見た目にもかわいい固形石鹸が増えています
WEBやTV、雑誌等で取り上げられることの増えた固形石鹸、石鹸専門店なども多く見られるようになり、レトロなイメージのある固形石鹸ですが、今では宝石のようなものなど見た目にも可愛らしく洗面所のインテリアとしても映えそうな可愛い固形石鹸が増えてきました。また、固形石鹸を実際に使用することでお肌の調子が良くなったというかたも増えてきているようですよ。
固形石鹸を使って洗顔している方が増えている
今までは、洗顔フォームを使って洗顔をしていた方が、固形石鹸での洗顔方法にシフトしており、固形石鹸での洗顔によりお肌の調子が整ってきたという声が多く見受けられます。
なんか家にあった固形石鹸で洗顔をし始めたんだけどツッパリ感もないしオーガニックコスメもするする落ちてくれているので気に入ってる。どこのだろー
— すわしま (@Suwashimam) January 31, 2018
固形石鹸成分はなにでできているの?
「固形石鹸」は、脂肪酸と水酸化<ナトリウム>を反応させた「脂肪酸ナトリウム」で、できています。また多くが動植物の油脂から作った天然素材を使っているため、お肌に安心して使えると言われています。また固形石鹸はアルカリ性であるとされています。
洗顔フォームの成分は何でできているの?
液体石けんは「脂肪酸カリウム」という成分からできており、固形石けんは「脂肪酸ナトリウム」からできています。それぞれ肌への刺激はそれほど高くありませんが、この二つを比べると、脂肪酸ナトリウムのほうが低刺激といわれているようです。
洗顔フォームの場合は、ほとんどが石油由来の合成界面活性剤を洗浄成分として配合しているようです。そのため、洗浄力が強くお肌が敏感な方にとっては刺激となることもあるようです。また、
洗顔フォームには、ニキビなどのお肌の炎症を抑える殺菌抗菌作用のあるエタノールや、防腐剤、香料が含まれているものが多く存在します。
固形石鹸と洗顔フォーム、結局何が違うの?
固形石鹸と、洗顔フォーム、石鹸成分は同じものと思っていた方も多いのではないでしょうか?固形石鹸と洗顔フォームの違いとして、まず、主成分が異なります。固形石けんの主成分は「脂肪酸ナトリウム」。脱脂力・殺菌力が高く、汚れ落ちがいいのが特徴です。一方で洗顔フォームなど液体石鹸の主成分は、「脂肪酸カリウム」。脂肪酸ナトリウムに比べて洗浄力で劣る上に、またボディーソープは全体の7割が水分で構成されています。固形石鹸と洗顔フォームは似ているようで全く違うもののようですね。また、固形石鹸、洗顔フォームにはそれぞれ配合されている成分が違うためお肌にあったものをしっかり選ぶと良いでしょう。
固形石鹸で洗顔するメリット
添加物が少ないためお肌に優しい
まず固形石鹸を使っての洗顔をするメリットをひとつあげるとすれば、洗顔フォームと比べ、添加物が少ないためお肌に優しいといえることだと思います。添加物といっても、お肌の保湿を補ってくれる成分もありますが、お肌の状態によって刺激になってしまうこともありますよね。また合成香料等を使用していないものが多く、固形石鹸本来の香りを楽しみながら洗顔することができます。合成香料にはアレルギーを発症するものもあるようです。お肌の刺激となるものが少ないものを選びたいですよね。
洗い上がりがさっぱりとしているものが多い
固形石鹸の種類にもよりますが、固形石鹸での洗顔、泡切れがよく洗い上がりがさっぱりとしていることがメリットだと思われます。これは固形石鹸には添加物として合成界面活性剤を加えていないためお肌に洗浄成分が残留しにくくなっています。また合成界面活性剤は、お肌のバリア機能を弱めたり、タンパク質を泉質させたりする危険性があると言われているものもあるようです。
固形石鹸での洗顔は何よりもコスパがいい
固形石鹸は低価格のものが多いから洗顔コスパ最強!
