香港治安 ①ランキング
引用: https://www.instagram.com/p/Bv6MfoTHxPU/
ランキングについて
引用: https://www.instagram.com/p/Bv4CLS7FdO_/
まず香港の治安が良いのか悪いかについて、全体像から検証してみます。毎年、研究機関や雑誌などで、世界平和ランキングというものが発表されており、その順位をもとに治安が良いのか、悪いのかを判断する1つの材料にすることができます。イギリスのエコノミスト誌の発表によると、香港は24番目に治安が良い国とされています。全世界で196カ国ある中で上位15%に入っているので世界から見ると治安が良い国になります。しかしこの順位は政治腐敗度や、失業率、国内平和度など、様々な指標から順位化されているので、局地的にみると治安が良い場所と一概に言えなく、悪い場所というのもあるので、次項からは香港の中でも治安が悪い場所について紹介します。
香港治安 ②治安が悪い場所「彌敦道」
引用: https://www.instagram.com/p/Bv1H1RilPDm/
彌敦道について
引用: https://www.instagram.com/p/BvgFoKulJ5_/
彌敦道と書くとどこのことか分からない方もいらっしゃるかと思いますが、ネイザンロードと書くとピンと来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。ネイザンロートは人気観光地でもある九龍地区のメインストリートです。眠らない街とも言われており、平日、祝日関わらず常に人でごったがえしている街です。日本でもそうですが、このようなメインストリートは流行の最先端が集まり、ショッピング、観光にぴったりな場所ですが、人がたくさん集まる観点からは治安が良いとは決して言えません。スリや置き引き、事件に巻き込まれる可能性は他の場所に比べて高いので治安が悪いといえます。
香港治安 ③治安が悪い場所「重慶大廈」
引用: https://www.instagram.com/p/BsscjUwgLzd/
重慶大廈について
引用: https://www.instagram.com/p/Bvt3yitBFm0/
重慶大廈は前項でご紹介したネイザンロードのメインストリートにある観光名所にもなっている雑居ビルです。香港に海外旅行で訪れる方のイメージは高級ショッピングモールがたくさんあるというイメージがあるかと思いますが、ローカルなモールもたくさんあります。その代表格が重慶大廈です。重慶大廈はアパレルから、日用雑貨まで様々なアイテムが安く購入できるということで、沢山の外国人が訪れる場所ですが、その反面セキュリティが弱く、ビルも老朽化しているため決して治安が良い場所ということはできません。ビルの上層階には宿泊施設がありますが、治安の面ではおすすめすることができません。重慶大廈でショッピンングや食事をしたい方は、夜の時間帯を避け、午前中から夕方前に訪れるようにしましょう。
香港治安 ④気を付けることタクシー編
引用: https://www.instagram.com/p/Bqe8D02H3Wg/
タクシーについて
引用: https://www.instagram.com/p/BvEfoRfHaWR/
治安が悪いという部分をあげるとするとタクシーの治安も決して良いとはいえません。旅行者にとって、タクシーは欠かせない乗り物ですが、注意が必要です。カントン語ができない人、見るからに旅行初心者ということを見透かされると香港のタクシーは平気でぼったくり行為をしてきます。よくあるのが、大きな荷物を乗せると、1ついくらとか加算されますが、この数をごまかされます。怪しいと思ったら紙に数を金額を書いて確認するようにしましょう。それからよくあるのが、高速道路の料金をだますことです。香港の高速道路も日本の高速道路同様に、領収書や金額が表示されるので注意深くみておくようにしましょう。また、これはカントン語や地理的なことがわかっていないと防ぎ用がないのですが、遠回りしてメーターを稼がれることもあるので注意が必要です。
香港治安 ⑤デモ行進編
引用: https://www.instagram.com/p/trou4QMhkd/
デモ行進について
引用: https://www.instagram.com/p/35w76aDt1K/
香港では毎年7月1日に香港返還記念日になると大きなデモが開催されるので注意が必要です。香港は今から22年前の1997年にイギリスから変換されました。今の若い方たちは香港がつい22年前までイギリスの植民地だったことをご存知でしょうか?この返還の日を境に、中国に組み込まれるのですが、社会主義国となったわけです。香港の方たちは民主化を求めこの日になると大きなデモを開催します。近年では比較的安全に行われていますが、警察官との衝突やけが人がでたり、この時ばかりは治安が悪いです。よって7月1日にかけての香港への渡航は十分に注意してください。
