スペインのチップ習慣①バルやレストランでの会計の流れ
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スペインのバルやレストランにおいて、会計するには日本で行っているよりもかなり時間のかかる作業です。カウンターですぐ対応してくれる人がいれば、早く済むこともありますが、テーブル席でゆっくりと食事をした後は、ウェイターに会計をお願いし、明細を持ってくる。お金あるいはクレジットカードを明細のトレイに置き、ウェイターが取りに来る。そして現金の場合にお釣りがある時は持ってくる、もしくはクレジットカードの場合はカードリーダーをテーブルに持ってくる流れとなり、必ずしも全ての作業がすぐ進むわけではありませんので、特にレストランが混雑している時は一連の作業に時間を要します。
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急いでいる際には、デザートなどの最後の注文の際に会計をお願いしておくのも一つの方法ですね。お金をちょうど支払う場合や、チップとしてお釣りを受け取らない場合は、お釣りを待たずに席を立つこともできます。
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スペインのチップ習慣②バルやレストランでのチップ相場
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バルやレストランでチップを支払う場合は、お金で会計するなら半端な金額を切り上げて支払い、お釣りを受け取らないか、もしくはお釣りの一部を置いてくる。そしてクレジットカードで支払う場合は、半端な金額を切り上げた金額での精算をお願いするか、もしくはカードの精算後にお金を少し置いて行くかするとスムーズです。
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レストランでの食事に対するチップは、一人1ユーロ程度が一般的ですが、特に何パーセントということはありません。ホテルや高級レストランでメニュー選びの時に気持ちの良いサービスを受けたり、食前酒あるいはワインなどをお店がサービスしてくれた時には少し多めに置くとお互いに気持がいいですね。カジュアルなカフェやバルでビール1杯だけの利用時は、チップなしの時もあり、渡すなら端数の2.8ユーロの会計に対して3ユーロ支払う程度で十分です。
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スペインのチップ習慣③タクシーでのチップ相場
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スペインにおいて、タクシーを利用した際は運転手に対してチップを支払う習慣はありません。例えば、重たいスーツケースを運んでもらったり、自分がチップを渡したいと思った際に、会計の半端な金額を切り上げて渡すといいと思います。
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他には、スペインでのホテル利用時に部屋にチップを置くのも必要ありません。中には、チップを置いても持っていかないケースもあるほど習慣にはなっていないスペインです。
スペインのチップ習慣④チップは払うべきか
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このように、スペインではチップは義務になっておりません。チップが収入源として成り立っているアメリカのように、相場は会計の10~15パーセントを渡すように半ば義務化している決まりはスペインにはありません。チップの金額にも明確な相場もなく、気持ちよく食事ができたら渡す。そうでなければ、渡さないことも珍しくない現実です。あくまでもサービスに対する気持ちの問題であり、細かい決まりは設けられていませんので、あまり深く考えなくても大丈夫です。普通以上のサービスをしてもらったら、気持ちを渡す程度の認識でいいと思います。
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まとめ
ここまでスペインのレストランなどでのチップ事情についてまとめてきました。それぞれの国により様々なマナーや習慣が異なりますが、何となく似たような習慣の国や、特に決まったマナーのない国だと比較的普段と近い感覚で過ごせると思いますが、知らない土地を訪れる際には事前にその地域のマナーや習慣を知っておきたいですね。そうすれば、トラブルも起きず気持ちよく食事を楽しみ、素敵な滞在時間を過ごすことができますので、スペイン旅行へ行かれる際の参考になさってください。