コットンパックのやり方
まずはコットンパックのやり方を紹介します。普段からスキンケアに取り入れている方は、もう知っていると思いますが、正しい方法でできているか、コットンパックをしているけど肌トラブルに悩んでいるという方は、やり方を確認してください。
用意するものはコットン・化粧水・精製水です。簡単に説明しますと、コットンに精製水をたっぷり吸い込ませます。精製水をたっぷり吸い込んだコットンを、手でやさしく絞ってください。この時雑巾絞りのようにするのではなく、手と手でコットンをやさしく挟むようにしてください。精製水お水分を絞り終わったコットンに、次は化粧水を染み込ませます。コットンがしっとりするくらいに。化粧水を染み込ませたコットンを数枚にめくり、それを顔に隙間なくのせてください。これがコットンパックのやり方です。
コットン
コットンパックに使用するコットンは基本手にどんなものでも構いませんが、できるだけ肌に優しいものを使用することをオススメします。コットンの素材によって肌トラブルをまねくこともなくはありません。ですのでオーガニックコットンなどがいいでしょう。コットンの素材以外に、コットンパック専用のコットンなども販売されています。専用でなくてもめくれるタイプの大判コットンは、コットンパックをするのにオススメです。コットンの応用でティッシュを使用するのはやめましょう。
化粧水
化粧水も普段から使用しているもので特に問題はありませんが、アルコール成分や刺激の強い成分が配合されている化粧水は、コットンパックにはオススメしません。アルコール成分は水分が蒸発しやすく、乾燥の元になります。肌に化粧水を浸透させ、潤いを与える効果のあるコットンパックですので、刺激の強い成分もパックをすることで肌に浸透しすぎてしまい、肌荒れを起こしてしまう可能性があります。毛穴の引き締めにと、化粧水を冷蔵庫に保存し冷やしている方もいるかと思いますが、コットンパックには常温・もしくは人肌程度の温かい化粧水を使用するとさらに効果が期待できるでしょう。
精製水
精製水は不純物の入っていない綺麗で清潔な水です。ドラックストアなどで販売されているので、簡単に手に入れることができます。コットンパックに使用する水は、水道水を応用してもかまいませんが水道水にはカルキが入っていますので、できれば精製水を使用することをオススメします。水道水を使用する場合は、一旦沸騰させカルキ抜きをするといいでしょう。コットンパックに精製水を使うことで化粧水の使用量と減らせ、コストがよくなりますが、水と化粧水が混ざるため化粧水の効果は半減します。化粧水の効果を最大限に発揮したい方や、コストを気にしない方はやり方の精製水の過程を飛ばし、コットンに直接たっぷりの化粧水を染み込ませてパックしてください。
コットンパックの基本と潤いをキープする方法
では、コットンパックの基本です。基本といっても知らない方もいるかもしれませんね。コットンパックの効果が感じられない方や、肌荒れが酷くなった方は基本を見直してみてください。コットンパックの効果の潤いをキープする方法でもありますので、もう一度確認してみてください。
コットンパックを放置しない
コットンパックをしたまま放置しない。コットンパックの一定時間以上の放置は逆効果になります。コットンの水分も時間が経つにつれ蒸発していきます。コットンの水分がなくなると、コットンはパックで潤わせた肌から水分を吸収しようとします。そうなるとコットンパックの意味がありませんよね。目安としては5分以上の放置はしないことですが、コットンの水分がなくなってきたら5分以内でも取るようにしましょう。
毎日コットンパックをする
コットンパックは毎日すること。肌を潤わすためですので、毎日続けることが効果を出すには大切です。毎日のスキンケアにコットンパックを取り入れてください。
すぐにパックをする
洗顔後やお風呂上がりにすぐにすること。洗顔後やお風呂上がりは、肌の水分が足りていない状態です。そのまま放置していると肌のバリア機能が働き、皮脂が過剰分泌します。乾燥からの皮脂の過剰分泌は肌トラブルの原因になるので、肌を乾燥させないよう洗顔後やお風呂上がりにすぐコットンパックをするようにしましょう。
乳液やクリームでフタをする
コットンパックの過程をしっかりすること。コットンパックで肌は潤いましたが、それだけでスキンケアを終わらせてしまうと水分が蒸発し、乾燥してしまいます。ですので水分が逃げていかなように、乳液やクリーム、オイルなどの油分の入ったものでしっかりフタをしてください。フタをすることで、コットンパックで得た潤いを逃がすことなく肌に維持させることができます。
コットンパックの3つの魅力
コットンパックをすることで得ることができる、肌への効果を紹介します。
1、浸透力が上がる
コットンパックで肌に水分を浸透させることで、肌の柔軟性が良くなりコットンパックの後のスキンケアの効果を高めることができます。美容液や乳液・クリームの浸透が良くなるので、有効成分を効率よく肌に届けることができます。パックの後に使用するスキンケア商品をエイジングケア化粧品だとエイジング効果が上がり、ニキビや肌荒れ用のビタミン配合化粧品なら肌荒れ改善効果を得やすくなりますね。美容液や乳液、クリーム選びによって効果も変わってきますので、肌の悩みにより変えてみるのもいいでしょう。
2、乾燥が原因の肌トラブルの改善
乾燥による肌トラブルが改善します。コットンパックで肌を潤わすことで肌のバリア機能が高まります。バリア機能が高まることで、ターンオーバーが正常に行われるようになってきます。乾燥が原因の毛穴の開きやシワ・ほうれい線・大人ニキビなどに効果が期待できます。加齢によるシワやほうれい線に期待はできませんが、原因が乾燥の場合は改善の期待をできます。保湿したことで毛穴が引き締まり、ニキビの原因お過剰な皮脂分泌を抑えることができ、キメが細かくなり肌が水分を含んだことでふっくらしシワやほうれい線が薄くなります。乾燥肌なだけで肌トラブルが起きやすいように、乾燥肌を治すことで改善される悩みも多くなります。
3、肌の透明感が増す
老け顔に見えてしまうくすみ肌にも効果的です。保湿効果でターンオーバーがうまくできるようになり、肌のキメが整うことで肌に透明感が出てきます。肌に透明感が出てトーンが明るくなるだけで、綺麗に見えたり若く見えたりしますよね。肌のキメが整うということは、化粧のりも良くなります。くすみ隠しや肌を明るく見せるためにメイクに時間がかかっていたのが、透明感が出るだけでメイクの時間も短縮できシンプルでナチュラルなメイクにできます。
まとめ
コットンパックの魅力についてお話ししましたが、嬉しい効果がたくさんありましたね。乾燥肌で悩んでいる方や、冬の乾燥対策、紫外線を浴びることでも乾燥すると言われていますので、夏の日焼け後のケアにもオススメです。乾燥肌を改善すると若く見えたり、メイクの時間が短縮されるのはすごく嬉しいですよね。コットンパックのやり方も簡単ですし、コスト面もいいのでぜひいつものスキンケアに取り入れてみてください。コストは上がりますが、コットンパックの応用に市販のフェイスマスクでも保湿効果が期待できます。乾燥肌を治して綺麗になりましょう!