年末年始バルセロナ旅行の過ごし方〜お楽しみその① カウントダウンに参加しよう!
バルセロナの中心地であるカタルーニャ広場。プラサデカタルーニャ駅の目の前、ここでの大晦日カウントダウンは毎年の恒例行事。 地元の人々は気心知れたこの広場に集まり、皆がそれぞれ持ち寄ったシャンパンなどで乾杯して年明けを迎えます。賑やかなカウントダウンイベントというよりは、アットホームでのんびりとしたカウントダウンが楽しめますよ。
「華やかで楽しいカウントダウンが楽しみたい!」という方は是非モンジュイック広場へ出かけましょう! モンジュイックの噴水前では毎年盛大なカウントダウンイベントが開催されます。 華やかで煌びやかな噴水ショーや花火、ステージではライブが行われ、その後に新年を迎える12回の鐘の音色に合わせて12粒のぶどうを食べるという、スペインの習慣も体験できます。一生心に残るようなインパクトのあるカウントダウンに遭遇できますよ。 こちらは無料のイベントですので、毎年すごい人出になりますが大晦日はメトロが24時間運行していますので安心、心行くまで楽しめます。
年末年始バルセロナ旅行の過ごし方〜お楽しみその② スペインの年越しにはブドウの用意を!
イベリア半島にあるスペインとポルトガルでは、年越しの瞬間に12粒のブドウ食べながら新年の幸せを祈るという習慣があります。 スペインではこの年末行事のために誰もが欠かさずフレッシュなブドウを用意します。各地のフルーツショップやスーパーでは、12粒でセットされた年越し用のブドウがパケットになって売れられていますが、大晦日までに売り切れることがあるので購入はお早めに! そして、カウントダウンイベントにお出かけになる際にはシャンパンとグラス、そして12粒のブドウを是非忘れないでご持参下さいね!
ここでワンポイントアドバイス。スペインの年越しに使うぶどうは、マスカット系の「白い」ぶどうをご用意ください。普通の房のついたぶどうを購入する時は、比較的小さいものでタネなしを。カウントダウンの鐘の音は1秒に一回、これが意外と早いんです!大きくてタネがあると食べきれません。そして、鐘の音12回とともに12粒全てを食べきらないと新年の幸運を掴めません。カウントダウン用にパケットされているのは小ぶりのタネなしぶどうですが、すぐに売り切れてしまいます。バルセロナに到着したら何よりも早くスペインシャンパンのカヴァとぶどうを探しに出かけましょう!
年末年始バルセロナ旅行の過ごし方〜年末年始の気になる気温と気候は?
ヨーロッパの中でも南欧に位置するスペインのバルセロナ。地中海性気候に位置しているスペインは、北ヨーロッパとの気温差と太陽光の強さが特徴。冬も人気の観光地です。カタルーニャ地方の中でも温暖で陽光が降り注ぐバルセロナは、12月の最高気温は16℃くらいが平均です。ですので、晴天の昼間などはコートを脱いで街歩きを楽しむことになるでしょう。他のヨーロッパ観光地よりも比較的12月のバルセロナの気候は全体的に過ごしすいと言えます。
ただし、昨今スペイン全体の気候に変動がみられ、雨や急な気温低下もないことはありません。バルセロナの週間天気予報はネットやスマホアプリでもチェックできます。地中海に面したバルセロナではさすがに雪は滅多に降りませんが、急な雨の日のために折り畳み傘はスーツケースに忍ばせておくと良いかもしれません。
年末年始バルセロナの過ごし方〜気候・気温に合ったおすすめの服装は?
年末年始のバルセロナ旅行では、その旅行スタイルによって旅の服装も変わってきます。比較的暖かいバルセロナ、と言ってもそこは冬。 昼間でも外歩きにはコートは必要ですし、やはり年越しとなると夜の気温に耐えられる服装が必要です。日中は暖かくても深夜はかなり冷え込みます。また、ショップやバルによっては室内がポカポカに暖房が効いていないところもあります。
不思議なことに長くスペインに住んでいると、カタルーニャ地方周辺の気候は関東圏とシンクロしているな、と感じることがあります。こちらが雨だと東京も雨、なんていうことも。気温もバルセロナは日中の日差しが強いので冬の服装を見誤ることもあるのですが、「東京とほぼ同じ」と考えると想像がつきやすいかと思います。
屋外でのカウントダウンイベントへの参加を予定している場合にも、日本で深夜の初詣に行く時の服装とほぼ同じと考えて良いでしょう。ただし、坂や徒歩での移動距離が多くなるバルセロナ観光では徐々に暖かくなってくることも。そのためにコートの下に厚手のセーターを着込むよりは薄く軽いアウターを数枚重ね着するなど、暑い時は脱いで持ち運びに便利な体制を作る工夫をしてみてください。
年末年始バルセロナの過ごし方〜観光①グエル公園
タイルの美しさで世界的にも有名なグエル公園、バルセロナでも3本の指に入る人気を誇るこちらの公園は、ガウディの大スポンサーかつ理解者であった「グエル伯爵」が作ったイギリス風の庭園式住宅地となっています。 こちらのグエル公園は大晦日や元旦でも観光することができ、また真夏の暑すぎる時よりも観光がしやすく年末年始にはおすすめのスポットです。 2013年からグエル公園のメインのエリアは有料となり、30分毎に400人の規制をかけています、並ぶのが苦手という方はネットでチケットを購入しておくか、出来るだけ早めの時間に出かけてしまうのが良いでしょう。 1984年にはアントニオ・ガウディの作品群として世界遺産に登録されています。
実はグエル公園、早朝と深夜は無料公開しています。年末年始も、朝6:00〜8:30、夜18:15〜−23:59までは門が開放されチケットなしで見学できます。混雑を気にせずバルセロネタビーチの朝焼けや街の夜景を楽しむことができます。ただし、冬のこの時間帯朝も夜もグエル公園内は暗いのと、単独行動や土地勘のない観光客を目当てにした悪質な人々が執拗に付き纏いや声がけをすることがあります。辺りは人が少なく助けは求めにくい時間帯なので十分注意し、安全な対処をしましょう。
年末年始バルセロナの過ごし方〜観光②サグラダファミリア
バルセロナの観光地と言って一番に思いつくのは、なんといってもサグラダファミリアではないでしょうか。 未完成のその巨大な教会は、バルセロナに行ったのであれば必ず見ておきたいガウディの代表的な建築物。 エレベーターで階上に上がり、ガウディの建築を堪能しつつ螺旋階段を使って最も有名な「生誕のファサード」のエントランスに降り立ちます。 教会内は美しいステンドグラスの光が差し込んで、時間により色が変化するという何ともいえない荘厳さです。
いつまでもその場に佇んでいたくなる神聖なるサグラダファミリア。公式な教会としてクリスマス、大晦日や元旦には特別なミサも行われています。 大声で騒ぐようなことはせず、信者の方の邪魔をしないように静かに観光を楽しみましょう。やはりこちらもグエル公園同様チケット購入が必要です。当日は混雑しますので、出発前に旅行会社、もしくはネットで予約購入をおすすめします。
年末年始バルセロナの過ごし方〜老舗セッテ・ポルテスでパエリアを食べよう!
スペインに来たならばやはり食べたいグルメはパエリア!ということになるのではないかと思います。 セッテ・ポルテス(7 Portes)は、お店の雰囲気もよく大人気のバルセロナのパエリア店です。 こちらのお店、開業したのはなんと1836年!という老舗。歴史を感じることが出来る雰囲気や内装はさすがの一言です。 過去にはスペインを代表する芸術家パブロ・ピカソやジョアン・ミロなどが訪れたことでも知られており、著名人らが座った席には現在もゴールドのプレートが付けられていますので是非探してみてくださいね!
冬には格別の熱々のパエリアはもちろん、サルスエラ(シーフードのスープ)やムール貝のワイン蒸し、煮込み料理など魚介を満喫できる料理やスペイン定番メニューが豊富で美味!何を頼んでも太鼓判のバルセロナおすすめ名店の1つです。
セッテ・ポルテス/7 Portes詳細
⚫︎住所/Passeigd’Isabel II・ 14 Barcelona
⚫︎営業時間 13:00〜1:00
年末年始バルセロナの過ごし方〜ロケーション抜群の4つ星・オリビア・プラザ・ ホテル
バルセロナの中心地ともいえるカタルーニャ広場に面して建つ、最高のロケーションを誇る4つ星ホテルが「オリビア・プラザ・ホテル」になります。 広場側の部屋をオーダーすれば、窓際からカウントダウンが楽しめる、なんとも贅沢なホテルです。カウントダウン会場から離れた宿だと帰りの移動がどうも億劫ですよね。このホテルなら余計な準備などなくてもホテルの外にでて雰囲気を楽しめますし、すぐにホテルの部屋に戻って余韻を味わいながら就寝できるのが嬉しい限り。 ゆっくり寝んだ翌日は、バルセロナ市内の中心で元日の朝を過ごすことができます。
オリビア・プラザ・ホテルは外観こそシンプルですが、中はモダンな作りとなっており、最上階まで続く吹き抜けと天窓から降り注ぐ自然光、そして客室内は広く快適な雰囲気です。 プラサデカタルーニャ駅近くなので観光に出かけるのも便利。カタルーニャ広場付近は大きなデパートや商業施設、銀行があり、グラシア通りやランブラス通りの入り口でもあるのでショッピングにも最適な滞在場所です。
オリビア プラザ ホテル詳細
●住所/Plaça de Catalunya/ 19, 08002 Barcelona/Spain
バルセロナへのアクセス
日本からバルセロナへの直行便は現時点ではなく、イベリア航空を使ってバルセロナへ飛びそこから陸路で移動するか、もしくはヨーロッパや他の中東の空港でトランジットするのが一般的となっています。
待ち時間によってかかる時間は大幅に変わってきますが、平均して18時間程度かかります。 なお、現在マドリッドへは数便直行便が就航しています。旅程が合えばマドリードの観光と一緒にスケジュールを立ててはいかがでしょう?
まとめ
温暖な気候で年末年始でも過ごしやすいバルセロナは冬の観光におすすめのエリアです。是非次の年末年始旅行は観光もグルメも楽しいバルセロナ旅行を。そして、思い出に残るカウントダウンをお楽しみください。