル、シニア18ドル、12歳以下は無料となっています。
まとめ
数多くのエンターテイメントがあるアメリカですが、美術館はアメリカの歴史や文化をはじめ世界中のアートと繋がれる満足感たっぷりのスポットとなっています。アメリカに行ったらぜひ美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか?