アイシャドウを付ける場所を知りましょう
アイシャドウを付ける場所をおさらいしておきましょう。
アイホール
「アイホール」とは、目頭と目尻を半円状に囲んだ部分のことを言います。ご自分のアイホールがよくわからない方は、鏡の前で眉の中央を上に引き上げてみましょう。
その時にくぼむ部分があります。そこが、眼球と骨の境目になり、「アイホール」と呼ばれる部分になります。
この範囲が、アイシャドウを付ける基本的な部分になります。この部分にアイシャドウを付けることで、アイメイクのバランスや仕上がりが格段に良くなるのです。
この範囲より狭すぎたり、広すぎる部分にアイシャドウを付けてしまうと、メイク全体のバランスが崩れてしまうことになってしまいます。アイホールをしっかりと意識してアイシャドウを付けてくださいね。
目の下
目の下の、目頭よりの部分を涙袋と言いますが、この部分にハイライトカラーを付けるとうるんだ目元を演出することができます。
目尻よりの部分には、濃い目のアイシャドウを付けてあげることで目元を引き締めることができます。
アイシャドウを付けるために必要なツール
アイシャドウを付ける時のツールをご紹介しましょう。
チップ
チップは、ピンポイントでアイシャドウを付ける時に使うのがおすすめのツールです。ブラシよりもしっかりと発色させることができるツールですので、目のキワなどにしっかりと色をのせたいときにお使いいただくと良いでしょう。
ブラシ
アイシャドウを広範囲に付けるときや、ふんわりと発色させたいときに使うものがブラシになります。ふんわりと色が付きますので、グラデーションを作るのに便利ですね。
大きいブラシは、上まぶたにアイシャドウを付けるときに、小さめのブラシは、下まぶたや目のキワに細かく色を入れるときに使うときれいに仕上がります。
あると便利なアイテム
●アイシャドウベース
アイシャドウベースは、アイシャドウを付ける前に付けておきます。アイシャドウの発色を良くし、崩れにくくなりますのでアイシャドウが長持ちします。ぜひ使ってみたいアイテムです。
アイシャドウの種類
アイシャドウにはさまざまなタイプのものがあります。タイプ別に特徴をお話ししますね。
パウダータイプ
一般的なアイシャドウのタイプがこのパウダータイプのものになります。
粉状のものをプレスして固めたものが主流になっていて、扱いやすくなっていますので、初心者の方にもおすすめのタイプですね。
パレットに数色入っているものや、単色のものなど色々とありますので、お好みの色を取り揃えておくと便利ですね。
リキッドタイプ
リキッドタイプのアイシャドウの特徴は、みずみずしくツヤのある仕上がりになることです。液体状になっているものですから、お肌への密着が良く、発色が長持ちします。
クリームタイプ
クリームタイプのアイシャドウもお肌への密着が良く、発色が良いのが特徴です。
指に少しとってポンポンとやさしくお肌にのせていきましょう。
パウダータイプのアイシャドウの下地として使うとメイクが長持ちしますので、パウダータイプとのダブル使いもおすすめです。
ペンシルタイプ
ペンシルタイプのものは、発色が良くはっきりとしたアイメイクに向ています。
目のキワや目尻だけなどに、細くライン状にアイシャドウを入れたいときにも活躍してくれるアイシャドウです。持ち運びにも便利ですので、お好みの色をそろえておくと良いですね。
ジェルタイプ
ジェルタイプのアイシャドウは軽い付け心地が特徴です。
指に少し取り、ポンポンとやさしくお肌にのせてください。伸びも良いのでのせやすいアイシャドウです。仕上げにルーセントパウダーなどのお粉で軽くおさえておくと長持ちしますよ。
便利なアイシャドウパレット
アイシャドウパレットには、単色のものもありますが、数色入っているものが多くあります。
数色入っているパレットは、グラデーションを作りやすい色合いが取り揃えてあります。付ける順番で構成されたりもしていますので、初心者の方にも使いやすくなっています。
ハイライトカラー
パレットの中の1番明るい色のアイシャドウをハイライトカラーと言います。
まぶた全体に透明感を与えて、目元に明るさやツヤ感を与えてくれるカラーになります。広範囲に付けますので、大きめのブラシでふんわりとお肌にのせると良いようです。
ミディアムカラー
パレットの中で、ハイライトカラーとシェイドカラーの中間に位置するカラーになります。
明るいハイライトカラーと濃いシェイドカラーとをきれいにつなげるつなぎ役で、このミディアムカラーによってグラデーションがきれいな仕上がりになっていきます。
