東京から式根島へ日帰り旅行！行き方は
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人気観光地の伊豆諸島、その中でも小さい島になる式根島は、青い海と温泉に絶景の景色と、魅力あるスポットになっています。この式根島へは季節便ですが、高速船を利用して東京から3時間程で行くことができるので、日帰りも可能なのです。同じ東京都にありながら、日頃の喧騒を逃れて離島への船旅を楽しめますので、その行き方を紹介します。
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その行き方は高速船の利用になりますが、東京から式根島へは季節運航で期間によってダイヤが異なります。2019年のダイヤによると、日帰り旅行に適する期間は7月13日～9月1日のほぼ2ヶ月弱の間、すなわち夏休みの期間ということになります。それ以前や9月以降も運航される期間はあるのですが、ダイヤの関係で滞在時間が非常に短くなってしまい、日帰り旅行には向いていません。
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東京の竹芝桟橋から出航し式根島へ向かう高速船は、東海汽船が運航するセブンアイランドという愛称を持つ4隻のカラフルな水中翼船です。ハイスピードと安定性が自慢の船で揺れも少ないと好評のこの高速船は、定員254名で全て座席指定になり、デッキはありません。また、船内にはトイレと自動販売機があります。インターネット予約サイトからの予約が可能です。
東京から式根島へ日帰り旅行！滞在時間は
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先に紹介した日程のうち、7月13日～15日と7月20日～8月18日の間は、東京の竹芝桟橋を7:20発で途中伊豆大島に寄り、式根島に10:00着という最短時間のダイヤになっています。帰りは式根島が15:45発で途中新島に寄り、東京着が18:25となります（ダイヤは2019年2月現在の東海汽船HPを参照）。往路、復路とも所要2時間40分の船旅ということになり、式根島での滞在時間は5時間45分の時間が確保できます。
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そして、7月16日～19日と8月19日～9月1日の間は、少しダイヤが変わって、往路は東京竹芝桟橋を7:20発で途中新島に寄り、式根島に10:05着になります。復路は式根島が15:20発で途中新島に寄り、東京着が18:00となります。この期間の場合の式根島での滞在時間は5時間15分と若干短くなりますが、いずれにしても5時間以上の時間があるので、いくつかのスポットに的を絞った観光が十分可能です。島内ではレンタサイクルに加えて、レンタバイク、レンタカーもあります。
東京から式根島へ日帰り旅行！式根島とはどんな島
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伊豆諸島にある式根島ですが、いわゆる伊豆七島の中には入っていないのです。七島の1つ新島の南西にあり、行政上も東京都新島村に所属します。島は火山活動によってできた火山島で、二次噴火による火口が2つ存在します。この式根島へは明治以降に定住がはじまり、開発されたと言われています。
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島全体が溶岩による地形のため、周囲は断崖になっている所が多く、美しい砂浜の海岸は貴重な観光スポットになっています。島内の一番高い所でも、標高100mぐらいしかなく、絶景が堪能できる各所の展望台にも比較的楽に行くことができます。火山島ということで温泉もありますが、いくつかある温泉は全て島の南部に集中しています。小さい島ですが、島内の道は、結構アップダウンが多くレンタサイクルは電動自転車の方がいいでしょう。
東京から式根島へ日帰り旅行！観光スポット ①神引展望台
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式根島にはいくつかの展望台がありますが、まず紹介するのが島の北部にある「神引（かんびき）展望台」です。天気が良ければ、八丈島以外の伊豆諸島の島々や何と富士山も眺望できるという絶景が堪能できます。さらに、海の美しさも感動的で、青い海と自然の岩石海岸とのコントラストも最高です。
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頂上まで100段の階段を登ると絶景が広がるこの「神引展望台」、東京新百景にも選定されている人気の観光スポットです。高速船の着く野伏港からは南西の方角へ徒歩で約30分弱になります。
東京から式根島へ日帰り旅行！観光スポット ②ぐんじ山展望台
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続いてもう一つ、美しい景色が眺望できる展望台の紹介で、島の東岸にある「ぐんじ山展望台」です。展望台からは、すぐ下に入江と点在する無人の岩の小島が見え、青い海とのコントラストがこちらでも見事に展開します。また、北の方向には新島、そして南の方向には神津島や三宅島、御蔵島を眺望することができる絶景です。
