1.ベルリン地下鉄の乗り方
ベルリンの地下鉄では、日本同様にチケットを前払い購入して電車に乗るシステムです。ただ、日本と異なる点があるます。それは改札がないことです。
打刻
これはドイツ全土で必要で、改札がない分、ホームや駅、そして電車の中にある機械にチケットを入れて打刻することが必要です。定期的に電車の中をチェッカーが巡回し、無賃乗車を摘発します。チケットを持っていてもこの打刻がないと罰金となりますので、打刻は絶対忘れないようにしてくださいね。
後は掲示板でホームを確認し電車にのるだけの日本と同じ乗り方です。
2.ベルリン地下鉄料金
ベルリンの地下鉄のチケットはロンドンのようにゾーン制です。中心部をAゾーン、その周りがBゾーン、そしてそれ以外がCゾーンとなっています。基本的に観光地はAもしくはBゾーンにありますので、1番安い料金設定のABゾーンを購入することになるかと思います。
Tageskarte(ターゲスカルテ)
1日券のことです。ABゾーンは大人7ユーロ、子供4.7€です。
4-Fahrten-Karte(フィアーファーテンカルテ)
4回券のことでABゾーンは9ユーロです。打刻は右、左が終わると、裏返しさらに右、左と打刻していきます。
Kurzstrecke(クォーツチケット)
短距離移動チケットという意味で、3駅までの短距離移動で1度だけ利用できるお得なチケットです。ABゾーンの値段は大人1.7ユーロ、子供1.3ユーロです。旅行初日や最終日に1回だけ利用する場合には大変便利です。
Einzelfahrschein(アインツエルファーシェイン)
片道チケットです。ABゾーン内であれば片道どこまで行っても同じ値段で、大人2.7ユーロ、子供1.7ユーロです。
Groupe Karte(グルーぺカルテ)
5人までのグループで利用できる1日券でABゾーンは17.3ユーロです。大人数で移動する場合は大変便利です。
3.ベルリン地下鉄の路線図
今では携帯アプリでも乗り換え案内は検索できますが、ベルリン観光時インターネットが使えないといった状況も多々あるかと思います。そんな中で活躍するのが路線図です。
もらえる場所
路線図が無料でもらえるのはベルリンのツーリストセンターです。ベルリンの空港、もしくは市内旧市街を含む約10か所のツーリストセンターで入手することができます。
4.ベルリン地下鉄の治安
基本的にベルリンを含めドイツはヨーロッパ諸国の中でも治安が良いことで有名ですが、大都市ベルリンではやはり注意が必要なエリアがあります。
ベルリンの地下鉄の路線はU+番号で呼びますが、U7の地下鉄は治安が悪いので要注意です。U7はベルリンの中でも1番治安の悪いと言われるノイケルン地区行きです。この路線では警察の警備している姿もよく見かける要注意路線としてベルリン在住者の中でも有名です。なるべく夜は一人での乗車は避けることをおすすめします。
その他注意した方がいい場所としては不法滞在者も多く住むU1のWarschauer Str駅、Kottbusser Tor駅周辺、そしてU8も夜は気を付けた方がよいと言われています。
とはいえベルリン観光で地下鉄を利用する場合、上記の駅やU7、8はあまり利用する機会がないかと思いますので安心して地下鉄を利用してくださいね。観光でおすすめなのはU1、2、6です。この路線のABゾーンで、有名どころの観光地へはほぼ全て訪れることができるといっても過言ではない観光路線です。
5.ベルリン地下鉄の見どころ
ちなみにお洒落な街ベルリンは電車の車両の落書きもオシャレですが、駅名のプレートがそれぞれ可愛いと有名です。ぜひ合わせてチェックしてみて下さいね。
まとめ
ベルリンのおすすめ観光手段、地下鉄の紹介でした。バスに比べて分かりやすい地下鉄をぜひ乗りこなして、素敵な街ベルリンの観光を思う存分楽しんでくださいね。旧東ドイツ時代の面影が残りつつもモダンでアートな街ベルリン。たくさんのベルリンを肌で感じてみてください。