シェイドカラー
ディープカラーやメインカラー、ダークカラーとも呼ばれていて、パレットの中で1番濃い色のことです。
目のキワにライン状にこのジェイドカラーを入れていきます。そうすることで、目元が引き締まり、グラデーションがきれいに完成します。
基本のアイシャドウの付け方
それでは、アイメイクの基本的な付け方をおさらいしておきましょう。この付け方はオフィシャルな場面や、きちんと感を出したいときにおすすめのつけ方になりますので、ぜひお試しくださいね。
1.ハイライトカラーをブラシに取ります。(余分な粉は手の甲などで落としておきましょう)
2.アイホール全体に、ハイライトカラーをのせます。これでまぶたのくすみがカバーできます。
3.上まぶたのキワに、シェイドカラーを細くのせていきます。
4.シェイドカラーを、アイホールに向かって軽くなじませてください。
5.ミディアムカラーをその上にのせていきます。横に塗って縦になじませると、きれいなグラデーションになりますよ。
6.アイホールの外側のラインに、ハイライトカラーを軽く重ね付けしてください。
7.ハイライトカラーを、下まぶたの目頭から目尻にかけてのせます。
これで基本のが完成しました。特に難しいテクニックなどはありませんので、どなたにもお試しいただけると思います。
一重まぶたの方のアイシャドウの付け方
一重まぶたの方は、アイホールを意識しながらハイライトカラーを付けることが大事です。アイホールからはみ出して付けすぎると、まぶたがぷっくりと膨らんだようにみえてしまうので気を付けましょう。
1.アイホール全体にハイライトカラーをのせます。アイホールからはみ出さないように気を付けましょう。
2.上まぶたのキワ1~2㎜程度に濃いシェイドカラーをのせます。
3.ミディアムカラーを、アイホールの1/3程度のところに1~2㎜程度のライン状にのせます。ここで1度目を開いて、色が少し見えることを確認してください。
4.下まぶた全体にハイライトを入れます。
5.下まぶたの目尻から1/3程度に、シェイドカラーを2㎜程度入れ目元を引き締めることでパッチリとした目元の完成です。
奥二重の方のアイシャドウの付け方
奥二重の方の場合は、二重の幅にアイシャドウを付けても目を開いたときに隠れてしまうので、グラデーションを使って立体感を出していきます。
1.アイホール全体にハイライトカラーを付けます。
2.上まぶたのキワに2~3㎜程度のライン状にシェイドカラーをのせます。目尻側を少し太くしてください。これで立体感がアップします。
3.ミディアムカラーを、アイホールの1/2程度のところに2~3㎜程度のライン状にのせます。目を開いたときにまぶたで隠れてしまわず、色が見える程度にします。
4.下まぶた全体にハイライトを入れ、目尻から1/3程度にシェイドカラーを2㎜幅で入れます。
これで、アイシャドウが見える目元が完成します。
お肌の色に合ったアイシャドウの選び方
お肌にはイエローベースとブルーベースがあります。それぞれに合う色味がありますので、アイシャドウを選ぶ際の参考にされてください。
イエローベースのお肌に方には
イエローベースの方のお肌は、黄色味を帯びた暖かみのある印象です。
イエローベースの方には、ベージュやブラウン、オリーブ色やオレンジ、グリーン、ゴールドのような色味が合います。
ブルーベースのお肌の方には
ブルーベースの方は、青みがかった涼しげでさわやかな印象です。
ブルーベースの方には、パープルやボルドー、ブルー、ダークブラウン、グレー、シルバーなどがお似合いです。
なりたい印象で選ぶアイシャドウ
なりたい印象でアイシャドウを選んでみるのもおすすめです。
ナチュラルに仕上げたいのなら、やさしい印象の暖色系の色味がおすすめです。ベージュやブラウンで自然な目元を演出してください。ナチュラルは、2018年のトレンドメイクでもありますよ。
可愛い印象にしたいときは、ピンクやライムグリーンなどの明るめの色味を選びましょう。ふんわりした印象になります。
知的に見せたいときは、ネイビーブルー系やグレー系を使いクールな印象に仕上げましょう。ビジネスシーンなどで活躍してくれる色味です。
エレガントな印象を与えたいときにおすすめなのは、パープル系や深みのあるカーキ系。華やかで、でも落ち着いた、女性らしい目元へと仕上げてくれます。
付け方の基本をマスターして魅力的な目元に
2018年のトレンドメイクは「ナチュラル」です。基本のアイシャドウの付け方をお試しください。引き締まった魅力的な目元、それでいて自然な感じに仕上がりますよ。