そもそもニベアって?
ニベアと言っても、現在は様々なタイプの保湿クリームがありますが、中でも人気なのが「ニベアの青缶」です。美肌になれる効果があるとされ、ネットでも「優秀」「最強」と話題になっています。「保湿効果がとても高い」「全身に使える」そして何より「値段が安い」ということが人気の理由ではないでしょうか。日本人にとってなじみのあるニベアですが、100以上前にドイツで開発されたスキンケアブランドだそうです。海外でもニベアは人気なようで、世界200ヵ国で展開されています。
ニベア最強説?期待できる効果とは?
全身に使える保湿クリームとして人気のニベアですが、保湿だけでなく様々な美容効果があると言われています。一体どんな効果があるとのでしょう?
ネットで話題のニベアの効果
肌の乾燥を防ぐ、肌荒れしなくなる、ニキビが治る、アトピーが治る、黒ずみや赤みが消える、シワが消える、毛穴が目立たなくなる、化粧ノリがよくなる、顔のテカリを防止する
なんとニベアひとつでこんなにもお肌にうれしい効果があるようです。実際に1年間ニベアを使用したところ、「毛穴が小さくなり目立たなくなった」「肌のキメが細かくなった」「ニキビなどの肌トラブルがほとんどなくなった」などニベアのおかげで肌の悩みがなくなったという方もいらっしゃるようです。
なんといってもコスパがいい!
様々な美容効果が期待できるニベアですが、人気の理由は何といっても値段が安いことではないでしょうか。一般的にスキンケアクリームは安いものでも1000円程度です。高級なものだと10,000円以上ということもあります。しかし、ニベアの場合たくさんの効果があるにも関わらず500円程度です。また、量も169gとたっぷり入っているので思い切って使うことができます。
ニベアのいろんな使い方
ニベアを使って美肌を手に入れるには、使い方が重要となってきます。
保湿クリームとして使う
ニベアはとても保湿効果が高いです。お風呂上りなどに乾燥を防ぐために使っている方は多いと思います。直接ニベアを塗るのもいいですが、洗顔の後、ローションで潤してから使うのがより効果的です。その時ニベアは手で温めておくといいですよ。朝にニベアを使う場合は油焼けをしてしまう可能性があるため、美白対策として紫外線ケアをしっかり行う必要があります。
・ボディケアに使う
顔のケアと同じく、お風呂上りに脚や腕などにニベアを塗ります。お風呂上りは体が温まっているのでクリームの伸びがよく、肌がすべすべになります。アロマオイルを少し加えることで自分好みの香りにすることもできますよ。
ハンドクリームとして使う
手全体にニベアを塗りこみ、その上から手袋をしてしばらくそのまま過ごします。するとすべすべの手になります。寝る前にニベアを塗って、手袋をつけた状態で朝まで過ごすのがおすすめです。
リップのケアに
冬場は唇がカサカサして、ひどい場合は唇が切れて出血なんてこともありますよね。ニベアはそんな悩みも解決してくれるようです。カサカサになった唇に少量のニベアを塗るだけで乾燥を抑えることができます。
パックとして使う
ただ塗るだけではなく、パックとして使うことで肌がモチモチになる効果もあるようです。洗顔後の湿った肌にニベアクリームをたっぷりと塗ります。蒸しタオルやお風呂場で10~15分程度蒸らしたら、化粧水を含ませたコットンなどでニベアをふき取りましょう。
保湿オイルを使えば美容効果がアップする
ニベアのクリームは肌の表面にとどまります。そこで保湿オイルをプラスすれば肌の角質層まで浸透し、肌をしっとりさせることができます。保湿オイルを加えることで伸びもよくなるので使いやすいですよ。
ニベアに含まれている成分
様々な美容効果があると言われているニベアですが、どんな成分が含まれているのでしょうか。
ニベアの全成分
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステリアン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg。クエン酸、安息香酸Na、香料
保湿効果のある成分
