京都の美しい石庭を見に行こう!おすすめのお寺や見どころを解説します!
京都の見どころはたくさんありますが石庭と呼ばれる庭もそのひとつです。今回は龍安寺、建仁寺、仁和寺という代表的なお寺の石庭をご紹介しましょう。
京都の石庭といえばここ!龍安寺
龍安寺は京都でも特に石庭が有名なお寺です。その枯山水の方丈庭園は世界的にも有名になっています。山号は大雲山です。臨済宗妙心寺派の寺院で、妙心寺との関係が深いことも有名で山内塔頭と同様の扱いを受けています。創建者は細川勝元という人で、初代住職は義天玄承という人です。
1.龍安寺の見どころ:石庭
龍安寺の石庭は奥行約10m、幅は約25mの広さで、その敷地の中に白砂が敷き詰められていて、15この石が大小配置されています。実にシンプルな石庭ですが、木や水を使うことなく自然を表現している石庭の枯山水を極めています。この表現は抽象的なのでさまざまな解釈がされています。また、15の石はどの角度から見ても15個同時に見ることは出来ないようになっているのも特徴です。これは東洋哲学における不完全を意味し、自らの不完全さをかえりみるようにとのメッセージともいわれています。
2.龍安寺の見どころ:侘助椿
龍安寺には日本最古ともいわれている侘助椿があり、その美しさは千利休も絶賛したほどだともいわれています。桃山時代にこの花を持ち帰った「侘助」という人の名前がつけられています。
3.龍安寺へのアクセスと料金
龍安寺は市バス、立命館大学前下車徒歩7分で行くことができますy。また市バス59番系統では龍安寺前すぐにとまってくれます。拝観日時は8:00から17:00までで12/1から2月までは16:30までとなっています。拝観料は大人500円、高校生未満は300円となっています。
三つの宗教の融合?建仁寺
建仁寺は建仁2年に将軍源頼家が宋国百丈山を模して建立したといわれているお寺です。元号を寺号としていて山号を東山としています。創建当時は真言・止観の二つの院を構え天台宗・密教・禅宗のみっつの道場として当時の情勢に対応していたといわれています。
1.建仁寺の見どころ:石庭
建仁寺の石庭は枯山水庭園「大雄苑」、枯山水式庭園「潮音庭」、そして「○△□乃庭」とさまざまな石庭があります。この円と△と□という記号は禅宗の四大思想を地水火で表現したもので宇宙の根源を象徴しているともいわれています。
2.建仁寺の見どころ:「双龍図」
また建仁寺では双龍図も有名な見どころです。仏教を守護する八部衆でもある「龍神」を天井に描いていますが龍が法の雨を降らすとも言われ大切にされています。建仁寺では日本画家の小泉淳作画伯が、その期間2年をかけて書き上げたといわれる大作を飾っています。
3.建仁寺のアクセスと料金
建仁寺への行きかたは京阪電車「祇園四条駅」からは徒歩7分、阪急電車「河原町駅」からは徒歩10分でいけます。市バスでは「東山安井」では徒歩5分、南座前」からは徒歩7分、「祇園」からは徒歩10分です。拝観料は大人500円、中学生は300円、小学生は200円です。
皇室と結びつきが強かった京都の「仁和寺」
仁和寺は886年に真言宗御室派総本山として創建されたお寺として有名です。皇室との結びつきが強い寺院でもあり、出家後の宇多法王が住んだとして御室御所とも呼ばれています。明治時代まで皇族が代々の住職を務めていた歴史もあります。1994年に世界遺産にも指定されました。
1.仁和寺の見どころ:石庭
仁和寺の庭は南北に分けられています。北庭は、池泉回遊式庭園の庭です。北側の庭なので明るく敷き詰めてある白川砂大変美しい庭です。南庭は白書院から東側に位置しておりびっしりと直線がしかれた規則正しい様子はすばらしい形式美を間実事が出来ます。
2.仁和寺の見どころ:紅葉
仁和寺は紅葉が大変美しいお寺としても有名です。境内の桜が季節ごとにその様子を変化させ、季節を感じることが出来ます。特に中門から金堂へ続く参道脇に広がる紅葉はとてもきれいで見どころでもあります。また、ほかの名所に比べると比較的人が落ち着いているのでゆっくりと見れるのも特徴です。
3.仁和寺へのアクセスと料金
拝観時間は3~11月が9:00~16:30、12~2月が9:00~16:00です。拝観料は大人500円、中学生以下が300円です。嵯峨野線円町駅から市バス26番で10分、あるいはJRバス京都駅で京都駅から約30分です。市バスをご利用の場合だと京都駅から26番で約40分かかります。京阪三条駅の10番・59番だと約40分です。
京都の美しい石庭を見に行こう!おすすめのお寺や見どころを解説します!まとめ
いかがでしたでしょうか。京都にはさまざまな見どころが多いですが、石庭はその中でも特に人気の見どころです。是非京都旅行にいったら要チェックです!