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イギリスのトイレ事情!有料?綺麗な所は?【2018年度版】

2024.02.25

イギリスのトイレ事情をレポートします。イギリスのトイレの歴史だけでなく有料、無料で利用できる観光の際のおすすめトイレスポットや綺麗さ、そしてプチ英語知識もおまけで最後に紹介します。旅行の際にその国のトイレ事情は大事なポイント。ぜひ参考にしてみてくださいね。

  1. 1.イギリストイレの歴史
  2. 2.現在のイギリストイレ事情
  3. 3.旅行の際利用できるイギリスのトイレ
  4. 4.トイレにまつわるイギリス英語
  5. 5.まとめ

イギリストイレの歴史~古代ローマ時代~

古代ローマ時代には、すでになんと水で流すトイレの技術が開発されていました。真ん中に穴の開いた石でできた椅子に座って用を足すと穴から排泄できるようになっており、排泄物は水で流せる仕組み、つまり水洗トイレがありました。ただし、トイレはプライベート空間ではなく、社交場の一つと考えられていたので仕切りなどは一切なかったようです。

イギリストイレの歴史~中世~

中世の時代になると、古代ローマ時代の水洗トイレは受け継がれず、おまるが使われるようになりました。排泄物が溜まると所定の場所に捨てることになっておりましたが、窓から捨てる人が後を絶たず、街中は糞まみれでとても不衛生でした。また宮殿も例外ではなく、おまるが使用され、排泄物は敷地内に捨てられていました。パーティーの後は特に糞の量がとても多く、悪臭が絶えなかったそうです。

イギリストイレの歴史~ルイ15世の時代~

綺麗好きのルイ15世の時代になると、ようやく元祖水洗トイレと呼ばれる便座の横のレバーを引くと天井に設置されたタンクから水が流れるタイプの水洗トイレが使用されるようになりました。

おまる時代の産物

このような糞まみれの道を歩くため、この時代に開発されたのがハイヒールです。当時は女性だけでなく男性もハイヒールを使用し、服が糞で汚れないようにしてたそうです。
また、宮殿の悪臭をごまかすために発明されたのが香水です。また、当時は洗濯やシャワーを浴びる機会もめったになかったため体臭を消すのにも使用されていました。
街中のトイレを含めてもイギリスのトイレは大抵綺麗です。公衆トイレでは日本同様ハンドドライヤーも設置してあり快適です。とはいえ、日本と異なるトイレ事情もあります。

イギリスのトイレは便座の位置が高い?!

イギリス人は日本人に比べ平均身長が高いせいか便器の位置が高いです。よく日本を訪れたイギリス人が口にするのが「日本のトイレは低すぎる!!」そうです。特に男性の場合はイギリスの高さに慣れているので大変なんだとか。

イギリスにはウォシュレットがない?!

イギリスはアジア系の高級ホテル以外では滅多にウォシュレットを見ることはありません。それは実は水が関係しています。イギリスのほとんどのエリアは石灰を含んだ硬水です。細い管を利用するウォッシュレットは石灰が固まりすぐに詰まって壊れやすいので、残念ながらイギリスではウォシュレットを見かける機会はほとんどありません。

トイレの下に隙間がある?

日本の個室トイレでも場所によってはトイレの戸の下に隙間がある場所はありますが、イギリスの場合は膝まで見えてしまいそうなくらい隙間があるので、日本人としては少しドキドキします。逆に、中に人がいるかいないかは足を確認して判断できます。

イギリスの家庭用トイレ便座カバーはしない?!

日本の多くの家庭が便座カバーを利用しているかと思いますが、イギリス家庭ではあまり見かけません。寒いイギリスで便座に座って飛び上がるほど冷たいことがありますが、カバーをしない方が掃除もしやすく衛生的と考える家庭が多いようです。

有料トイレ

鉄道の駅や観光地のトイレは有料の場所が多く、料金は50P が相場です。遊園地の出入り口のようなゲートがありお金を入れてゲートを回すパターンと、管理人がトイレの前に座っているタイプとがあります。パーキングチケットの券売機もそうですが、おつりが出ないパターンが多いので小銭は大事に取っておくと便利です。

無料トイレ

イギリスでも無料で利用できるトイレが街中にあります。それは図書館、大きめのスーパーマーケットです。急ぎでない場合は、ぜひ近くにないかチェックしてみてくださいね。

無料の場合と有料の場合がある場所

店によって異なるのがマクドナルドやケンタッキーそしてスタバなどのコーヒーショップです。人の出入りが多いところではあまり管理されてませんが、ローカル店に行くとセキュリティーロックがかかっており、お店で購入した客のみに暗証番号を提供する場所が増えてきています。
イギリス人はトイレのことをトイレット(Toilet)と呼ぶことが多いです。レストルーム(Restroom)はアメリカ英語、ウォッシュルーム(Washroom)はカナダ英語なので、通じないことはないですがイギリスではトイレットがよく使われます。イギリスでは少し丁寧な言い方をする場合はレストルーム(Restroom)が使われます。ちなみに家にあるトイレのことはイギリスでは(バスルーム)Bathroomと呼びます。
イギリスのトイレ事情はいかがだったでしょうか。特に女性はトイレの綺麗さは気になるポイント。イギリスのトイレは日本の公衆トイレと同じレベルで清潔なので安心して旅行できますよ。
サムネイル画像は下記より引用しました。
出典: https://www.instagram.com/p/BpCszQtlUce/?hl=ja&tagged=toilet