引用: https://www.instagram.com/p/BothNGIhPF2/
観光地道後温泉のランドマークです。観光も観光の拠点も全てここから始まります。木造3階建ての美事な近代建築。建て増しを繰り返し、4棟で構成されていますが、美しい「照り(反り)屋根」の中で、「玄関棟」の「照り起り(てりむくり)屋根」が一際日本的で印象的です。
引用: https://www.instagram.com/p/BeILGYZFGzp/
4棟の建築群はいずれも近代化遺産として、国指定重要文化財に指定されていて、夏目漱石が小説の舞台としたことから「坊ちゃんの湯」などとも呼ばれています。また「振鷺閣」は、開館時間を知らせる太鼓を鳴らす場所で、午前午後の六時、正午と、時報を知らせ「日本の音百選」に指定されています。よく言われるのは、宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」の「油屋」はここをモデルにしているそうですね。
引用: https://www.instagram.com/p/BjU3BIdlfX4/
共同浴場巡りで有名な長野県野沢温泉、山形県飯坂温泉や兵庫県城崎温泉など、温泉情緒をかき立てる温泉地がいくつもありますが、ここ道後温泉本館は、「共同浴場番付」で西の横綱という風格です。内部は1階に「神の湯」2階に「霊の湯」を配し、2階には大広間、3階に客室を設けています。
引用: https://www.instagram.com/p/BOtHAAkBpXo/
現在は遺構だけですが、その歴史の長さと由緒から、皇室専用の「又新殿(ゆうしんでん)」が設けられ、また漱石ゆかりの部屋として「坊つちやんの間」を残し、一般客に開放しています。温泉については、2003年までは源泉を使っていましたが、入湯者が多く、県の指導もあり、塩素が使われているそうです。
引用: https://www.instagram.com/p/BqHkJ5nFZGS/
「温泉+アート」ということからの和製造語「オンセナート」。温泉とアートにのぼせろ!ということだそうですよ。かつて関西では、女子の卒業旅行などは城崎温泉が一番人気でしたが、アート好きの女性たちからは、道後温泉を「女子旅の聖地」と言うほど人気を得ているそうです。
引用: https://www.instagram.com/p/BfbF_omD1Lw/
近代化遺産の道後温泉本館と最新のプロジェクションマッピングなどの組み合わせで、多様なアート環境を作りだし、観光客を楽しませてくれます。町ぐるみのイベントということで、無料のパブリックススペースと、有料のギャラリーやホテルでの展観の2つに大別されます。環境芸術という意味でも、方法はビエンナーレでもトリエンナーレでも良いので継続してほしいものです。
道後オンセナート | 道後オンセナート
「アートにのぼせろ ~温泉アートエンターテイメント~」です。「のぼせる」とは夢中になるということ。 道後で展開されるアートは一部の人々に与えられる“特別なもの”ではなく、自由に感じられる、鑑賞できる、ごく身近なものです
引用: https://www.instagram.com/p/BPOlY4UjTo7/
道後温泉駅を出た直ぐにある公園というかパブリックなスペースです。いってみればそれだけですが、よく見ると、道後温泉の歴史を物語るモニュメントがそこかしこにあり、商店街を歩いた後など、疲れた足を癒やしてくれる「足湯」も整い、温泉気分を盛り上げてくれます。
引用: https://www.instagram.com/p/BSKnvbRDdoo/
ここにある「坊ちゃん時計」は時報を知らせるときに小説「坊ちゃん」の登場人物が現われる「からくり時計」になっていて、一時間ごとの時報は、小説を読んできた人に微笑みをさそうことでしょう。道後本館の振鷺閣(しんろかく)からインスパイアされた作りも、駅前のモニュメントとして十分です。
道後・放生園 松山市ホームページ
建武年間に伊佐爾波神社が現在の場所に移されたとき、境内の御手洗川の引水をたたえて池がつくられました。これを「放生池」といい、聖浄の地として伝えられてきました。この池を埋め立て作られた広場が、放生園です。
引用: https://www.instagram.com/p/BnkEnJ2n3nb/
135段の石段の頂上にある神社です。眺めが良く道後温泉本館の全貌を観ることが出来ます。檜皮葺に丹色の本殿は非常に美しい。「八幡造り」という八幡神を祀る典型的な建造物で、大分県宇佐神宮、京都の石清水八幡宮と併せて日本三大八幡造りというそうです。
引用: https://www.instagram.com/p/BojX3vNgF9_/
松山は古くから日本独自の数学「和算」の研究拠点で、ここには和算に因んだ絵馬や扁額が多く飾ってあり、また文学や弓道の道にも通じていて、本来主祭神の八幡神は、開運・勝運・航海守護の神としてたいへん有名ですが、ここの神様はさらにオールマイティの力を持っているようです。文武両道のパワースポットと言えそうです。
引用: https://www.instagram.com/p/BL-uLt3hmqS/
俳人正岡子規は現在の松山市に生まれました。近代短歌と俳諧の世界に革命を起こした人、といって過言ではありません。その子規の業績を顕彰するために建設されました。常設展の「子規とその時代」「子規のめざした世界」を中心に構成され、2階には「道後・松山の歴史」を展示するなど、道後温泉も注視しています。
