肌トラブルのニキビ跡とは一体なに?
ニキビ跡というのは、ニキビによって発生した炎症が損傷し、その周囲の組織がダメージを受けてしまい、傷痕が残ってしまった状態のことを言います。
ニキビ跡を消すことはできるの?
ニキビ跡を消すのは厄介で、なかなか消すのが難しくて諦めてしまっている方がたくさんいますが、そんなニキビ跡を消す方法は存在します。ニキビの種類によって方法は異なりますので、しっかり確認して諦めず実践してみましょう。
肌トラブル!ニキビ跡の種類と原因その①赤み
引用: https://www.instagram.com/p/Bg3EsKdlNXL/?hl=ja&tagged=%E3%83%8B%E3%82%AD%E3%83%93%E8%B7%A1
多くの方々が、この赤みのあるニキビに悩まされているのではないでしょうか?肌に炎症を起こした際に、毛穴付近にうっ血が起こり、赤みを帯びしまうことによりできてしまいます。大きな原因は、皮脂の過剰分泌だといわれています。ニキビの原因となるアクネ菌は、毛穴に詰まってしまった皮脂を栄養素にし、増殖してしまうのです。
肌トラブル!ニキビ跡の種類と原因その②シミ
肌に色素沈着し、なかなか消えない紫色や茶色のシミのようになってしまうニキビ跡は、メラニンが原因です。ニキビが炎症を起こし、ダメージが加わると肌の基底層に存在しているメラノサイトが活性化してしまい、メラニンを大量に作り出されてしまいます。
肌トラブル!ニキビ跡の種類と原因その③クレーター状
特に重い炎症のニキビは、アクネ菌が組織を破壊しながら繁殖し続けることによって出来てしまいます。その炎症が拡大されないために、白血球が皮膚の細胞を壊して食い止めます。これが続けられると、肌の再生が難しくなり、凸凹し、クレーター状として残ってしまいます。
肌トラブル!ニキビ跡を消す方法その①スキンケア
化粧水
ニキビ跡はセルフケアで赤みを薄くすることが可能です。ニキビ跡に最も効果がある成分は、ビタミンCです。ビタミンCには、肌の皮脂と、ニキビの炎症を抑える効果があります。しかし、サプリメントなどで服用するのは効果が見られません。直接肌につけなければならないので、いつも通りに洗顔をした後に、ビタミンC配合の化粧水をつけてみると良いでしょう。毎日継続し続けるのが赤みを減らすコツです。
UVケア
ニキビ跡の赤みの部分に紫外線を浴びてしまうと、その炎症が治まるのが遅れてしまい、炎症が長引いてしまいます。色素沈着が原因のシミニキビ跡も、紫外線が当たることによってメラノサイトが活性化してしまい、メラニンが放出されてしまうので治りにくくなります。ですから、肌に負担のかかりにくい低刺激性の日焼け止めを塗って、紫外線を日ごろからカバーしていきましょう。
ピーリング
ピーリングには肌の表面にある毛穴に詰まった古い角質を落とす効果があります。つまり毛穴洗浄です。特に、このピーリングには、赤みの帯びたニキビ跡や色素沈着が原因のシミニキビ跡にはもちろん、皮脂が毛穴に詰まってしまった初期段階のニキビにも効果があるため、ニキビ予防にも最適です。
肌トラブル!ニキビ跡を消す方法その②医療機関での治療
レーザー治療
クレータ状のニキビ跡を消すとなると、自分自身で治すにはかなりの根気と時間が必要になってきます。ですから、手っ取り早く医療機関でレーザー治療をするのがおすすめです。レーザー治療にも種類があり、肌の表面を削る蒸散タイプの治療、光を皮膚に照射する光治療、レーザーを点状に細かく照射する為、ダウンタイムが短いフラクショナルタイプの治療があります。専門の医師と相談し、ご自分の肌状態に合った治療法をすると良いでしょう。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、日本語にすると「科学的に剥がす」という意味で、肌にサリチル酸やグリコール酸などの強い酸を塗ってたんぱく質を分解し、肌の表面の角質を柔らかくして、垢として剥がすことを言います。固く閉ざされていた毛穴を開かせ、色素沈着してしまったニキビ跡の部分も剥がすことができます。ですがこの治療法は、肌へのダメージが大きく、きちんとした医療施設で行わないと、痒くなったり痛みが出たりするので注意が必要です。
