冬場になると手が冷たい
冬になると身体が冷えますよね。
お尻冷たい。。
— Aff@実況者になりたい。 (@Affno_outa) February 8, 2018
手がもげそう。雪かきやだ。 pic.twitter.com/9BgTETMduO
寒い寒いと思っていたらグランドが真っ白に…
— どら (@cogi_doremi) February 8, 2018
手袋してても手先がキンキンに冷える今日この頃… pic.twitter.com/2K4g45mNMz
体の冷えは服を重ね着したりカイロを貼ってあたためたり、職場にブランケットや足元用のヒーターを持ち込んでる方も多いと思います。しかし指先は中々そういった対策ができないので冷えで辛い思いをしている方が多いのではないでしょうか。
指先が冷たい!末端冷え症とは
はっきりとした定義はないのですが、冷え症は全身が冷えている場合のことを、末端冷え症では指先や足先といった身体の末端が特に冷えることを指す場合が多いです。末端冷え症で指先が冷たいと感じる時には、上半身との温度差が5℃以上あることもあるそうです。
末端冷え症の症状
手足が冷える末端冷え症。冷えるだけでもしんどいのですが、冷えが原因で他のさまざまな症状も引き起こされることがあります。
不眠
人間の体は就寝時に脳や内臓を休ませるためにその温度を下げます。この時本来であれば手足から熱を放出して温度を調整するのですが、末端冷え症によって手足が冷えてしまっている場合熱が放出できずに脳を休ませることができなくなります。その結果眠ることが難しくなってしまい不眠の症状が現れます。
しもやけ・あかぎれなどの疾患
しもやけやあかぎれは乾燥や寒さの影響でおこりますが、もうひとつの原因として血行不良もあります。末端冷え症によって手足が冷えている時は手足の血行も悪くなってしまっているので、しもやけやあかぎれになりやすい状態といえます。
どうして手が冷たいのか
どうして手は冷えるのでしょうか。私たち人間は普段血流を調整して体の温度を調節しています。暑い時には血管を広げて血流を多く流すことによって体の表面の温度を上げて熱を逃がしたり、逆に寒い時には血管を縮めることで表面の温度を下げて体内の温度を維持しようとします。なので外などの寒い場所で身体が冷えるのは正常な反応ですが、暖かい部屋などに移動しても冷えたままの場合は何らかの原因でこの調節機能がうまく働いていないということになります。
手が冷たくなるさまざまな原因
では体温の調節機能の働きを阻害する原因は一体なんなのでしょうか。
筋肉量の不足
筋肉が少ないと血流を流す力が足りずに血行不良を引き起こしてしまいます。血行不良によって体温調節がうまくいかないので冷えがうまれるのです。また筋肉量が少ないと基礎代謝も下がってしまうので、元々の体温自体も低くなってしまいがちです。
洋服などのしめつけ
きつい下着や靴、洋服などの締め付けによって物理的に血行を悪くしてしまっている場合もあります。特に足の指にしもやけができるタイプの人は靴がきつい場合が多いです。
ストレスによる影響
血流の調整は自律神経の命令によって行われているのですが、ストレスによって自律神経の乱れが起きるとうまく命令が出せなくなってしまいます。この時末端が冷えることそのものがストレスになってまた自律神経が乱れてしまうという悪循環に陥ってしまう場合もあります。
女性ホルモンが原因の場合も
更年期障害やストレス等で女性ホルモンの分泌が乱れると血行が悪化してしまうことがあります。
手の冷たい時の解消法
それでは上記の原因を踏まえて末端冷え症の解消方法を紹介していきます。
筋肉量を増やす
筋肉量を増やすといってもいきなり全身の激しいトレーニングをするのは難しいと思います。そこでオススメなのが下半身のトレーニングです。太ももの筋肉は大きいので鍛えることで増える筋肉量も多くなります。またふくらはぎの筋肉を鍛えることによって足先の血流を上半身に運ぶ力が増えるので血行の改善も期待できます。まずは1日10回ほどのスクワットを始めてみてはいかがでしょうか。
有酸素運動やストレッチをする
筋肉を使うことによって血行が促進されますし、体温も上昇します。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動がおすすめですが、なかなかそんな時間もとれない、外に出るのは寒いというかたは是非軽いストレッチだけでも行ってみてください。冷えている手のストレッチはもちろん、先ほど述べたように足にも多くの筋肉があるので足のストレッチも効果的です。
リラックスする
ストレスによって緊張してしまった神経をリラックスさせることも大切です。ストレスを緩和させるヒーリングミュージックを聴いたり、アロマの香りを楽しんだりして過ごすのがおすすめです。また身体を温めることによって幸せホルモンが増えると言われていますのでゆっくりと入浴を楽しむのもいいですね。
ツボ押し
人体には様々なツボが存在しているので、その中でも身体を温めるツボを押して血行を改善するのもいいでしょう。おすすめのツボは「気海(きかい)」です。このツボはお腹のおへそより指2本分下の場所にあり、全身の血行を促進して全身を温めてくれます。また自律神経を整えてくれる「合谷(ごうこく)」というツボは、人差し指から小指までの指と指の間の甲側にあります。水かきの部分ですね。冷える時にはこの2点を押して見てください。
内面からも冷えを解消
ストレッチや入浴でせっかく身体が温まっても、体の芯が冷えているとまたすぐに冷えてきてしまいます。内臓を温めるために普段の食事にも気をつけると更に冷えに強い身体を作ることができますよ。
身体を温める食べ物
身体を温める食べ物を積極的に取り入れるようにしましょう。身体を温める食べ物の特徴は「冬が旬」「寒い場所で育つ」「暖色系」などです。例として人参・かぼちゃ・たまねぎなどが挙げられます。また生姜や唐辛子といった香辛料も身体を温める働きを持っていますので積極的に取り入れていきましょう。
身体を温める飲み物
身体を温める飲み物は紅茶・烏龍茶・ココアなどです。寒い日にはホットコーヒーを飲むのが楽しみという方も多いと思いますが、残念ながらコーヒーや緑茶は身体を冷やす飲み物ですので一時的には暖かさを感じても芯は冷えてしまいます。できるだけ身体を温める飲み物、または冷やす働きのない白湯を飲むように心がけるとよいでしょう。
それでも改善しない時は
上記に挙げたような対策を行っても冷えが全く解消されない時や、冬場だけで無く夏場にも冷えがある場合もあります。その場合にはただの冷え症では無く他の病気の可能性も考えられますので一度病院での診察をお勧めします。
冷えを引き起こす病気
冷えを引き起こす病気としては低血圧や貧血、甲状腺機能低下症、運動不足やタバコを多く吸っている人に見られる閉塞性動脈硬化症が挙げられます。その他にも冷え症に似た症状を引き起こす病気はいくつもありますので、おかしいなと感じたら早めに診察してもらうといいでしょう。
男性の冷え症も増えている
末端冷え症に悩んでいる女性は多いと思いますが、最近では冷えに悩む男性も増加しています。痩せ型で筋肉量の少ない男性や、デスクワークなどで長時間同じ姿勢をとっている方は血流が悪くなりがちなので冷え症を発症しがちです。もし身の回りに冷えで困っている男性がいればぜひ対策を教えて挙げてくださいね。
まとめ
末端冷え症で手が冷たく感じる日にはゆっくり入浴したり指先のストレッチをして温めるといいでしょう。ですが冷えを根本から改善するには、普段から身体を温める食事を取り入れたり運動をして筋肉量を増やしておくことが効果的です。今日から対策を始めてぜひ来年は冷え知らずの体で冬を過ごして見ませんか。