イギリスの朝食の歴史
イギリスの朝食の歴史は深く、また食べる朝食によっても階級が見えるといっても過言ではありません。というわけで、今回はイギリスの伝統的な朝食、フルイングリッシュ・ブレックファストの歴史について触れてみたいと思います。
イギリスの労働者階級で広まったフルイングリッシュ・ブレックファスト。バランスよくすべてが一度に食べれるということと、まだその当時は一日三食の文化が根付いていなかったので、昼食をとらずに働く労働者階級にとっては安くて多くの量が食べれるのはありがたいことでした。一日三食の文化が根付いたのはごく最近なんです。
イングリッシュ・ブレックファストは今ではどこのカフェでもパブでも朝から提供しています。お皿を見て気づくと思いますが、すべて火が通っているんです。トマトは火を通さなくても・・・と思うでしょうが、これも文化や歴史の一つ。フルイングリッシュ・ブレックファストが提供され始めたのはずっと昔のこと。火を通すことで、食中毒やその他のウィルスからの感染を予防していたんですね。
1, イギリスでおいしい朝食が食べれるお店(The Breakfast Club)
フルイングリッシュ・ブレックファストのおいしい店は今やロンドンに行けば山ほどあります。地方でもそれは同じ。その中でも観光に来たら訪れてもらいたいのがこのレストラン。オシャレな雰囲気のレストランで、おいしいフルイングリッシュ・ブレックファストやベジタリアンブレックファストを提供しています。
フルイングリッシュ・ブレックファストのレシピ
フルイングリッシュ・ブレックファストは、イギリスでは定番の朝食ですが朝から家で食べることはまずありません。パブやレストランで週末の朝に食べます。基本は、ビーンズ、カリカリのベーコン、ポテト、パン、ブラックプディングやソーセージ、ホウレンソウ、トマト、卵、マッシュルームなどが一皿に乗って出てきます。特に味はついていないので、テーブル脇にある塩やコショウで味を調節して食べます。
2, イギリスでおいしい朝食が食べれるお店(Granger & Co.)
引用: https://www.instagram.com/p/Bo6HQFegbaT/?taken-at=321994307
オーストラリア発祥のパンケーキが10年ほど前から日本でも有名になりましたよね。日本のパンケーキ有名店出店者の兄弟が開いているお店がここ。特にロンドンのノッティングヒル店がおすすめです。平日でも朝から混み合っていますが、世界一といわれるふわふわでおいしいパンケーキが食べれます。
パンケーキのレシピ
パンケーキの朝食は最近はイギリスでも人気があります。アメリカのパンケーキのようにベーコンにメープルシロップというのはあまり主流ではなく、日本のパンケーキと同様にクリームやフルーツと一緒に食べます。レシピですが、もちろんお店によって違います!ただ、家で作る際は、日本のようなふんわりと焼けるホットケーキの粉は手に入らないので、「セルフレイジングフラワー」というベイキングパウダーなしでも膨らむ小麦粉を利用し、卵や砂糖を入れて焼きます。
ちなみに、イギリスの「パンケーキデー」で出てくるパンケーキはクレープのような薄いもの。まだパンケーキ=薄いクレープのような食べ物というイメージが強く、パンケーキの粉を市販の商品作る場合は、クレープのようになる場合が多いので注意が必要です。
Granger & Co.
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3, イギリスでおいしい朝食が食べれるお店(Christopher's)
引用: https://www.instagram.com/p/Booi_D_nTYL/?taken-at=216020431
新聞や雑誌にも取り上げられるおいしいフレンチトーストをイギリスで食べるならここ。ブランチの時間でも行くなら予約をしておいたほうが◎バーカウンターでも食べられますが、せっかくならゆっくりとしたいですよね。チョコがたっぷりとかかった美味しくて甘いフレンチトーストが最高です。
フレンチトーストのレシピ
日本のフレンチトーストと違うのは、イギリスのフレンチトーストは甘くありません。食パンを卵につけて焼くのは一緒ですが、イタリアンハーブや塩コショウを使用し、チーズをかけたり・・・食べる際はケチャップなどで味を足して食べます。簡単に作れるので自宅でも作る人が多い、定番の朝食のひとつです。
※もちろん甘くてふんわりなフレンチトーストもお店で提供されていますよ。
4, イギリスでおいしい朝食が食べれるお店(The Wolseley)
エッグスベネディクトというとアメリカンなイメージがありますが、イギリスにもかなり浸透していて、特にここ、The Wolseleyでは、おいしいエッグスベネディクトを食べることができます。とても人気のレストランなので予約をしておくと確実です。朝ですが、気を抜かずにちょっとおしゃれな恰好をしていくことをおすすめします。
The Wolseley | European Café Restaurant in Mayfair, London
The Wolseley is a café-restaurant in the grand European tradition located on Piccadilly, London. Discover our Afternoon Tea and dining menus.
エッグスベネディクトのレシピ
ソースに若干の手間がかかりますが、これを作ること自体は難しいことではありません。ただ朝からこれをやるのはな・・・というイギリス人も多く、基本的に火を使わずに朝食を準備したいイギリス人からは敬遠されています。エッグスベネディクトを食べるのは、もっぱらパブやレストランになります。朝から作ってみたい!という方、リンク先のレシピを参考にしてくださいね!
5, イギリスでおいしい朝食が食べれるお店(Paul Rhodes Bakery)
手作りのおいしいマフィンが食べれるのがここ。そのほかのメニューもおいしいので、目移りしていまします。さすがパン屋というだけあって、とにかくオーブンを使ってベイキングしたものは本当においしい。スコーンもとてもおいしいので紅茶と一緒にいかがでしょう。
イングリッシュマフィンのレシピ
自宅でも簡単に作れるイングリッシュマフィン。イングリッシュマフィンのマフィンはイギリスではスーパーで購入可能です。マフィンを手作りすることももちろんできますよ。小麦粉、塩、砂糖、バター、卵、ミルクとイーストを混ぜるだけなのでパン作りが得意な方には難しいことではないでしょう。
イングリッシュマフィンの具は、好きなものを入れてオッケー!ソーセージやバーガー、卵にチーズ。ふわふわのマフィンに挟んで召し上がれ!
まとめ
イギリスに行ったら絶対に食べたい朝食の数々。イギリスの料理の中でも一番おいしい料理は朝食だ!とまで最近では言われています。パブ、レストラン、カフェ、あなたはどこで朝食を食べますか。最後までお読みいただき、ありがとうございました。素敵なイギリス滞在を!