アロマオイルとは?
みなさんはアロマテラピーという言葉を聞いたことがあると思います。アロマテラピーとはフランスで名付けられた名前で、アロマつまり匂い・香りを中心とした方法で心や体をリラックスすることのできるセラピー方法です。最近ではアロマの匂いのでるオイル「アロマオイル」などに着目したアロマテラピーが非常に注目を浴びています。
アロマオイルは、香りや成分を抽出したオイルのことでそれを利用することで、リラックスだけではなく、健康維持に繋がることもあります。
アロマオイルとエッセンシャルオイル
さて、アロマオイルについて説明しましたが、アロマオイルの中にはエッセンシャルオイルというものが存在します。一体エッセンシャルオイルとはどのようなものなのでしょうか?
エッセンシャルオイルについて
エッセンシャルオイルは精油とも呼ばれており、揮発性のオイルのことを指します。主にハーブなどの植物から成分が抽出されており、最近ではなんと300以上もの種類のエッセンシャルオイルを手にれることができるのだそうです。実に様々な植物や花、さらには樹皮などからも成分の抽出が行われるため、オイル商品ごとに非常に異なった香りが楽しめますよ。
それならばエッセンシャルオイルとアロマオイルの違いはないのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、基本的にエッセンシャルオイルは、純度が100%のオイルを指します。そのため、成分を100%抽出するために非常に多くの植物や花の量が必要とされるのです。つまり狭い意味で考えると、単に「アロマオイル」と呼ばれるものには不純物が含まれれていたり、天然ではないオイルを指す場合があるのです。
アロマオイルの選び方
次にアロマオイルの選び方についてチェックしてみましょう!最近は非常に様々なアロマオイルが販売されていますが、これからアロマオイルを使いたいという方が自分に合ったオイルを選べるように簡単にポイントを紹介します。
純度をしっかり確認!
アロマテラピーで用いるオイルは純度をしっかり確認し、先程説明したエッセンシャルオイルの、純度100%のものがおすすめです。しかし、エッセンシャルオイルはアロマオイルと表記されているものもあるので、参考の表記としてはエッシェンシャルオイルの他に、100%Pure & Naturalと書かれているものでも大丈夫です。
記載事項にも注目!
アロマオイルを選ぶ際にはラベルに学名・原産国・抽出部位・抽出方法・発売元・注意事項などが書いてあるかにも注目してみましょう。表示されていないから良くない!というわけでは決してありませんが、これらの表示が詳しくされているアロマオイルは、販売会社が自信を持って売り出している商品であることが多いです!
アロマオイルの容器にも注意!
アロマオイルは日光の光を受けると、劣化しやすく有効成分に影響を与えてしまうことがあります。そのため、アロマオイルを選ぶ際には青色や茶色などの遮光ビンに入っている商品を選ぶように心がけましょう!
おすすめアロマオイルの効果
アロマオイルから得られる効果・効能には、安眠効果、集中力アップ、ストレス解消効果などがあります。また女性特有の悩みの月経痛や月経前症候群や、美容面では乾燥肌解消、シミ、シワやタルミにも効果を表すオイルも!さらに健康面では、食欲不振や鼻水、花粉症、頭痛、のどの痛み、冷え性にまで作用してくれる効能もあるのだとか。
まだまだ幅広く効果に期待されているアロマオイルですが、ここからは、おすすめのアロマオイルの匂い別に期待できる効能について見ていきましょう!
