ニキビを早く治すにはニキビを知る
できてしまったニキビを治すにはニキビの状態を知ることが重要です。ニキビは症状ごとに白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビと分けることができます。
ニキビを早く治すにはニキビの状態に適した方法で治療する方が効果があります。今あるニキビの状態を見極めてから治す方法を選ぶようにしましょう。さらに、ニキビに効果のある市販薬を4選ご紹介します。
白ニキビを早く治す方法
白ニキビはニキビの初期の段階であごや口周りにできやすいニキビです。他の呼び方ではコメドとも呼ばれています。角質で塞がれた毛穴の中に角質と皮脂が溜まってできます。ニキビの色は白というよりは透明に近い黄色です。白ニキビはまだ痛みもなく、アクネ菌による炎症を起こしていません。この初期の段階で適切な処置をすることで炎症したニキビへの悪化を防ぐことができます。
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白ニキビを治すには毛穴の中に詰まった角質や皮脂、アクネ菌などを外に排出する必要があります。ニキビを潰すということですが、ニキビを潰す際は清潔な状態で行う必要があります。手や爪で潰してしまうと手の雑菌が傷口から入り込み炎症を起こしニキビが悪化します。
潰す際は市販されているコメドプッシャーなどの専用器具を消毒して使うようにしましょう。先に消毒した針で白ニキビの先端に穴をあけておくとコメドプッシャーで押したときに芯が簡単に出るようになります。
黒ニキビを早く治す方法
白ニキビになった後も毛穴の中で皮脂や角質が溜まり続けていくと、毛穴の中に納まりきらずに外にでてきます。飛び出てきたその皮脂が空気に触れて酸化したのが黒ニキビになります。黒ニキビの段階では白ニキビ同様、痛みがなく、炎症がまだ始まっていません。この段階までにニキビを処置しておくことで炎症や化膿を防ぐことができます。
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黒ニキビも白ニキビと同様に専用器具で中に詰まったものを排出する方法があります。潰す際は毛穴周辺を柔らかくして皮脂を出しやすくできるようにホットタオルや蒸気をあてて毛穴を開かせておくといいでしょう。
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赤ニキビを早く治す方法
赤ニキビは白ニキビや黒ニキビがアクネ菌によって炎症を起こし赤みをもった状態です。触ると痛みやかゆみがあります。この状態になってやっとニキビを認識し皮膚科へ通うか薬を使う方がいるのではないでしょうか。
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この赤ニキビになってしまったら、もう器具で潰してはいけません。毛穴の中で皮脂をエサにしてアクネ菌が増殖しています。皮膚科に通って薬を処方して炎症を抑えるか、市販薬を使ってじっくり治すことです。
さらに赤ニキビの炎症が悪化してしまわないようにスキンケアを慎重にすることも大切です。メイクをするのであればニキビケアができるコスメを使うか、炎症部分にはコスメを使わないことです。洗顔する際は炎症を起こした部分を傷つけないように強くこすってはいけません。ニキビに刺激を与えないように優しくケアするようにしてください。
黄ニキビを早く治す方法
黄ニキビは赤ニキビが化膿し、膿が溜まっている状態です。アクネ菌だけではなく、黄色ブドウ球菌も入り込み増殖しているため炎症が一気に広がります。ニキビが赤く膨れ上がり、先端はクリーム色になっています。
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この段階のニキビを白ニキビと勘違いして潰してしまわないように気を付けてください。見た目が白いニキビでも痛みがあれば膿んでいる可能性が高いです。白ニキビはとても小さく皮膚をなぞってわかる位、黄ニキビはパッと見てすぐ見つかります。
黄ニキビは凹凸のあるニキビ跡や色素沈着として肌に残りやすくなります。処置するのであれば皮膚科や美容皮膚科などの専門医で診てもらうことが一番です。治療方法としては抗菌作用やピーリング作用のある外用薬や抗菌薬や漢方薬などの内服薬を処方してもらいます。
