そもそも乾燥肌になる原因とは?
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そもそも乾燥肌や敏感肌になる原因を知っていますか?まずはそこからご説明したいと思います。
紫外線や外気の湿度の変化
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原因の多くは、直接肌に触れ影響がある場合が多く、天候や季節の環境に関する影響原因に関係してきます。特に、外気の急激な温度・湿度の変化や紫外線は肌の水分を蒸発させ乾燥肌の原因や敏感肌の原因につながりやすいです。
加齢やホルモンバランスなどの影響
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年齢や女性ホルモンの影響で肌環境も大きく変化してきます。特に、日々の生活習慣でホルモンバランスは乱れやすく、肌の新陳代謝や血の巡りに大きく関わってきます。年齢とともにシミやシワが増えるのは、肌のターンオーバー周期が遅れてくることと、保湿成分を保持する有効成分が補えにくくなることが原因とされています。
間違ったスキンケア法
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みなさん、日頃どのようにスインケアを行っているでしょうか?基本的なクレンジング・洗顔はもちろん、化粧水や乳液を使っている方はいるかと思いますが、その使用順やタイミンがいかがでしょうか?
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例えば、洗顔後10分以上立ってからスキンケアを始めてもあまり浸透性は期待できない場合があります。お肌が乾いて水分が蒸発してしまうと肌表面の温度も下がってしまうので、せっかくの美肌成分が吸収できなくなるので勿体無いですね。
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そして、使用しているスキンケアブランドが推奨している使用順を守ることも大切になってきます。それぞれのブランドがそのアイテムを開発する上で、どのタイミングで使うことで最もそのアイテムのが出るのかを検証しているはずです。ですので、出来る限り使用順は守るようにしましょう。
「医薬品」とは?
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「医療用医薬品」とも呼びます。医薬品は、病院や診療所などの医師が診断した上で発行する処方箋に基づいて、薬剤師が調剤した薬のことを指します。基本的に、病院に通わないともらえないということですね。ドラッグストアなどで買える市販薬とは違います!
医薬品は、効果が高い反面、副作用が起こりやすいこともあるので注意が必要ですが、薬剤師や医師が指示した用法用量を守れば大きな心配はありません。
「市販薬」とは?
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「一般用医薬品」などとも呼びます。ドラッグストアや薬局で誰でも購入することができる薬品のことを指します。
年代、体質、病気の症状など様々な状況の人が使用するということを前提にしているので、服用・使用の際の安全性が重視されています。
できるだけ多くの症状や状態に対応するために、複数の有効成分が含まれていることがほとんどですが、安全性を重視するために成分の含有量を少なくしていることが多いです。
初期症状の際に服用・使用することには効果的ですが、症状が進行した状態に使用することは逆効果です。
医薬品の保湿剤に含まれている成分って?
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皮膚科で多く処方されている保湿剤といえば「ヒルドイド」を思いつく方も多いかと思います。最近では、美肌効果が期待できると話題にもなっていますね。他にも効果が似ている保湿剤として、「ビーソテン」や「エアリート」、「セレロイズ」があげられます。これらの医療品の保湿剤に共通する成分として、「ヘパリン類似物質」というものが含まれています。
保湿剤に含まれる「ヘパリン類似物質」とは?
ヘパリン類似物質は、血行を促進し皮膚の新陳代謝や再生を促し傷跡などを修復する効果に加え、肌の潤いを取り戻し外部から守る保湿効果があります。また、炎症を抑え肌荒れを改善し健康な肌に戻す効果もあるので、敏感肌やアトピー性皮膚炎似方に多く処方されています。
ドラッグストアや薬局で売っている市販薬の保湿剤に含まれている成分って?
保湿剤に含まれる「セラミド」などの保湿成分
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皮膚の角質細胞間脂質の水分を補うために必要な保湿成分。
保湿剤に含まれる「ワセリン」などの油分
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肌表面の皮脂を補い、補った水分を保持するため。
保湿剤に含まれる「尿素」
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肌の角質を柔らかくし、浸透性を高くして潤いを与える成分。
もちろん、市販薬の中にもヘパリン類似物質が含有されているものはあります。含有量も、医薬品とほとんど変わらない量なので同等の効果が期待できますね。
医薬品の保湿剤が必要になる場合
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ここまでを振り返ると、「市販薬で同等のものが手に入るなら、皮膚科に行く必要はないんじゃ...?」と思う方もいますよね?