香港治安 ⑥スリ&置き引き
引用: https://www.instagram.com/p/Bv8slSzDJnv/
スリ&置き引きについて
引用: https://www.instagram.com/p/Bulo2XSn7Cb/
冒頭で紹介したネイサンロードもそうですが、繁華街ではスリ、置き引きが多発しています。命の危険は少ないかもしれませんが身につけているものを盗まれたり、ちょっと目を離したすきに置き引きに会うのは決して治安が良いとは言えないですね。スリや置き引きは、半ばプログループが行なっているのでどんなに注意していても、やられる時はやられてしまいます。繁華街に行く際は必要最低限のものしか持っていかない、ファスナー付きの小さいものを必ず体に身につけておく、知らない人から声をかけられても対応しない等、自分の身は自分で守るようにしましょう。
香港治安 ⑦公共でのマナー
引用: https://www.instagram.com/p/Bv9FkTmBuJB/
公共でのマナーについて
引用: https://www.instagram.com/p/Bv9FfVkgKDr/
香港政府は治安を少しでも改善しようと色々な施策を取っています。治安が悪いのはルールがないことや、罰則がないことから悪くなる一面もあります。香港では、公共の場でゴミを捨てたり、ツバを吐いただけでも罰金になります。また、禁煙エリアが年々拡大しており、オフィスや公共の場はもちろんのこと、飲食店やバー、カラオケでも禁止されています。日本と同じ感覚でうっかり吸ってしますと、罰金を払わなければいけなくなるので注意が必要です。香港では18歳未満の喫煙、飲酒が禁止されており、競馬やサッカーくじも18歳以上からでないとできないので注意してください。
香港治安 ⑧薬物編
引用: https://www.instagram.com/p/Bu0VI2sFVKw/
薬物について
引用: https://www.instagram.com/p/BvakdiOjqrs/
足を踏みいれなければ、香港旅行は綺麗な景色、ショッピング、B級グルメを堪能することができる治安が良い国ですが、別の一面もあります。それは香港マフィアという言葉があるように、香港も日本と同様に裏社会があります。しかも日本より規模が大きく、たくさんのお金が動いているため、薬物取引が盛んに行われ、旅行者が行くようなバーやラウンジ、などでも密かに取引がおこなれており、旅行者も手に入れることができます。そういった裏社会の側面から観ると香港の治安は悪いです。薬物違反で海外で捕まるとその国の法で裁かれ、最悪死刑ということもあります。海外旅行で気分が良くなってついついということがないよう、良いことと悪いことの線引きはしっかりしましょう。
香港治安 ⑨鳥インフルエンザ
引用: https://www.instagram.com/p/Bd7vNnSD_sF/
トリインフルエンザについて
引用: https://www.instagram.com/p/Bdzvd5mlrPc/
治安とは辞書で調べると、一般的に国家社会の秩序の状態を言い、これを保持することを指します。つまり国を平穏に保つということです。治安が悪いというと人に起因することがほとんどですが、鳥インフルエンザのように人に起因しないことで秩序が保たれなくなることもあります。香港で毎年のように鳥インフルエンザが発生し、死者も出ています。鳥インフルエンザが発生している時に観光に行く方は手洗い、うがい、ローカルレストランでも食事を避けるなど注意をしてください。
香港治安困った時の対処法 ①モバイルWifi
引用: https://www.instagram.com/p/BvQMqy5h09F/
モバイWifiについて
引用: https://www.instagram.com/p/BsohexYF_Tg/
ここからは万が一治安が悪い地域でトラブルに巻き込まれた、身の危険を感じた時などに役立つアイテムや機関について紹介します。まず、必ず持っておきたいものがポケットWifiです。何かあった時に連絡をする、調べるといったことをする際に、カントン語、英語が話せないと人に伝えることができません。言葉ができなくてもインターネットが普及している今日では調べればなんでもわかりますし、翻訳機能もあります。ライフラインとなるポケットWifiは必ず持っておくようにしましょう。
香港治安困った時の対処法 ②香港警察
引用: https://www.instagram.com/p/BvbHzBih4Dc/
香港警察について
引用: https://www.instagram.com/p/BvgDFcPJFpm/