イランイラン
イランイランはバンレイシ科の花から抽出されるアロマオイルで、Cananga odorataという学名がついています。オイルの特徴としては、フローラルな甘さを持ちながらもエキゾチックな重みも感じられる香りを特徴とします。
花の中では、ジャスミンにも似た香りを放ち、強い芳香を放ち、安眠効果、ストレス解消、月経痛の緩和やニキビなどの肌荒れ、さらにシワやタルミのアンチエイジングにも効果を発揮してくれます。さらに、独特のエキゾチックな香りでムード作りにも使用できるみたいです。
カモミール・ジャーマン
カモミール・ジャーマンはキク科の花から抽出され学名は、Matricaria chamomillaです。カモミールティーでも効果に期待がされている通り、心をリラックスさせてくれる効能があります。さらに頭痛持ちの人では、いつもの頭痛を減少してくれる効果も期待ができるようです。美容面ではニキビ対策などにも効果を発揮するようです。
グレープフルーツ
グレープフルーツはミカン科の果皮から抽出されるオイルで、Citrus paradisiと呼ばれます。フルーツで食べるものと同じように非常に気持ちをリフレッシュさせてくれる効果が高いようですね。さらに集中力アップやストレス解消や悩みの軽減効果、食欲不振を改善してくれる効能もあるのだとか!グレープフルーツオイルには多種にわたる効能が期待でき、日頃様々なトラブルを抱えがちな人に重宝されているようです。
ジンジャー
Zingiber officinaleの学名で呼ばれるジンジャーは、お馴染みショウガ科の根から抽出されます。香りはスパイシーで刺激のある特徴的な香りがあります。効能は、集中力アップやストレスの解消などに作用します。また、独特のスパイスの香りで、食欲がない人にも効果的に働き、食欲不振を解消してくれる効果もあるのだそうです。
ローズマリー
ローズマリーはお茶でも非常に有名ですが、学名はRosmarinus officinalisと表記されます。シソ科の植物の葉からオイルを抽出したものが使用され、スッキリとリフレッシュできる香りが特徴的です。リフレッシュ効果から、集中力のアップや、やる気アップの効果があると言われています。さらに心が忙しい時に使用することでリラックス効果にも期待ができます!
アロマオイルの使い方
芳香浴として
アロマオイルの使い方は非常にたくさんの方法があります。基本的なものとしては、芳香浴としてアロマの匂いを楽しんで嗅覚から効果を得ようとする方法です。アロマディフューザーを用いたり、コットンにオイルを落としたり、最近ではアロマストーンも用いて楽しむ方も増えているようです。さらにアロマポットなどでオイルを温めて匂いを拡散する方法もあり、寝る前などリラックスしたい場面で多用されているようですね!
アロマバスとして
匂いで楽しむ芳香浴に加え、アロマバスで楽しむ方法もあります。これは、お湯の中にオイルを落とすことによって匂い、さらにオイル成分を肌に取り込むこともできる方法です。オイル成分は肌をさらさらしてくれ乾燥肌改善などにも効果的です。
アロマバスで工夫することは、オイルは水に溶けにくいため、オイルを小さじ1の植物油やはちみつに混ぜて用いることです。また、注意すべきことは、直接オイルが肌に触れないようにすることです。アロマテラピーで用いるピュアなオイルは非常に強度が強く、直接肌に触れるとトラブルの原因になることもあります。
フェイシャルスチーム
フェイシャルスチームは特に美容面で効果を期待したい人におすすめな使い方です。洗面器に入れたお湯の中にオイルを落とし、その蒸気を10分程度顔に当てます。この方法により、嗅覚によるリラックス効果に加え、オイルの有効成分が肌に取り込まれます。
さらに蒸気により顔の血行改善や保湿効果にも大きな期待ができます。ここで注意することは、必ず目を閉じて蒸気にあたることです。目の粘膜は非常に敏感で100%純正のオイル成分に敏感に反応してしまうことがあります。
アロマオイルについて・まとめ
アロマオイルについて基本的な知識から使い方まで紹介しした。匂いによる効果にも違いがあり、今回はおすすめのアロマオイルの匂い別効能も解説しましたので、具体的に欲しい効果の決まっている人はぜひ参考にしてみましょう。また、説明した通り、純度100%のアロマオイルは肌に直接触れることでトラブルになることがありますので、使用する際は注意点を守り上手にアロマオイルを楽しむことを心がけましょう。
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