ニベアの成分の中で肌の水分を保つ効果のある成分は「グリセリン(水性成分)」「ホホバ油(油性成分)」の2つです。
肌の水分が蒸発を防ぎ潤いを保持する効果のある成分
肌の水分が蒸発して乾燥するのを防ぎ、潤いを保持する効果のある成分は「ミネラルオイル」「ワセリン」「シクロメチコン」「ラノリンアルコール」「スクワラン」「オレイン酸デシル」「オクチルドデカノール」の7つで、すべて油性成分です。
その他の成分
ニベアに含まれる保湿成分と、肌の潤いを保する成分以外には、クリームの感触をつくることや、品質を安定させるために含まれるものになります。
高級クリームとの比較
ニベアとよく比較されるのが高級クリーム「ドゥ・ラ・メール」です。ドゥ・ラ・メールは含まれている成分がニベアとよく似ていると言われています。
ドゥ・ラ・メールの全成分
水、ミネラルオイル、褐藻エキス、ワセリン、水添ポリイソブテン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、ライム果汁、パラフィン、エタノール、硫酸Mg、オレイン酸デシル、ジステリアン酸Al 、オクチルドデカノール、香料、クエン酸、ステアリン酸Mg、パンテノール、安息香酸Na、水天野菜油、シアノコバラミン、カロチン
ドゥ・ラ・メールにのみ含まれる成
ニベアはないドゥ・ラ・メールにのみ含まれる成分は「褐藻エキス」「ライム果汁」「エタノール」「パンテノール」「水天野菜油」「シアノコバラミン」「カロチン」の7つです。褐藻エキスは独自に開発した「ミラクルブロス」という成分の原料になっているそうです。また、パンテノールは肌の修復や抗炎症などの効果もあり、肌への浸透も高いです。さらにカロチンはシミやくすみに効果がある成分になります。
ニベアにのみ含まれる成分
ドゥ・ラ・メールにないニベアのみに含まれる成分は「グリセリン」「シクロメチコン」「スクワラン」「ホホバ油」の4つです。これらの成分は、先ほどもご紹介した通り、保湿や肌の潤いを保持する成分になります。ドゥ・ラ・メールは肌を整えたり、シミやくすみに効果がある成分が入っているのに対して、ニベアの成分にはそういった美容効果のある成分が含まれていないことがわかります。
なぜニベアで美肌になれるのか
ニベアは保湿や肌の潤いを保つ成分が含まれていますが、特別な美容成分はほとんど含まれていません。ではなぜ美肌になれるかというと、シワやニキビ、化粧崩れなどのトラブルは、乾燥など外部刺激から起こるもので、ニベアはその外部刺激から肌を守ってくれるからです。ニベアでしっかりと肌を保湿することで乾燥を防ぎ、結果的に肌の調子がよくなるということです。
ニベアだけに頼ることはやめたほうがいい
美しい肌を作るには乾燥は避けなければいけません。ニベアを使うことで乾燥を防ぎ、肌の調子がよくなるということはもうお分かりいただけたと思います。しかし、ニベアには特別な美容成分が含まれているわけではありません。ニベアだけでは解決できない肌トラブルもあります。洗顔でしっかりと汚れを落とすことも重要ですし、自分の肌質に合ったケアをすることが大切です。
肌に合わないことだって
全身に使えて肌に優しいニベアですが、肌質によっては合わないこともあります。ニキビがひどい場合、ニベアに含まれる油分がアクネ菌のエサとなり、ニキビが悪化することもあります。また、肌内部が乾燥している場合、ニベア使うことで水分と油分のバランスが崩れ、肌トラブルが起こりやすくなることもあります。誰にでも使えて万能な美容クリームと思われがちなニベアですが、肌に合わない場合は、使用をやめましょう。
まとめ
ニベアは様々な肌トラブルを解決し、美肌になれる効果があると言われていますが、主な効果は保湿です。乾燥は様々な肌トラブルを引き起こすため、ニベアで保湿することで、肌トラブルが起こりにくくなったというのが実際の効果と言えるでしょう。そのため肌の悩みによってはニベアでは効果が得られないこともあります。ニベアで保湿も大切ですが、自分の肌に合ったスキンケアを用品を正しく使うことが一番美肌になれる効果があるでしょう。