口周りににきびができる原因
口周りににきびができる原因は、主に乾燥です。元々口周りは目元と同様に皮膚が薄く、デリケートな部分です。皮脂腺も少なく、顔のほかの部分に比べ肌を保湿する皮脂を出す量が少ないのです。ですので乾燥しやすく、口を拭くだけで皮脂も一緒に拭い取られてしまいます。それに皮膚が薄くデリケートな部分は、少しこすったり触るだけで肌荒れを起こしやすくもなります。乾燥や触る、こすることで肌が傷つきバリア機能は破壊されてしまうことで、にきびができることになります。ですがそれだけが原因ではなく、口周りは内臓の影響や暴飲暴食などの生活習慣の影響も受けやすいのです。普段の生活が原因で、にきびにつながることも多くあります。
口周りにきびとホルモンバランスの関係性
女性は毎月生理がありますよね。その生理により1ヶ月にコロコロとホルモン状態が変わります。生理前は身体全体が浮腫みやすいなど、頭痛がする、イライラしやすいなど。排卵期には身体の水分が排出されやすく、身体が軽くなり気分もよくなるなど..精神状態も変わりますし、身体の免疫や状態も変わってきます。生理前症候群や生理痛が酷い方は、動くのもしんどいほどになることもあります。そのような症状が出るのと一緒で、生理前や生理中はホルモンバランスが変わり肌も乾燥しやすくなり、敏感になります。免疫が低下することで肌のバリア機能も低下するので、にきびができやすい時期になります。口周りは特に元々乾燥しやすい部分なので、生理前や生理中のホルモンの関係でにきびができやすく、目立ちやすいのです。
生理が関係する口周りのにきびは大人にきび
生理前や生理中にできてしまうにきびは、大人にきびです。大人にきびなので余計に厄介なのです。治るのに時間がかかり、大人ニキビの原因を見つけることが難しいことや、原因がわかっても改善しにくいことが多いからです。生活習慣の乱れやストレスが関係していることが多いことや、ホルモンバランスの乱れも関係してきます。まずは大人にきびになる原因を探り、できる範囲で改善していくことです。
口周りにきびの原因のホルモンバランスを整える
まずは女性の身体の状態を左右することの多い、ホルモンバランスを整えましょう。ホルモンバランスを整えることでいいことはたくさんあります。生理前症候群がマシになったり無くなったり、生理痛が楽になったり無くなったり。気分の浮き沈みも変わってきます。マイナス思考になりやすかったりイライラしやすかったのが、なくなるなど...生理前から妊娠に向けて女性の身体は水分や栄養を溜め込むようになり、食欲も増え浮腫み体重が2〜3キロほど増加するなんてことも、なりにくくなったりします。
身体を温めて口周りのにきびも改善
ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れとも関係しています。自律神経の乱れは、体の冷えにも影響すると言われており、女性の手足が男性に比べ冷えていることが多いのは身体の作りが違うからです。ですので意識して身体を温め、自律神経、ホルモンバランスを整える必要があります。特に女性はお腹から足元を冷やすと良くないと言われています。冷えを解消するためには、夏場でも靴下を履くようにすることや、エアコンのきいた室内では一枚カーディガンを羽織るなどの対策をすることです。またオシャレは我慢という言葉があるように、寒い冬でもミニスカートなどで足を出していたり、薄着をしていると身体が冷えてしまいます。ホルモンバランスを整えるには色々なことに対して、無理をしないことが重要です。
