新婚旅行にも人気のタヒチの治安は?
空港に降り立った時から、南国らしい空気と甘い香り、ウクレレの音色に迎え入れられ、旅行気分がマックスに盛り上がること間違いなしのタヒチ。ホスピタリティ溢れるもてなしのタヒチは、新婚旅行やファミリーにも大人気ですが、治安はどうなっているのでしょうか。
タヒチは、多くの島々からなるフランス領ポリネシアの島の名前です。タヒチの治安は、首都のパペーテ島のパペーテ市が警察、パペーテ市以外のフランス領ポリネシア全域は憲兵隊が担っています。
外務省報告によるタヒチの治安
外務省の危険情報によると、危険情報や感染症危険情報は出ていません。治安が比較的良好なタヒチは、殺人・強盗などの凶悪犯罪は多発していませんが、車上狙いや空き巣、盗難事件は発生しているとのことです。また、日本人を直接標的としたテロなどは確認されていませんが、外務省の海外安全ホームページなどから最新の治安情報を入手し、適切な対応をするようにとされています。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること① 盗難
日本人観光客の被害が一番多いのが、バッグの盗難です。タヒチでは、日本人観光客は裕福だと思われているので、ターゲットになりやすいと言われています。
楽しい旅行で貴重品を取られたりしないよう、バッグは常に自分の体の正面に持ち、手を添えて目が届くようにしておきましょう。大金を持ち歩かないことも大切です。他にも、派手な服装やアクセサリー、ブランド品などはできるだけ身に付けないようにしましょう。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること② 車上荒らし
タヒチで、レンタカーを借りてドライブする場合も注意が必要です。きれいな景色を見て写真を撮ろうとちょっと降りて車に戻ったら車の中に置いてあった荷物が盗まれたなどの被害が報告されています。短時間であっても車から離れる場合は、必ず鍵を閉めるようにすることが大切です。
ただし、施錠していても窓を割られて荷物を盗まれることもあるので、目に見える場所に貴重品やバッグなどは置かないようにするか自分で持って車から離れる方が安心です。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること③ 空き巣
タヒチには、水上コテージを始めとするステキなホテルがたくさんあります。日本人はホテルの部屋は安全と思ってしまいがちですが、ちょっと部屋を出たすきに空き巣に入られたと言う事件もしばしば起こっているので、注意が必要です。
ホテルの部屋から外出する場合は、少しの時間でも必ずカギを掛けましょう。また、施錠していても部屋の中に高価なものや現金、パソコンなどを出しっぱなしにしないようにすることが大切。現金や貴重品などはホテルのセイフティーボックスに預けるなどの対策を行ってください。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること④ スリ
パペーテの街中では、スリ被害の報告もあるので、人が多い場所に訪れる時は、必ずバッグから目を離さないようにしましょう。また、お財布をパンツのポケットに入れておくのも要注意です。大金を持ち歩かず、お金も何ヶ所かに分けて持つなどを心掛けることが大切です。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること⑤ 夜間の外出
タヒチの店は、閉店時間が早く、首都パペーテであっても、日没くらいにはクローズしてしまう店がほとんどです。特に日曜日は、ほとんどの店が閉まっているため、メインストリートでも人通りが少なく交通量も一気に減ります。何とか店を見つけて食事をしても周囲は真っ暗になってしまっています。屋台レストラン・ルロットが出ている周辺は賑やかですが、便利なル・トラックも走っていないので、歩いて帰ろうとせずにタクシーを利用しましょう。
タヒチは、あまり夜遊びできる場所がありません。店も早く閉まってしまうので、行きたい店があったら事前にオープン時間などを調べておきましょう。帰る時も暗い道を歩くことがないようにタクシーなどを利用することをおすすめします。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること⑥ 身分証明書