日本でも本当に困った時は警察に駆け込みますね。香港にも当然香港警察があります。香港にも日本の110番があり、999にかけるとつながります。ただしカントン語が英語が必要になります。言葉ができない方にとっては少しハードルが高いですが、ホテルで日本語ができる方に一度繋いで話してもらう、近くに日本食レストランがあれば、そこにいる日本人にアシストしてもらうなど、何かしらの手段を使えば言葉ができなくても頼ることができるのであきらめずに対応しましょう。
香港治安困った時の対処法 ③日本大使館
引用: https://www.instagram.com/p/BRZy8jqhDs0/
日本大使館について
引用: https://www.instagram.com/p/BcbVc61B0NS/
香港でトラブルに巻き込まられた時に一番こころ強い味方になってくれるのが日本大使館です。日本大使館には日本と香港の政治をやりとりする日本人外交官が常駐しています。外交官の仕事には現地での日本人の保護、援助が含まれているので困った時に力になってくれます。パスポートの盗難や紛失、事故や犯罪に巻き込まれた場合などに連絡をすることができます。詳しくは香港日本国領事館のホームページを確認してみてください。http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/
香港治安困った時の対処法 ④香港日本人クリニック
引用: https://i2.wp.com/sekaidr.com/wp-content/uploads/iMed1.jpg?fit=300%2C244&ssl=1
香港日本人クリニックについて
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcT1iFLbdQMWkliToW0jiL799hlZ15VeIvALCcRA1-i3bNHLko57CA
治安が良い、悪いとはちょっと関係がありませんが、旅行中に体調不良になることはよくあります。異国の地で食べる料理だったり、ストレスだったり、怪我をすることがありますが、外国の病院ほど不安なものはないと思います。言葉が伝わらないので症状をうまく伝えることができない、薬の説明を受けるもよくわからない等困ることが多々あります。そんな時でも安心なのが香港日本人クリニックです。香港日本人クリニックでは先生の日本語対応はもちろん、看護士の方も日本語で対応してくれるので安心することができます。また海外旅行では万一の際に保険をつけておくことが多いですが、保険の対応も病院側で行ってくれるので心配ありません。香港日本人クリニックは九龍地区にあります。詳しくはウェブでチェックしてください。http://jstah.umin.jp/02tcForeign/travel_clinic_03.html
香港治安困った時の対処法 ⑤日本旅客ホットライン
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQDiST8JwpPW9PLBj-lSeOtLZV4P0a_9LRSw73_Nz5OKvumz65I5w
日本旅客ホットラインについて
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSZeKw2mEt_FZtTvQQrp2B_5wHWynu54YfvDUyLubka9FmSq2cc_A
さきほど香港警察の力を借りる場合、言葉がネックになることを説明しました。実は日本人観光客が多い香港では、日本語ホットラインも設けられています。2529ー0000にかければ日本語で対応してくれるので、旅行に行かれる際はこの番号をメモっておくようにしましょう。備えあらば憂いなしで、どんなに注意していてもトラブルが起きることはあるので旅行必要リストに記載しておきましょう。ここに電話をかければ初動の対応、アドバイスをしてくれるので心強いです。
香港治安困った時の対処法 ⑥パスポート
引用: https://www.instagram.com/p/Bv8QonMAmnf/
パスポートについて
引用: https://www.instagram.com/p/BwBLwfjFS57/
トラブルに巻き込まれた時や、体調を崩した時など、どうしたらいいか分からない時に頼りになるのがパスポートです。パスポート自身が何かをしてくれるわけではないのですが、日本人ということを証明してくれるパスポートがあるだけで、警察や病院の対応が変わってきます。差別という言葉は使いたくないですが、まず日本人自身が勤勉な人種というイメージがあること、また何かあっても日本国の対応がしっかりしているというのも相手に安心感を与えます。よって外出する際は最低限の荷物にすべきですが、パスポート、もしくはパスポートのカラーコピーを持参するようにしましょう。
香港治安 ①外務省の見解