身体を温める時には、温める部位で効率的に温めることができます。首などの太い血管が通っている所を温めてあげれば、全身の血流をよくすることができます。それと同様に、動脈を重点的に温めると効果的です。靴下や腹巻き、湯たんぽなどの暖かグッズを使用するのもいいですね。冬場は寒いため湯せんに浸かる方が多いと思いますが、夏場も思っているよりエアコンの影響などで身体は冷えています。ですので季節関係なく、出来るだけ湯せんに浸かるようにし、37~38度のお風呂でゆっくり半身浴するのも効果的です。お風呂あがりの湯冷めには気をつけて下さい。体を冷やさないために温かいものをとり、内側から体を温めるのも効果があります。体を温める効果があるとされるショウガなどの食品を積極的に摂ることで、内側から冷えを防ぐこともできます。夏は暑いですから冷たい飲み物や食べ物を好んでとることが増えますが、水を常温にするなどと極力冷やさない努力をしてみてください。
口周りにきびにつながるNGな習慣
口周りのにきびにつながる生活習慣を紹介します。大人のほとんどの方は一つは当てはまるものがあると思います。当てはまるものがあったら、にきびの原因を作らないようにできる限り改善しましょう。
暴飲暴食で口周りのにきびに
食べ過ぎや飲みすぎなどの暴飲暴食をしていると、胃腸や肝臓に負担がかかり内臓機能が低下してしまいます。食べすぎた次の日に胃もたれが残っていたり、胃痛になることがありますよね。飲みすぎた次の日に二日酔いなど。そのような症状が出てる時点で、内臓機能が低下してしまっています。胃に負担をかけることで、腸や肝臓にも負担がかかるとされており、肝臓は有害物質を排出する働きをしていますので、肝臓機能の低下により有害物質を上手く排出できなくなるとその有害物質が血液に流れ込みます。それによりデリケートで皮膚の薄い口周りは影響を受けやすく、にきびの原因になるのです。腸の働きが劣ることで便秘になるのも同じような作用と言えます。
睡眠不足で口周りのにきびに
夜遅くまで起きていて、睡眠不足になってしまうのも良くありません。睡眠不足は自律神経を乱す要因にもなりますし、美肌にとっては大敵なのです。ゴールデンタイムと言われている、22時〜2時の4時間の間に成長ホルモンが分泌され自律神経を整えると言われており、成長ホルモンは身体の細胞を生まれ変わらせる働きをしています。それにより肌のターンオーバーを促進することや、潤いを維持することができます。成長ホルモンを関係なくしたとしても、睡眠は人間の身体にとって大切なことです。寝ている間に深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を繰り返しており、浅い眠りのレム睡眠の時には身体を休め、深い眠りのノンレム睡眠の時に脳を休めています。それを繰り返すことで一日の疲れをとっているのです。このあとお話ししますが、睡眠不足は疲労蓄積の原因になりますので肉体的ストレスになります。
ストレスで口周りのにきびに
ストレスが発散できず溜まっている状態は良くありません。精神的ストレスも肉体的ストレスもどちらも自律神経を乱す原因になります。自立神経が乱れることで、血管が収縮し血液をしっかり送ることができなくなります。それによりいろいろな症状が現れますが、その中の一つが肌荒れです。特にデリケートな口周りは影響を受けやすく、ストレスが溜まるとにきびができてしまいます。上記でお話しした睡眠不足も肉体的疲労により身体にはストレスになります。ストレス発散をすることが大切ですが、お酒を飲むことや食べることがストレス発散になっている方も多いと思います。内臓に負担をかけると意味がありませんので、限度や頻度を考え負担を極力少なくするように心がけましょう。一番いいストレス発散法としては運動して汗をかくことです。汗をかくことでスッキリし、自律神経を整える効果もあり睡眠をしっかりとることができます。
スキンケア不足で口周りのにきびに
毎日しているスキンケアですが、目元は気にしてケアしていても口周りまでしっかりケアしている方は少ないのではないでしょうか。ケア不足の状態になっていることで、乾燥をまねきにきびの原因になっていることがあります。目元同様に、やさしく丁寧に口周りもケアしましょう。
まとめ
口周りのにきびには、いろいろな原因があることがわかりました。NG習慣の中に当てはまるものはありましたか?もしあったとしたら、にきびや肌荒れ、ホルモンバランスを整えるためにも生活習慣を見直してみましょう!