ベースメイクはとっても大事
普段お化粧をする時、ベースメイクはササっと済ませて、ポイントメイクに力を入れている方、多いのでは?でも、ベースメイクって名前のとおり、土台になるメイク。土台がしっかりしていないとどうなるか、分かりますよね?ファンデーションがよれたり、崩れてしまっているお肌はキレイとは言えません。折角のポイントメイクも台無しに。プロほどベースメイクに重点をおいているんですよ。そんな大事なベースメイク。ここではベースメイクの基本やポイントをステップごとに説明していきます。
ベースメイクの前に・・・スキンケア
ベースメイクのそのもっと土台のお肌。ベースメイク前にお肌をちゃんと整わせてあげることが重要なのは言うまでもありません。整っていないお肌にどんなに丁寧にベースメイクをしても、お化粧のノリや持ちが悪くなってしまいます。ちゃんとお肌の汚れをとり清潔にした上で、化粧水で補水、乳液で保湿しお肌を整えましょう。
ただし、ここで注意が必要。肌に油分が残ってしまっているとメイク崩れの原因になります、メイク前に使う乳液やクリームはベタつかないものがおすすめです。また、保湿後にティッシュで顔をおさえて油分をオフすると、更にベースメイクがのりやすくなりますよ。
ファンデーション以外に何がある?ベースメイクのアイテム
皆さんベースメイクにどんなアイテムを使用していますか?また、ナゼそのアイテムを使っているんですか?何となく、皆が使っているから、、、これではちゃんと使いこなせません。ベースメイクの順番をお話する前に、ここではベースメイクアイテムの紹介とそれぞれの役割、基本の塗り方を紹介していきます。
ベースメイクのアイテムとしては、ファンデーション以外には①日焼け止め②化粧下地③コントロールカラー④コンシーラー⑤フェイスパウダーの5つがあげられます。
①日焼け止め②化粧下地
スキンケアでお肌を整えたあとに最初につけるものですね。なぜ、日焼け止めと化粧下地を一緒にお話しするかというと、UV効果のある化粧下地を使う場合は、日焼け止めは省略してもOKだからです。逆に、日焼けを防ぎたい時期や日差しの強いところに行く時は、日焼け止めを塗ってから、化粧下地をつけましょう。
まずは商品に記載されている分量を基本として下さい。手に取り、顔の上に4、5ヶ所に分けてのせます。おでこ、頬、鼻、口の下が一般的ですね。塗る時は指の腹を使って顔の中心から外側に向かってのばしていきます。ムラができないように、均一に薄くのばすことが大事です。塗りすぎてしまったり、ムラがあると化粧崩れの原因になってしまいます。この後すぐにファンデーションを塗ってはいけません!少しだけ時間をおいてお肌になじませるようにしてください。馴染んでいないとファンデーションがうまくお肌にのりません。
③コントロールカラー
コントロールカラーを使っている人って以外と少ないと思います。でもコントロールカラーってかなり優秀。顔色が良い・悪いって言いますよね?コントロールカラーそんな顔色の悩みを解決してくれますよ。化粧下地がコントロールカラーの役割を持っているものも多く出ています。顔全体に使う場合はコントロールカラーか化粧下地のどちらかを使用すればよいでしょう。また、気になる場所だけに部分使いもできますので一度試してみてはいかがでしょうか?
④コンシーラー
シミ、くま隠しの強い味方、コンシーラー。気になる部分ってどうしてもファンデーションを厚くぬりがちですが、コンシーラーを使うことでファンデーションの厚塗りを防いてくれます。厚塗りはお肌が不自然になりますし、化粧崩れの原因にもなりますね。シミ、くま、にきび跡など気になる箇所にのせ、指先かスポンジで軽くたたきながらなじませます。決してベタ!っとつけないように。いかにも、になってしまいますよ。
⑤フェイスパウダー
たまに耳にする"お粉"のことです。まれにパウダーファンデーションとフェイスパウダーがごちゃ混ぜになってしまっている人がいますが、基本的な用途が違います。皮脂や汗を吸収してくれるので、テカリを抑える、化粧崩れを防ぐ、肌のキメを整えるなどの効果があります。
パフやブラシを使用して顔にのせますが、いきなり顔につけるのではなく、パフをすり合わせたり、ブラシなら手の甲や容器のふたなどでパウダーを均一に広げてから顔にのせていきます。厚づけやムラに気を付けて、薄く載せてきましょう。さらに仕上げに別のブラシで顔の余分な粉を落としてあげると完璧です。
ファンデーションの塗り方
ここでは後ほどファンデーションの塗り方と付ける順番を説明するために、リキッドファンデーションとパウダーファンデーションの2タイプで話を進めていきます。ファンデーションをリキッドにするか、パウダーにするか?とよく耳にしますが、基本的に、乾燥しがちなお肌にはリキッドファンデーション、オイリー肌にはパウダーファンデーションと言われています。ファンデーションの選び方はまた別の機会に詳しくご説明しますね。さて、ファンデーションの塗り方と一言でいっても、リキッドファンデーションとパウダーファンデーションでは違ってきます。そこで基本となる塗り方についてそれぞれ説明してきます。
