はじめに
そもそも毛穴には、汗や皮脂や老廃物を排出する役割や、体温調節、細菌やウィルスから肌を守る働きがあります。その毛穴が黒ずんでしまう理由は、毛穴に放置されてしまった皮脂が酸化してしまうから。さらに、毛穴の黒ずみには、5つのタイプに分かれています。毛穴の黒ずみにお悩みの方は、まず自分がどのタイプに当てはまるのかチェックしてみてください。
タイプ①:乾燥による黒ずみ毛穴タイプ
肌が乾燥していたり、保湿が足りない肌は毛穴が広がってしまいます。肌は乾燥すると、潤いを保とうと皮脂を過剰に分泌してしまうことがあります。乾燥と皮脂の過剰分泌…一見両極にあるように思われますが、肌の乾燥は毛穴トラブルへと繋がる要因となってしまうのです。広がった毛穴に皮脂が詰まることで黒ずみ毛穴へと変化していきます。
タイプ②:メラニンによる黒ずみ毛穴タイプ
紫外線や代謝の悪さ、必要以上のケアで肌への強い刺激が加わると、メラニンが肌に蓄積していきます。毛穴に汚れが詰まっているわけではないのに、メラニンのせいで黒ずんで見えてしまうのです。
タイプ③:汚れによる黒ずみ毛穴タイプ
皮脂や古い角質、落としきれていないメイクなどの汚れが毛穴に詰まっている状態が続くと、黒ずみ毛穴へと変化していきます。毎日洗顔しているのになぜ…?と思われている方は、その方法に問題アリなのかもしれません。正しいスキンケアでなければ、メイクを綺麗に落とすことが出来ず、汚れが蓄積されていきます。
タイプ④:オイリー肌による黒ずみ毛穴タイプ
皮脂分泌が多く、オイリー肌になっている場合、皮脂などの汚れが蓄積し、角栓となっていきます。その角栓が黒ずむことで黒ずみ毛穴になってしまいます。オイリー肌は皮脂の分泌量と新陳代謝のバランスが崩れている状態です。
毛穴の黒ずみ除去方法まとめ
それでは毛穴の黒ずみを除去する方法をご紹介します。それぞれにポイントがありますので、要チェックですよ!まずは綺麗にメイクを落としましょう。メイクがきちんと落ちていないと、毛穴の黒ずみに繋がってしまいます。クレンジング剤にもオイルタイプやミルク、リキッドやジェルタイプなど様々あります。オイルタイプは洗浄力は強いのですが、肌の乾燥を招くことがありますので、注意が必要です。オススメはクリームタイプ。肌が乾燥しにくく、洗浄力もあります。
次に、毛穴を開かせる為に蒸しタオルなどを準備しましょう。入浴の際に洗顔をする場合は、体を充分温めて、毛穴を開かせましょう。蒸しタオルは、小さめのタオルを水で濡らし、軽く絞ります。電子レンジ(500~600w)で1分程度温めます。タオルを広げて、適温まで冷ましましょう。体温より少し温かい程度が目安です。やけどには充分注意してくださいね!鼻などの毛穴が気になる部分にだけ、蒸しタオルを3分程度乗せましょう。蒸しタオルは、肌の乾燥を招いてしまうこともあるので、やり過ぎはよくありません。週に2回ほどにとどめておきましょう。
毛穴を開かせたら、エクストラバージンオイルを綿棒に染み込ませましょう。ここで使用するオイルは、不純物や香料が混ざっていない、エクストラバージンオイルがオススメです。オイルを染み込ませた綿棒で、黒ずみが気になる部分をマッサージします。強く擦ったりせず、優しくマッサージするようにしましょう。
オイルマッサージが終わったら、次は洗顔です。洗顔料は保湿成分が配合されているタイプがオススメです。ごしごし擦るのではなく、たっぷりと泡を立てて優しく滑らせるようにします。
手で洗顔料を泡立てるのは、時間もかかるし大変ですよね。そんな時に役立つアイテムがあります。ダイソーの「ほいっぷる」というアイテムは、簡単にきめ細かいもこもこ泡を作ることができます。少量の洗顔フォームでたくさんの泡を作ることが出来るので、コスパもよく、泡で顔を包み込むように洗うことができます。こちらのアイテムは、石鹸では使用できませんのでご注意くださいね!
