1.イギリスの時計台ビッグベンとは
ロンドンのシンボルビッグベンは人気の観光スポットの1つです。そんなビッグベンはウエストミンスター宮殿付属の時計台です。ちなみにこのウエストミンスター宮殿は今は国会議事堂として重要は役割を果たしています。
場所
住所:Westminster, London SW1A 0AA
地下鉄サークルライン(黄色)、ディストリクトライン(緑)のウエストミンスター駅を降りるとすぐ目の前です。
ビッグベンはニックネーム⁈
ビッグベンは実はニックネームで正式名称はエリザベス・タワーと言います。なぜビッグベンと呼ばれるようになったかというと、この時計台を設計したのがベンジャミンホール卿で彼のニックネームはベンでした。さらに時計台にある鐘の正式名称はグレートベル。この2つを組み合わせグレートを同じ意味のビッグに置き換えて誕生したのがビッグベンと言われています。
ビッグベンは見学できる⁈
ビッグベンは夏の一定期間見学することができます。夏にロンドンに旅行の際は、この貴重な機会をお見逃しなく。入場料付属のオーディオガイドに従ってウエストミンスター宮殿と合わせて内部を見学することができます。
予約方法は2通りです。当日券を購入する場合はJEWEL TOWERと書かれたチケット売り場がビッグベンのすぐ近くにあるので、そこで購入する方法。もう一つはオンライン予約です。
2.イギリスの時計台ビッグベンの歴史
ビッグベン有するウェストミンスター宮殿は、11世紀にベンジャミンホール卿監修のもとクロック・タワーとして工事が進められました。完成後は歴代の王の宮殿として使用されましたが、1529年、1834年に2度も大火災によって焼失してしまうという悲しい歴史があります。そして1860に修復工事は終了し現在の姿に生まれ変わりました。その後の第二次世界大戦では宮殿は破壊されてしまいましたが、奇跡的にビッグベンは壊れることなく鐘を鳴らし続けることができました。そしてイギリス国王エリザベス2世の在位60周年を記念し、現在の正式名称エリザベスタワーに改名されました。この歴史あるタワーを含むウェストミンスター宮殿は1987年世界遺産に登録されています。
3.イギリスの時計台ビッグベンのチャイム
何時に鳴る?
2017年までは毎日正午にチャイムを聞くことができました。しかし、現在は休養期間に入っており、次にこのチャイムが次に聞けるのは2021年を予定しているそうです。
日本人はみんな知っているチャイムのメロディー
ビッグベンのチャイムはイギリスに行ったことがない方でも日本人ならほぼみんな聞いたことがあるメロディーです。そのメロディーの名はウエストミンスター・クォーターです。といってもピンとこない方が多いかと思います。なんとこのメロディーは小学校や中学校で使用されてるチャイムの音色なのです。この音色を初めて取り入れたのは東京都大田区の中学校で、それが各地に広がったとされています。
4.イギリスの時計台ビッグベンが傾きはじめている?!
そんな日本ともゆかりのあるビッグベンが傾き初めているのです。そしてそれが目で見てもわかるほど分かる傾きだとか。1999年からこの傾きは注目され、その後1年に平均で0.65~0.9㎜ほど傾き続けているそうです。ただし、実際工事が必要となるのは4000年後以降とも言われており、すぐの工事は必要ないようです。
まとめ
今回は多くの方が名前は1度は聞いたことがあるビッグベンの紹介でした。いろんな歴史の詰まったビッグベン、ロンドン旅行の際はぜひ内部も見学してみてくださいね。