皮膚科ではニキビ治療器を使ってアクネ菌を殺菌し炎症を抑える方法や膿を出す面皰圧出の処置などの治療方法が受けられます。自力で潰して膿を出すと潰した後のケアを間違ったり、細菌が広がったりするのでやらないことをおすすめします。
紫ニキビを早く治す方法
紫ニキビは患部に膿と血が溜まって赤紫色に腫れ上がった状態です。炎症や化膿を繰り返すことによって皮膚の奥まで炎症が進んでいます。このニキビになるとニキビ跡が残ってしまうことが多くなります。
こちらのニキビも結構悪化した状態ですのでホームケアで治すよりは専門医で治す方が良いでしょう。ホームケアでできることは溜まった膿や血液を体に吸収しやすいよう血液循環や新陳代謝を良くする体内環境に整えてあげることです。適度な運動で血のめぐりをよくし、温かい湯船に浸かって体内の老廃物を排出してみましょう。
ニキビを早く治す方法【市販の塗り薬】
市販の塗り薬は患部に直接塗って使います。製品によって異なりますが、含まれている成分は抗炎症作用のあるステロイド剤やアクネ菌の殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノール、アクネ菌の殺菌作用と角質を軟化する成分のイオウなどが含まれています。
赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビの炎症を抑えるのであれば抗炎症作用のある成分を選び、白ニキビや黒ニキビなどであればイオウ成分が入ったものを選ぶなどニキビの状態によって選び分けるといいでしょう。
ニキビを早く治す方法【市販の塗り薬の紹介】
ペアアクネクリームW
抗炎症成分(イブプロフェンピコノール)・アクネ菌の殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)を配合した塗り薬です。アクネ菌によるコメドの生成を抑えて炎症を沈め、ニキビや吹き出物の進行を殺菌効果で抑えます。肌なじみがよく、べたつかないつけ心地のクリームです。
【第2類医薬品】ペアアクネクリームW 24g ※セルフメディケーション税制対象商品
価格
¥ 684
ビフナイトnニキビ治療薬
アクネ菌の殺菌成分(イソプロピルメチルフェノール)・角質軟化成分(イオウ)・抗炎症成分(グリチルレチン酸)などの有効成分を配合しています。炎症を起こす前の白ニキビ・黒ニキビの状態でニキビを治療する塗り薬です。イオウ成分がニキビの表面を柔らかくして、ニキビの中に詰まった皮脂を吸収します。あわせてアクネ菌を殺菌して腫れを抑えます。
【第3類医薬品】ビフナイトnニキビ治療薬 18g
価格
¥ 989
ニキビを早く治す方法【市販の飲み薬】
飲み薬はニキビに直接塗る塗り薬と違って体内から肌荒れやニキビを防ぐ薬です。肌のターンオーバーを整え、老廃物を排出する作用のあるビタミンB群やメラニンの生成を抑えるビタミンCなどが含まれています。
ニキビを早く治す方法【市販の飲み薬の紹介】
チョコラBB プラス
ターンオーバーを促す(ビタミンB2)・糖質をエネルギーにかえる(ビタミンB1)・細胞の活性化(ビタミンB6)などのビタミン群を配合しています。できてしまったニキビを改善するのにはこのビタミン群が活躍します。細胞の新陳代謝をサポートし皮膚と面膜の症状を緩和します。さらにニキビの原因となる皮脂の過剰な分泌をコントロールしてくれます。
【第3類医薬品】チョコラBBプラス 250錠
価格
¥ 2,598
ハイチオールCプラス
メラニン生成の抑制・無色化(ビタミンC)、ターンオーバーを正常化せさる(L-システイン)などが配合されています。アミノ酸の一種であるL-システインとビタミンCがニキビやシミなどの肌トラブルに効果を発揮します。
【第3類医薬品】ハイチオールCプラス 180錠
価格
¥ 2,279
まとめ
ニキビを早く治すにはニキビの状態を知って治す方法を選べばいいということですね。ニキビの悪化の状態によっては専門医での治療の方が早く、そして跡も目立たなく治る場合があります。ホームケアで治る早い段階のニキビであれば清潔な方法で潰したり、市販薬で改善することができます。まずはご自分のニキビを鏡でよく観察してからケアしてみてくださいね。