引用: https://www.instagram.com/p/BMjDbCLDwwc/
旧帝大時代に出逢った子規と漱石の仲は、近代文学史上最高の出会いといえます。また漱石が松山で過ごした時代は、かの小説「坊っちゃん」へ収斂しますが、当時二人が居候をした「愚陀佛庵」(写真)が3階に再現され、そこだけは写真撮影も可能になっています。子規は多くの天才的な俳人、歌人を輩出し、その人脈と繋がりは、子規山脈などと呼ばれます。
子規記念博物館
松山市立子規記念博物館は、正岡子規の世界をとおして、より多くの人びとに松山や文学について親しみ、理解をふかめていただくために開設された文学系の博物館です。
市民の知的レクリエーションや学校の課外学習の場、研究者の研究機関、観光客のビジターセンターとして親しまれています。
引用: https://www.instagram.com/p/BO9k63RFK-Y/
道後温泉駅前から続くアーケードタイプの商店街です。多くのお土産屋さん、飲食店が軒を連ね、道後温泉で湯に浸かった人が、そぞろ歩きの散歩を楽しむには絶好、格好の商店街です。秘湯などのような大自然溢れる場所も良いですが、いわゆる「温泉街」のプロムナードの風情も病みつきになります。
引用: https://www.instagram.com/p/BRABvfxgAHm/
また「道後ハイカラ通り」には、道後温泉の別館「椿の湯」があり、四国遍路の46番札所から53番札所まで集中していることも手伝って、温泉帰りの観光客がのんびり浴衣姿で歩いている姿がいかにも歴史ある温泉地と思わせます。「坊ちゃん団子」「道後ビール」など興味津々のグルメ・ミニツァーもここで出来ます。
子規記念博物館
松山市立子規記念博物館は、正岡子規の世界をとおして、より多くの人びとに松山や文学について親しみ、理解をふかめていただくために開設された文学系の博物館です。
市民の知的レクリエーションや学校の課外学習の場、研究者の研究機関、観光客のビジターセンターとして親しまれています。
引用: https://www.instagram.com/p/BoISSzgnE7V/
「温泉土産に美味いもの無し」という通念を覆す、取って置きの定番土産店をいくつか紹介します。「六時屋の絶品タルト」として地元にも、観光客にも圧倒的な支持を集めるのが「六時屋」さんです。変わった名前なので直ぐ憶えますね、創業85年の和菓子店です。
引用: https://www.instagram.com/p/BkhccxblAk4/
何より先づタルトです。といってもタルトには見えないのがまた良いですねぇ。次はカステラ。これも当店自慢の逸品。そして道後温泉と正岡子規に因んだ「本格俳菓」、お土産にピッタリの饅頭です。句会などのお茶の時間にピッタリ過ぎるくらいです。
松山銘菓タルト|株式会社 六時屋
1933年、四国愛媛県松山市に創業した「松山銘菓タルト」のオンラインショップです。「六時屋」を代表するタルトやカステラなどの情報、和菓子にまつわる歴史・こだわり、店舗の情報、イベントのお知らせなどを随時更新しております。
引用: https://www.instagram.com/p/BpsjcfcBCP9/
2018年は元号で言えば、明治150年、日本各地でイベントが盛り上がってきましたが、その歴史よりさらに古いのがここ「山田屋まんじゅう」店です。松山の人気店が松山空港と道後温泉店で出逢うことが出来ます。
引用: https://www.instagram.com/p/BlVcwmnnEuJ/
透き通った薄い皮に一口で食べられる饅頭とあって、人気が高く、故吉田茂首相が好んで食べ、国葬の席にも並んだそうですよ。イートインコーナーとして「茶楽」という日本茶専門のカフェも併設してあり、食べても良し、風呂上がりの散歩を楽しみながらお土産調達も良しというところです。
山田屋まんじゅう
山田屋まんじゅうの創業は慶応三年。 一人の巡礼が一軒の商家に宿を請い、お礼にと主にまんじゅうの作り方を教えました。 そのおいしさが評判をよび、主は宇和町にある山田薬師寺の山田薬師如来が姿を変えて教えてくれたものと信じ、その年に「山田屋」の屋号で店を開きまし
引用: https://www.instagram.com/p/Bo5X3wahUc2/
弘法大師こと空海とゆかりのある寺院88箇所を巡るのが「四国八十八ヶ所巡礼」です。四国を一周回るなか、松山市だけで8ケ寺もあり、白衣に金剛杖の白装束の姿の巡礼者を多く見かけます。本来はもちろん徒歩で廻りましたが、今はクルマやバスツァーも多く、親しみやすい旅の形になりました。
引用: https://www.instagram.com/p/BjBgMFGHAJ8/
正直を言えばこれぞ「究極の旅」で、これほど素晴らしく、面白く、興味深い旅行の形はそうは在りません。道後温泉では、この遍路の旅の雰囲気を教えてくれるツァーが楽しめます。道後温泉の直ぐ近くにある51番札所「石出寺」へ参詣して、レンタルで遍路装束も出来る、ということで「死ぬまでに巡礼の旅がしたい!」という人にはいいシミュレーションになります。
道後温泉の魅力と楽しみ方の一端を紹介いたしました。伊予地方には、まだまだ楽しく、興味尽きない観光地や秘密のスポットが多く在りますが、紙面も尽きたのでこのくらいにいたしますが、このご案内が、道後温泉の旅の一助になれば幸いです。