固形石鹸は洗顔フォームに比べ、1つあたりのお値段が安いものが多く低価格で購入することができます。そのため、気分によっていくつかの固形石鹸を使用したり、洗顔時のお肌の状態によって変えることができるのもメリットの一つになりそうですね。
固形石鹸は少ないゴミで環境に優しい洗顔ができる!
固形石鹸の包装パッケージに多くは紙が使用されています。洗顔フォーム比べて小さく包装されているため、紙を捨ててもかさばらず、地球にも優しいエコだといえます。また固形石鹸は使用するたびに小さく溶けていくため、最終的には包装紙以外のゴミが0になることも。余分なゴミを増やさずに使い切れるのはうれしいですよね。
固形石鹸での洗顔方法は?
落ちにくいメイクはクレンジング必須
ウォータープルーフのマスカラや、アイライン、リップなどは固形石鹸での洗顔で落ちない場合がほとんどです。このため、洗顔時にメイクを落とすための無駄な摩擦を防ぐためにも、専用のクレンジングを使い、濃いメイクなどは先にオフしてしまいましょう。また、固形石鹸での洗顔にシフトする際は、メイクも石鹸で落ちるミネラルコスメ等に変更することでお肌への過度な負担を減らしてくれ理想のお肌に近づけるかもしれませんよ。
固形石鹸はしっかりと泡立てて洗顔する
実際に固形石鹸での洗顔をする際はしっかりと泡立てることを心がけてください。洗顔フォームに比べ固形石鹸は泡立ちにくくなっています。多くのふんわりとした泡を立てるために、泡立てネットなどを使用し、少量のお水とたくさんの空気を含ませることにより洗顔フォームに負けないぐらいのしっかりとした泡ができあがります。
洗顔フォーム使用時と同じくこすったりは厳禁です
洗顔フォームを使っての洗顔方法と同じく、たっぷりの泡をお肌の上をすべらせるようにして洗顔しましょう。このときに、ざらつきが気になる部分などを擦ってしまうとお肌への刺激につながり炎症の原因になってしまうかもしれません。泡がお肌の上に残った汚れや余分な皮脂を吸着してくれるので、指がお肌に触れないように気をつけながら洗顔をしてくださいね。
泡切れの良いものが多い固形石鹸での洗顔ですが、すすぎ残しはやっぱりお肌のダメージにつながってしまいます。すすぎ残しの無いように丁寧に泡を洗い流しましょう。この時の温度は人肌よりすこしぬるいかな?と感じるぐらいのぬるま湯を使って洗い流すのが良いとされています。
固形石鹸、使用後の保管方法は?
水気をしっかり切って保管
固形石鹸の保管方法は、なによりも水気をしっかり切って保管する方法が大事になってきます。固形石鹸に水気が残ったままになっていると、石鹸がじわじわと溶けていくことに加え、保管方法が悪いとそこからカビが発生してしまうこともあります。洗顔使用後は、石鹸表面に残った泡をしっかりと流し水気を切った上で、浴室や洗面所の風通しの良いところでネット等に入れて吊るして保管するか、水切り機能の付いたソープディッシュ等の上に保管する方法でしてくださいね。
開封前のものは冷暗所に保管
また、開封前の固形石鹸は、温度変化のない冷暗所に保管する方法が一般的です。温度が一定に保たれることにより石鹸が溶け出してしまうことや変質を防いでくれます。反対に温度や湿度が高い場所に保管をしてしまうと、石鹸が溶け出してしまったりする恐れがあるので気をつけてくださいね。また石鹸は独自の香りがついているものがあります。そのため匂いが移りやすいものの近くにおいておくと、香りが移ってしまうこともありますので注意しましょう。
まとめ
洗顔フォームには、お肌の状態に合わせて、殺菌消毒作用のある成分が含まれているといったメリットがあり、固形石鹸には余分な添加物を少なくしているためお肌に優しいといったそれぞれのメリットがありますね。まれに刺激が少ないとされている固形石鹸でもお肌が荒れてしまうこともあるようなので、しっかりとお肌と相談された上で使用してみてくださいね。