ほくろがかゆい?
ほくろがかゆいと言うことはありますか?なんとなくいつも掻くクセがあるけど、実はほくろがある場所だったと言うこともあるかも知れません。ほくろ自体普段の生活で全て気にしている方は少ないかと思いますが、ほくろがかゆい場合には病気のサインの可能性があるかも知れません。このページではそんなほくろがかゆい時の原因や治療・対処法などについてご紹介して行きたいと思います。
そもそもほくろとは?
生まれた時からあったり、通常であれば特に害があるとは言われていないほくろはとっても身近な存在です。ですが、そもそもほくろとはどんな物なのでしょうか?東京女子医科大学東センターの記事にこのような記述がありました。
ほくろ(色素細胞母斑,melanocytic nevus)とは 色素細胞が増える良性のできもの(良性腫瘍)です.生まれつきのものや子供のときに生じるもの,大人になってから生じるものがあり,茶色や黒の小さなしみや隆起として体のあちこちにできます.日本人では足裏にできることが多いため,メラノーマを心配する人が増えています.しかし,ほくろがメラノーマに変わるわけではありません.(一部抜粋)
と言うことのようです。ここで気になるのがほくろは良性のできものと言う部分です。ほくろはできものという点です。ほくろはほくろと思ってしまっていましたが、できものと言う解釈の方が良いようです。確かに少しふくらんでいる物もありますので、できものと言われるとそうかも知れません。メラノーマと言うのは、悪性黒色腫の事です。
ほくろがかゆい時にチェックしたい他の症状
ほくろ自体については分かりましたね。次はほくろがかゆいと思った時に他にもチェックしておきたい症状についてもご紹介して行きたいと思います。かゆみ以外にも違和感があったりして更に以下のような症状があるようであれば、医療機関に診てもらい治療を受けるなどの対処法が望ましくなります。
ほくろが膨らんでいないか 背中や足の裏、手の甲、顔にできていないか 膿んでいるような状態で出血しやすい状態 表面にかさぶたができる 毛が生えている時は大きくても良性であることが多い(ガンであると毛の組織が残らないので毛が成長しない)(一部抜粋)
何だか気になる事ばかりですが、なかなか素人目では判断できないです。医療機関で治療・対処法を聞くのが1番良いですが、他にもポイントとなる症状などについてご紹介して行きたいと思います。
ほくろがかゆい以外の細かい症状
では上記のチェック以外の症状についても見て行きましょう!気になる症状があるかどうかチェックしましょう。該当する物があればこちらも医療機関で治療・対処法を行うようにするのが良いです。
6mm以上の大きさがある
サイズが大きくなっている
色が濃い部分と薄い部分がある
左右非対称
ほくろがかゆいと病気?気になる病気の一例
ではここまでで病気のサインの可能性がある症状については分かりましたね!ここからはその他の病気に関しても見て行きたいと思います!気になるほくろがある時には、見るのが少し怖いですが早期発見し、治療・対処法を知るためにもしっかり見ておきましょう。ほくろとよく似た病気についての東京女子医科大学東センターの記述を引用しておきます。
メラノーマ(悪性黒色腫,melanoma)
色素細胞が無制限に増え続ける悪性のできもので,子供にできることはほとんどありません.多くは30歳以降にできるのが普通で,10代,20代ではまれです.10歳以下にはほとんどありません. 顔ではしみが濃くなったような症状ですから,大人になってからできたしみがだんだん濃くなるときや一部がふくらんできたときは皮膚科を受診してください.長い時間でゆっくり変化することもありますから,変化を観察して,あやしいときは皮膚科で相談しましょう.(一部抜粋)
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)
皮膚の表皮にある一部の細胞が増えてできる良性のできものです.30歳以降になるとできやすく,高齢になるほど多くなるため,「老人性のいぼ」とも呼ばれます.顔や背中,胸などにできやすいのですが,からだのどこにでもできます.触れるとザラザラ,ガサガサするのが特徴で,ほくろより硬いことが多いです.黒いことも多いのですが,茶色や白っぽいイボのようにみえることもあります.
基底細胞癌(きていさいぼうがん)
皮膚の毛包(もうほう,毛のう)などにある一部の細胞が無制限に増え続ける悪性のできものです.日本人では黒いことが多く,ゆっくりと大きくなるため,ほくろと間違われやすいです.ほくろよりも硬いできものです.あまり黒くなく,肌色や赤いこともあります.潰瘍(かいよう)ができやすく,出血しやすいことも特徴です.
血管腫(けっかんしゅ)
血管の細胞が増えてできる良性のできものです.特に,唇(くちびる)にできると黒っぽくみえるため,ほくろと間違われます.赤いときは血管腫とわかりやすいのですが,黒っぽくみえることもあり,ほくろや基底細胞癌と間違われます.やわらかいことや硬いことがあります.
皮膚線維腫(ひふせんいしゅ)
皮膚のコラーゲンというタンパク質を作る線維芽細胞(せんいがさいぼう)という細胞が主に増えてできる良性のできものです.薄茶色で硬いことが多く,腕(うで)と脚(あし)にできやすく,虫刺されのあとが硬くなったみたいに感じられ,気づかれることが多いです.(一部抜粋)
有棘細胞癌(ゆうきょくさいぼうがん)
皮膚の表皮などにある一部の細胞が無制限に増え続ける悪性のできものです.最も多い皮膚がんです.黒くなることはまれで,たいていはイボのような赤い隆起や潰瘍(かいよう)の症状となります.
上記のように様々な病気が隠れている事が考えられます。繰り返すようですが、違和感を感じたら早めに医療機関を受診して対処法や治療を行ってもらうようにしましょう。
ほくろがかゆいのは病気?原因とは?
ほくろがかゆいと病気なのでしょうか?またその原因についても見て行きたいと思います!
ほくろがかゆいから病気?
ほくろがかゆいと言ってもすぐに病気とは断定しづらいですが、病気の症状としてかゆみがある場合もあります。上記のチェックなどを参考にしてみて下さい。そして原因についても触れて行きたいと思います。日常で気をつける事ができる場合には無くして行きたいですね。では見て行きましょう。
ほくろがかゆいのは病気?原因とは?「紫外線」
紫外線は非常に有害と言われていて、特にUVA波は通年通して降り注いでいる上に、メラニンとも関係しているので夏の時期以外にも紫外線のケアは行った方が良いでしょう。日焼け止めをこまめに塗ったり、日傘や帽子などで予防して行きましょう。
ほくろがかゆいのは病気?原因とは?「やけどや皮膚病など」
やけどや皮膚病などによってお肌に刺激となってしまうのも原因となることがあり、良くありません。メラニンをも刺激してしまう恐れもあります。慢性的な皮膚病などがある場合にも、特に注意が必要です。
病気が疑われる場合
病気が疑われる場合には、慌てずに早めに医療機関で診察を受けるようにしましょう、ほくろの病気は診断が難しいと言う事もありますので、セカンドオピニオンを視野に入れてもよいかも知れません。早期に発見することが良いですので、焦りすぎず、早急に診てもらいましょう。
まとめ
最後まで読んでくださってありがとうございます!ここまでほくろがかゆいことの病気的な原因や治療・対処法などについてご紹介させていただきました!ほくろって身近な存在でありながらも、病気になった時の症状などが分かりづらかったりもします。ここに書いてある危険性に該当していなくても、気になる場合には医療機関で診てもらって下さい。早期発見が良い方向へ向かうかも知れません。