肌にニキビ跡を作らない生活習慣を身に付ける
本来ニキビ跡というのは、ニキビ自体ができないとできません。そこでニキビを作らない為の生活習慣を身につけることが大切です。
睡眠
お肌のゴールデンタイムと呼ばれている22時~2時の間は、成長ホルモンの分泌を促進して、肌の新陳代謝を活発にします。たとえ十分な睡眠時間をとっていたとしても、このゴールデンタイムに睡眠を取っていなければ意味がないのです。ですから、できるだけこの22時~2時の間に寝るように心がけるのが大切です。
食事
ニキビ体質を改善するには、スナック菓子や塩分濃度が高い加工食品などの、皮脂を増加させてしまう動物性脂肪や糖質の過剰摂取を控えなければなりません。アルコールや香辛料なども皮脂腺を刺激してしまいますし、カフェインの入っているコーヒーなども、ビタミンの吸収を妨げてしまうので避けたほうが良いでしょう。水分をこまめに摂ると基礎代謝が上がり内蔵が活発になり、肌のターンオーバーを整えてくれるので、水分補給が大切です。
運動
代謝を上げて汗をかけば、体の老廃物が流れやすくなり、肌のターンオーバーが正常に機能します。毛穴から汗が出ることにより、ニキビの原因となっている皮脂が溜まりにくくなり、ニキビの予防に繋がります。汗をかくのは肌に悪影響と思われがちですが、汗をかくことで肌の水分が補われ、肌のバリア機能が高まり、保湿機能が備われるのです。運動内容としては、ウォーキングや水泳などの有酸素運動がおすすめです。
入浴
忙しい日々が続くと、シャワーで終わらせてしまう人も少なくないですが、やはり体の代謝を上げるにはゆっくりとお風呂に浸かるのが効果的です。そうすることにより、汗が出て体の老廃物が流れやすくなり、美肌になるための栄養素が、しっかり肌に届くようになります。入浴前にコップ一杯の水を飲むと、より効果が高まります。
ストレスを溜めない
ストレスというものは、あらゆる病気に関係しているといわれてるほど、とっても恐ろしいものです。ストレスを溜めてしまうと、抵抗力や防御作用が過剰に働いてしまい、本来、人の体の持つ正常な働きをする機能が低下してしまいます。そのため、ホルモンバランスが崩れ、皮脂の分泌量をコントロールできなくなってしまい、ニキビができやすくなってしまうのです。ニキビができてしまったら、ストレスが溜まってきているサインでもあるので、心と体を休める時間を作るのが良いでしょう。
ニキビ跡の原因!肌のニキビを潰してしまったら?
出来てしまったニキビを万が一潰してしまったら、ニキビ跡にならないために処置をしましょう。潰した際に、血や膿が出ていたら患部を水で洗い流し、清潔な状態にします。細菌感染をしないために、極力触るのは避けましょう。どうしても触りたくなってしまう場合は、絆創膏を貼っても構いません。そして洗った後は、雑菌が増殖するのを避けるために、そのまま乾燥させます。この通りにすることでニキビ跡予防になります。潰した後、無理やり中身を出したり、消毒液を塗ったりするのは絶対にやめましょう。自然治癒が一番効果的なのです。
まとめ
いかがでしたか?もしニキビができてしまったら、ニキビ跡にならないようにするのが一番です。規則正しい生活を心がけ、ニキビや赤みを作らないよう、普段から皮膚や毛穴を清潔に保ち美肌ライフをおくっていきましょうね。