洗顔が終わったら、しっかりと泡を洗い流しましょう。熱すぎるお湯を使用すると、肌が乾燥してしまいますので、ぬるま湯が適温です。
泡を洗い流したら、タオルで優しく水分を取ります。間違ってもゴシゴシと擦ったりしないでくださいね!肌とタオルが摩擦を起こして肌トラブルへと繋がってしまいます。そして、タオルは清潔なものを使用して下さい。
洗顔が終わったら、最後はスキンケアです。化粧水や美容液、乳液などできちんと肌を保湿しましょう。
スキンケアに使用するアイテムは、その成分にも注目してみましょう。セラミドやビタミンC誘導体が配合されているものがオススメです。それではそれぞれの毛穴タイプのケアのポイントを深掘りしていきましょう。
タイプ①:乾燥による黒ずみ毛穴のケアのポイント
乾燥による黒ずみ毛穴は、毎日の保湿が大切です。ベタついている肌でも、乾燥しているために皮脂が過剰分泌している場合があります。洗顔の後は、必ず保湿ケアをしましょう。また、肌の新陳代謝を高めることも大切です。入浴や適度な運動を心がけるとよいでしょう。
タイプ②:メラニンによる黒ずみ毛穴のケアのポイント
メラニンによる黒ずみ毛穴は、保湿ケアに加えて、美白効果のある化粧品でUVケアをしましょう。日々の紫外線対策も忘れずに…。さらに適度な運動は、ターンオーバーを正常に機能させるのでオススメです。
タイプ③:汚れによる黒ずみ毛穴のケアのポイント
汚れによる黒ずみ毛穴は、毎日のメイクをクレンジングできちんと落とすことを心がけましょう。ファンデーションは毛穴に詰まりやすく、皮脂やファンデーションの油分で空気中のホコリなどの汚れがついてしまうからです。クレンジングは肌に優しいものを選び、洗顔、保湿をしっかりと行いましょう。
タイプ④:オイリー肌による黒ずみ毛穴のケアのポイント
オイリー肌による黒ずみ毛穴は、まず肌質改善に取り組みましょう。皮脂が多くベタつきを感じていても、実は隠れ乾燥肌…という場合があります。クレンジング、洗顔後はしっかりと保湿しましょう。そして、身体の内面から皮脂をコントロールする意味でも、糖分や脂肪分の高い食事をとりすぎないように心がけましょう。
やっちゃダメ!黒ずみ毛穴ケアのNG行動とは?
黒ずみ毛穴をケアする際に、やってはいけないNG行動があります。実は多くの人がやっているその間違ったケアなんです。毛穴の角栓を爪で押し出したり、ピンセットで抜いたりしていませんか?強い刺激を与えてしまうと、毛穴が閉じにくくなってしまうことがあるので、やめましょう。さらに、鼻の角栓除去に使用する「鼻パック」。とても便利なアイテムですが、肌を痛める原因ともなります。放置時間などを超えて貼り続けたり、週に何度も使用するのはやめましょう。
毎日のUVケアを怠ってしまうと、毛穴を開かせる原因となってしまいます。紫外線を過剰に浴びてしまうと、肌のバリア機能が壊され、乾燥を招きます。すると、肌は皮脂を過剰に分泌してしまうのです。毛穴を目立たなくさせたいなら、紫外線対策は大切です。ただし、日焼け止めは毛穴に詰まりやすいので、クレンジングや洗顔できちんと落としましょう。
さいごに
いかがでしたか?毛穴の黒ずみに対する、ケア方法をまとめました。まずは、自分の黒ずみの原因を探ることからはじめてみましょう。そして、正しいケアを心がけて、頑固ないちご鼻の汚れもごっそり除去しちゃいましょう。