医薬品を必要か考える際に基準にしていただきたいのが、「症状が進行している状態か」、「急を要している場合なのか」ということになってきます。
先程説明したとおり、市販薬は様々な症状に対応するために複数の含有量を少量配合しています。なので、「この症状」に対して「的確な薬品の塗布」ということが難しいのです。
なるべく早い回復と放置して症状が進行してしまっている場合には、できるだけ早く皮膚科に受診するようにしてくださいね。
ドラッグストアや薬局で売っている市販の保湿剤おすすめ一覧!
ここからは、ヒルドイドをスキンケアとして使用してみたいという方のために、ドラッグストアで手に入る同等成分の保湿剤を紹介させていただきます。しかし、あくまで薬局やドラッグストアで販売されている「一般用医薬品」なので、用法用量を守って乾燥肌の改善に役立ててみてくださいね!
アットノン
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、汗腺、皮脂腺などが欠如しているため、乾燥しやすく、外部刺激を受けやすい状態になっています。傷あと患部に水分を保持し、表皮にある角質の保湿性と柔軟性を取り戻します。
ヒフメイド油性クリーム
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高い水分保持力をもつヘパリン類似物質は、ヒアルロン酸やコンドロイチンと同じムコ多糖類の一種です。ムコ多糖類は、水分をしっかり蓄える働きをする物質で、特にヘパリン類似物質は親水性が大きく、高い保水力をもちます。
一般用医薬品 : ヒフメイド油性クリーム
ヒフメイド油性クリーム
HPクリーム
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HPクリーム/HPローションは、医薬品でありながら ベタつかない、なめらかで伸びのいい、使い心地の良さにこだわっています。赤ちゃんからご年配の方までお使いいただけます。
乾燥肌対策や皮膚の炎症にHPクリーム-グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社
肌のボロボロや皮膚のヒリヒリ、顔のカサカサやおでこの乾燥などあらゆる乾燥肌の対策にヘパリン類似物質のHPクリーム/HPローション。このサイトは乾燥性皮ふ炎治療薬のHPクリーム/HPローションの適正使用を推進する目的で作成しております。
使用する際の注意、医薬品と市販薬併用しても平気?
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ご自身の判断で医薬品と市販薬を併用するのはおすすめしません。これは、保湿剤だけでなくすべての薬品に通ずることです。
医薬品と市販薬を併用することで、薬の効き目が弱くなったり、逆に強くなりすぎたりなど予期しない副作用で状態や乾燥が悪化してしまう可能性もあります。
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万が一、どうしても併用したい際には近くの薬剤師か医師に相談することを覚えておいてくださいね。
医薬品と市販薬、使い分けの基準
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今回全体を通して、医薬品と市販薬の大きな違いをご説明させていただきました。最後に、医薬品と市販薬の使い分けを簡単にまとめてみます。
病状改善なら「医薬品」、スキンケアや簡単な乾燥改善なら「市販薬」
初期症状なら「市販薬」、症状が進行している状態なら「医薬品」
処方箋が必要なのが「医薬品」、ドラッグストアで手に入るのが「市販薬」
医薬品と市販薬の使い分け、大きく振り分けるとこの3つになりますね。あくまで医薬品は病気の症状や乾燥改善のために処方していただくものです。個人の私利私欲で安易に処方をお願いし、スキンケアとして使用するのは控えましょう。逆に、乾燥・敏感肌やアトピーが悪化している状態で、シヤン役の使い続けるのは、病状の悪化や改善を遅らせてしまう可能性があるので、できるだけ早く皮膚科に受診するようにしましょう。
まとめ
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いかがでしたか?これで医薬品と市販薬の使い分けも完璧!これで安心して保湿剤をスキンケアに取り入れることができますね。今回の比較で、今後の肌トラブルの何か役に立つことを祈ります。