タヒチでは、身分証明書を常に携帯することが義務付けられていますが、パスポートを持って歩くのは心配だと思うのであれば、パスポートの顔写真がついているページのコピーを携帯し、パスポート本体はホテルのセイフティーボックスに入れておくと良いでしょう。しかし、ゲストハウスなどは、セイフティーボックスが用意されていない場合もあるので、注意が必要です。
パスポートを紛失したら
外務省の情報によると、タヒチには日本の大使館がないため、パスポートを発給することができません。盗難などで紛失した場合は、パペーテ市の警察署及びファアア国際空港国境警察署、パペーテ市以外の地域では憲兵隊から「盗難・紛失証明書」を発行してもらい帰国時にファアア国際空港の国境警察署に同証明書を提出して出国申請をしなければなりません。国境警察署では、申請者が日本へ直行帰国する場合のみ、日本の入国管理局に受入の可否を確認した上で、旅券なしでも日本への出国を許可していますが、第三国への出国はできません。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること⑦ 海水浴
海がキレイなタヒチでは、シュノーケリングやイルカと遊ぶツアーなど海でのアクティビティが豊富ですが、注意が必要です。タヒチのラグーンでは、サメと遭遇することが珍しくありませんが、あまり攻撃的ではないので、それほど怖がらなくても大丈夫です。しかし、サメを見てパニックになるとサメも驚いて攻撃してくることがあるので、冷静に対処するように心掛けましょう。事前にツアーガイドにサメについて確認しておくと安心です。
サメ以外にも、ウツボには気を付けなければならないと言われています。サンゴなどの陰に隠れているウツボに噛まれると深刻なケガにつながることもあるので、十分注意するようにしてください。
新婚旅行にも人気のタヒチの治安などで注意すること⑧ Wi-Fi
世界でも屈指のリゾート地であるタヒチは、多くの観光客が訪れるため、Wi-Fiもサクサク繋がるかと思われがちですが、なかなか繋がらずに困ったと言う話を良く聞きます。パペーテ市内でも、Wi-Fiがスムーズに利用できるのは、観光客向けのバーやアイスクリームショップなどで、フリーのWi-Fiを使おうと思っても接続できなかったり遅すぎたりで、利用できないことが多いようです。また、日曜日は、ほとんどの店が休みなので飲食店のWi-Fiを利用することもできなくなります。
ボラボラ島やモーレア島などは、ホテル以外にWi-Fiを提供している店はあまりなく、日本のキャリアによっては、タヒチは海外パケット定額が適用外になっている場合もあります。旅行後に高額料金を請求されないためにも旅行に行く前に確認しておくことが大切です。タヒチに行く場合は、レンタルWi-Fiなどの利用も考えてみる必要があるかもしれません。
緊急時の連絡先は?
旅行中に緊急事態が生じた場合は下記の連絡先を参照してください。
警察
電話番号:17
消防
電話番号:18
海難救助
電話番号:16
緊急医療サービス
電話番号:15
主要病院
Centre Hospitalier la Polynesie Francaise(Taaone) 電話番号:+689-40-48-62-62
Clinique Cardella 電話番号:+689-40-46-04-00 (緊急時)+689-40-46-04-25
Clinique Paofai 電話番号:+689-40-46-18-18
在パペーテ日本国名誉領事(Consul Honoraire du Japon a Papeete)
ナリー・フォージュラ氏(Narii FAUGERAT) 住所:Avenue Georges Clemenceau Mamao 98713 Papeete 電話番号:+689-40-45-45-45 (英語・フランス語)
問い合わせ先
外務省領事サービスセンター 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話番号:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902、2903
盗難などに注意してタヒチを楽しもう!
人気の旅行先のタヒチも、外務省の報告によると盗難や空き巣、車上荒らしなど軽犯罪に日本人が巻き込まれることがあるとされています。しかし、これらの犯罪は、旅行者一人ひとりが注意していれば避けられることでもあるので、どんなに楽しい場所でも気を抜かずに注意してみてください。少し気を引き締めるだけで、楽しいタヒチ旅行を楽しめるでしょう。