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcT1FymdMgB3cNtfuIRRXVOV__Qw2mhQ1grngnZNGBSQKvsrxXTSpw
外務省の見解について
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcT2w9xpY45J0oq4WPiADpvZUojT-IXcNNRevoR1FLL-ga6CLeAAOw
ここまで細い事象や対処方法をご説明しましたが、ここからはまた、数字や情報から香港の治安が良いのか悪いのかみていきます。まずは外務省が発表している海外安全情報です。https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_016.html#ad-image-0こちらには各国の安全度を色分けで表しています。安全+レベル4までで表されており、無色は安全、色によって危険度が4つに分けれています。2019年4月現在の香港は全域で無色なので総じて治安は良いといえます。ただし冒頭でも説明した通り、局地的に見ると悪い場所、期間、時間があるので注意が必要です。
香港治安 ②犯罪発生率
引用: https://www.instagram.com/p/Bg8YeURBVTz/
犯罪発生率について
引用: https://www.instagram.com/p/Bv_hVMggMxM/
治安に直結する犯罪件数が紹介されていたので見てみます。データは古いのですが10万人当たりの発生件数は約930件(東京約1300件)、窃盗約40件(東京約50件)です。東京と比べると発生件数は犯罪、窃盗ともに香港の方が少ないので治安が良いといえますが、やはりここでも局地的に見ると、外国人が被害に合う可能性は高いので注意が必要です。
香港治安 ③旅レジ
引用: https://www.instagram.com/p/BTiOpQ6AIqU/
旅レジについて
引用: https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSS-uq2djMs344zOBG2KI8XLol7nnxjl5MbdFh0ZFSRpQdOoRo8
さきほど外務省が発表している、海外安全ホームページについて紹介しましたが、旅行者にありがたいサービスがもう1つあります。たびレジというサービスをご存知でしょうか。たびレジは海外に出張、旅行に行くことを登録しておくことで、訪問先の最新の治安状況を知らせてくれるサービスです、また住所、名前等を登録しておくので、もし万が一何かあった時に、国に情報が登録されているので迅速に対応してくれます。便利なサービスで無料で登録することができるのでぜひ活用してみてください。https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
香港ってどんなところ?
引用: https://www.instagram.com/p/Bv7cvOWl8SQ/
香港の概要について
引用: https://www.instagram.com/p/BfEDsfTlA0F/
最後に香港という国の概要について簡単にご紹介します。香港の正式名称は中華人民共和国香港特別行政区といいます。冒頭でも紹介したように1842年から1997年までイギリスの統治下に置かれていました。香港の人口は約740万人で、うち9割以上が華人です。公用語は広東語と英語とされているので、香港では英語が近隣の韓国や中国よりも通じます。100万ドルの夜景や、ビクトリア地区といった観光名所があります。
最後に
引用: https://www.instagram.com/p/BtIrH-9nWUy/
ここまで香港の治安について、注意すべきこと、困った時に活用できる機関などをご紹介させていただきましたがいかがでしたでしょうか。総じて香港は治安が良い国と言えます。場所、時間によっては治安が悪いということも書きましたが、普通に旅行を楽しむ分には問題がない国と言えます。香港には景色、ショッピング、昔ながらの文化、B級グルメなど見どころがたくさんあります。香港へは日本の各地から直行便が就航しており、日本からわずか4時間で行くことができます。また時差は日本と1時間(日本が1時間進んでいます)だけなので時差ボケの心配もありません。金曜日か、月曜日に休みがあれば週末を利用した2泊3日の旅行でも十分に楽しむことができます。一度訪れれば好きになることまちがいなしの国なのでぜひ次回の旅行には香港も候補にいれてみてくださいね。最後にくどいようですが、海外旅行ではついつい開放的な気分になりがちで、ガードが緩くなってしまいます。海外旅行を満喫しながらも常に注意を怠ることなく楽しい旅行にしましょう。
引用: https://www.instagram.com/p/BraAaQuhwWb/