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この「ぐんじ山展望台」は、真下に見える岩場がウミネコの群生地として知られる貴重なスポットでもあります。こちらの展望台へは、やはり高速船の着く野伏港からは徒歩で約30分弱になりますが、方向は「神引展望台」とは逆の南東方向になります。
東京から式根島へ日帰り旅行！観光スポット ③地鉈温泉
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火山島の式根島に湧き出す温泉は島の南部に集中しています。その中で1つ紹介するのが「地鉈（じなた）温泉」です。岩場を鉈で割ったようなと形容される特徴的な地形の場所にある温泉で、海を眺めながら入れる絶景の温泉です。源泉の温度は80度ですが、温泉の近くには「湯加減の穴」と呼ばれる温度をチェックできる場所があるという楽しい温泉です。海の青と温泉の赤っぽい色のコントラストも楽しめる露天風呂です。
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硫化鉄泉の泉質が神経痛や冷え症に効果があるとされ、別称内科の湯とも呼ばれているのがこの「地鉈温泉」ですが、段差のあるいくつかの湯舟があり、海水と温泉が混じって丁度良い温度になっています。水着を着用して入る温泉なので、利用したい場合は水着も忘れないようにしましょう。ぐんじ山展望台の南西に位置する温泉で、野伏港からはほぼ南の方向へ、やはり徒歩で30分弱となります。また、近くには松が下雅湯や足付温泉などもあります。
東京から式根島へ日帰り旅行！観光スポット ④泊海水浴場
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式根島には貴重な砂浜が広がるいくつかのビーチがあり、夏は海水浴場として人気ですが、その中で野伏港に最も近いのが「泊（とまり）海水浴場」です。岩に囲まれている形が特徴的で、静かな入り江が入り込んでいます。美しい青い海が入り江の中に広がる遠浅の海岸で、透明度の大きさは感動的です。穏かな波と白い砂、海の青さが美しい海岸です。
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夏には売店も設置されるこの「泊海水浴場」は何と言っても野伏港からのアクセスが抜群で、港から北へ徒歩約5分と絶好のロケーションです。もう少し南西には大浦海水浴場や中の浦海水浴場もあります。
東京から式根島へ日帰り旅行！観光スポット ⑤泊神社
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そして、泊海水浴場のすぐ南にあるのが「泊神社」です。式根島では一番大きな神社で、伊豆七島の開祖神とされる事代主命の后神である、久爾都比畔命（くにつひめのみこと）を祀っている神社です。道路沿いの見つかりやすい場所に位置しているので、短時間でも参拝することができます。
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この「泊神社」、気品ある白い鳥居が美しい神社で、ローカル感漂ういかにも島の神社という感じです。参道に敷かれた砂利が、より神聖な島のパワースポットとしての存在感を示しているようです。泊海水浴場から徒歩で約5分、野伏港からも徒歩約10分の近さです。
東京から式根島へ日帰り旅行！観光スポット ⑥東要寺
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最後に紹介する式根島の観光スポット、神社の次はお寺ということで取りあげたのが「東要寺」です。式根島でただ1つのお寺ということでも貴重なお寺ですが、本堂の手前にある樹齢800年以上とも言われている常緑樹の巨木イヌマキが存在感をはなっています。幹の周り約5m、高さ約30mの巨大な木は、東要寺のイヌマキとして東京都の指定天然記念物になっています。この巨木からもパワーをもらいたいところです。
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この「東要寺」、実は縁結びのパワースポットでもあります。境内にあるナギの木の葉がちぎれにくいということで、縁結びに良いと人気になっているのです。手書きの言葉おみくじも評判で、こちらと合わせて、ぜひ手に入れたいところです。この「東要寺」は先に紹介した「ぐんじ山展望台」の近くで、展望台からは徒歩約4分、野伏港からは徒歩で約25分となります。
まとめ
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伊豆諸島にある式根島、東京からの日帰り旅行も可能ということで、その行き方や船のダイヤ、島の観光ポイントなどを紹介しました。日帰りの場合は、夏に5時間半ぐらいの滞在が可能なプランになります。行き方や期間が限定されますが、的を絞った観光や、レンタサイクル、レンタカーを使った効率の良い日程を組んで、式根島の日帰り旅行を楽しんでください。