ファンデーションの塗り方 リキッドファンデーション
リキッドファンデーションは人によって、手でつけたり、ブラシやスポンジを使用していますが、基本的には手で顔に広げて、スポンジで細かい箇所を仕上げるのが簡単でしょう。
①手の甲にとってなじませる
いきなり顔にのせずに、まずは手の甲にとりなじませます。そうすることでファンデーションがやわらかくなるため、ムラづきがふせげます。人差し指・中指・薬指の3本を使いましょう。
②顔にのせてのばしていく
頬→おでこ→鼻筋→口回りの順番で、顔の中心から外側に向かってなじませます。最初のうちは両頬、おでこ、鼻筋、口の下の5か所にファンデーションをおいてからのばしていく方がつけ過ぎを防げるでしょう。
③目の周りはスポンジで
目の周りはファンデーションがよれやすいため、厚塗りしないようスポンジを使用します。こすり付けはダメですよ!軽くおさえるように付けていきましょう。
④フェイスラインをぼかす
スポンジでフェイスラインをぼかします。首と顔の色がくっきり分かれてるのなんて言語道断。フェイスラインから首にかけてぼかしてきましょう。
ファンデーションの塗り方 パウダーファンデーション
人によって、パフ(スポンジ)やブラシなど出来上がりによって使い分けていますが、まだお化粧に慣れていない人や、不器用さんにはブラシがおすすめ。
①パフ・ブラシにファンデーションをつける
目安の量はパフならパフの1/4~1/3程度です。ブラシの場合はブラシにファンデーションをとった後に、手の甲でくるくるしましょう。そうすることで、ブラシにまんべんなくファンデーションがつきムラづきを防げます。
②顔になじませていく
リキッドファンデーションと同じく、頬→おでこ→鼻筋→口回りの順番で、顔の中心から外側に向かってなじませます。それぞれのバーツごとにファンデーションをパフやブラシにつけなおしてのばしていきましょう。
③目・小鼻のまわり
ファンデーションを付け足さずに、パフやブラシに残ったファンデーションを軽くおさえるようにつけます。こすることで、厚塗りを避け、化粧崩れを防ぎます。
④フェイスラインをぼかす
顔から首筋にむかってぼかします。
ファンデーションを塗る順番
お肌の悩みによって使用するアイテムの数も変わってきますし、ファンデーションのタイプによって順番も変わってきます。ここではリキッド・パウダーファンデーション別に説明していきますね。
ファンデーションを塗る順番 リキッドファンデーション
日焼け止め、化粧下地→コントロールカラー→リキッドファンデーション→コンシーラー→フェイスパウダーが順番となります。いままで説明してきた役割・塗り方を読んで、順番につけていきましょう。
ファンデーションを塗る順番 パウダーファンデーション
日焼け止め、化粧下地→コントロールカラー→コンシーラー→フェイスパウダー→パウダーファンデーション。気づきましたか?あれ?仕上げのはずのフェイスパウダーがファンデーションの前になってる!そうなんです。これが最近プロが薦める順番なんです。
パウダーファンデーションを塗る順番 フェイスパウダーが先の理由
確かに、パウダーファンデーションの基本の順番としてリキッドファンデーションと同じ順番、つまり最後にフェイスパウダーをつける、というやり方もいまだ健在です。ですが皆の悩みであり課題である、どうやって化粧崩れを防ぐか、を研究していった結果、プロたちが出した答えが"フェイスパウダーを先につける"だったのです。当初は裏ワザとして美容家たちが紹介していましたが、最近では皆が実践し、効果を実感できているため王道となりつつあります。
フェイスパウダーを先につけるとどんな効果が?
先にご説明したように、フェイスパウダーには皮脂や汗を吸収してくれ、テカリを抑える、化粧崩れを防ぐ、肌のキメを整えるなどの効果があります。そしてファンデーションがよれたり崩れる原因は皮脂や汗です。ですので、さきにフェイスパウダーを使うことでファンデーションへの皮脂の影響を防いでしまおう、ということ。また、お肌のキメを整えることでお化粧が崩れる原因の一つでもあるファンデーションの厚塗りを防げる、という効果も。こんなに良いことづくめなんですから、この順庵が王道になりつつあるのもうなづけますね。
注意点
あまりつけすぎると、つっぱり(乾燥)を感じる時があります。ですので肌状態に合わせて、フェイスパウダーの量を加減してあげることが重要です。年中、皮脂が多くて化粧崩れが気になる方は少し多めにつけましょう。逆に皮脂が少ない方は、少なめに。
まとめ
いかがでしたか?今までベースメイクをあまり気にしていなかった人、化粧崩れをファンデーションだけのせいにして色々なブランドを試しまくった人、大事なのはつけ方だったんです。ベースメイクが決まればメイクの9割は成功!お化粧のノリで毎日の気分も変わるものです。素敵な毎日をお過ごしくださいね!