ヴァセリンでニキビ跡が改善できるって本当?
万能クリームのヴァセリン!
ボディだけでなく顔にも使える乾燥対策ができると言われているヴァセリン。使用したことがあるという方は多いのではないでしょうか?お顔の乾燥対策はもちろん、角質化してしまったカチカチ踵の保湿、リップクリーム代わりとして使用したり、ヴァセリンをたっぷりと唇に塗り込んでリップパックなどの使い方も有名ですよね。
ツイッターなどWEBでの口コミではニキビ跡に効果があるかも?なんて声も
そんな小さなお子様から、大人の方まで安心して使えるヴァセリン、なんとニキビ跡に効果がある?!と、巷で話題になっているようなのです。ヴァセリンには美白効果成分が入っているわけでも、シミやニキビ跡に効果的な成分が入っていないはずですが、ツイッターなどでは、ニキビ跡にヴァセリンを使用することで「薄くなってきたかも・・・!」なんて声もよく目にします。
個人的な感想(←ここ重要)だけど、スムースEクリームとイハダのヴァセリンを乳液替わりにして寝たら、日に日にニキビ跡が薄くなってる・・・気がする!
— えむ (@yxmpnk) April 23, 2018
イオンエフェクターでメラノCC導入してるのもあるけど嬉しい~😭💕
今晩はふきとる化粧水と、赤ニキビ跡にヴァセリンだけ塗っておやすみ。いろいろやってあげすぎもよくないと思って。意外と肌もつっぱらないし、いい感じ。
— konomi (@konomi731) August 18, 2013
そこで今回は、ニキビ跡に、ヴァセリンが効果があるのかを詳しく調べてみましたので良かったらご参考にされてくださいね。
そもそもニキビ跡ってなんで残るの?
その前に、ニキビってなんでできるの?
ニキビができてしまう原因には、様々な理由があるようですが、毛穴に皮脂がつまりアクネ菌が増殖し、毛穴の中で炎症を起こしてしまうことが原因とされています。10代などの思春期にできるニキビは、子供から大人に成長していく際のホルモンバランスの変化が主な原因でできてしまうことが多いようです。
大人になってからできる大人ニキビは主に、顎周りなどのフェイスラインなどによくできるといわれています。大人ニキビも、思春期ニキビと同様に、ホルモンバランスの乱れなどのなんらかの原因により皮脂が毛穴につまり、炎症を起こしてしまうと言われています。また、この顎周りなどのフェイスラインにできてしまうニキビは、跡になりやすく繰り返し同じ場所にできてしまうとも言われているようです。
ニキビ跡とは・・・?
炎症が起きた部位に色素沈着が起こり、茶色っぽくシミが残ってしまった色素沈着型のニキビ跡、ニキビは引いたのに赤みがなかなか引かない炎症タイプのニキビ跡、ニキビのできていた部分が凸凹となってしまうクレータータイプのニキビ跡があります。
どうしたらニキビ跡が改善できるの?
色素沈着型のニキビ跡、赤みの残ったニキビ跡
ニキビがあった部分に、茶色いシミのようなものが残ってしまった色素沈着型のニキビ跡、この茶色いシミの原因は、メラニン色素にあるといわれています。このメラニン色素は、ニキビなどのお肌の炎症が起きたときや紫外線からのダメージからお肌を守るため身体の中から自然に生成されています。このメラニン色素は、通常お肌のターンオーバーが正常に繰り返されることによって徐々に薄くなっていくと言われています。
また、赤みが残ってしまっているニキビ跡も、色素沈着型のニキビ跡と同様に、お肌のターンオーバーのリズムが正常に繰り返されていくことによって徐々にニキビ跡が薄くなると言われています。どちらも、美白化粧水や美白美容液などが効果的だとも言われていますよ。
凸凹としたクレータータイプのニキビ跡
ニキビのできていた場所が凸凹とクレーター状になってしまっているニキビ跡は、セルフケアでの回復は難しいと言われています。ニキビが顔の表面の表皮だけでなく真皮まで炎症を起こしてしまい傷つくことによってクレーター状の凸凹としたニキビ跡になると言われています。このクレーター状のニキビ跡は、完全に治すことは難しいと言われておりますが、医療機関等のケミカルピーリングや、レーザー、ヒアルロン酸注入などにより目立ちにくくすることができるそうです。
ヴァセリンとは?
顔にできてしまったニキビの原因や、ニキビ跡を改善していく方法はわかりましたが、次は噂になっているヴァセリンについて紹介していきますね。
ヴァセリンとは、ユニリーバ社が販売している「ワセリン」の名称です。商品名をヴァセリンと呼びます。雑貨店や、ドラッグストアなどで一つ300円ほどで購入することができます。また、ヴァセリンは、天然のミネラルオイルからできており、その純度によって色が変わってきます。純度が高いものほど色が白く、純度の低いものは少し黄色みを帯びていると言った特徴があります。
乾燥肌にはヴァセリンが効果的!
なぜ乾燥肌にヴァセリンがいいの?
ヴァセリンは、肌に載せるとその表面に油膜を貼ってくれます。スキンケアでも、顔に化粧水を塗ったあとの水分を閉じ込めるために乳液でフタをしますよね。このフタの役割を、ヴァセリンが行っているのです。
お顔のお肌の内部には、水分だけでなく油分も必要不可欠と言われています。お肌そのものが乾燥していると、乾燥のダメージからお肌が身を守ろうとして皮脂を毛穴から分泌します。この皮脂により油膜を張ることで、お肌表面が乾燥によるダメージから守られています。
お肌の上に皮脂が過剰に分泌されていると、テカりの原因になってしまったり、化粧品などと同時に毛穴に詰まってしまい炎症を起こしてしまうとも言われています。お肌に与えた水分を逃さないようにしっかりとフタの役割をしてくれるため、乾燥肌にヴァセリンが効果的と言われているようです。
お肌の水分と油分のバランスを整えることがニキビ跡改善に効果的
ターンオーバーのリズムを整えてあげることが重要!
通常、お顔のお肌のターンオーバーは、28日周期と言われています。このサイクルが早くなったり遅くなったりしてしまうことにより、お肌そのものが本来持っているバリア機能を十分に活かすことができず、紫外線や乾燥などの刺激により炎症を起こすことによってニキビや、ニキビ跡などができてしまうことがあります。
ターンオーバーのリズムを整えるには?
通常のお肌のターンオーバーのリズムを目で見極めると言ったことはすごく難しいのですが、洗顔などや化粧水、乳液などのスキンケアを丁寧に行っているのにお肌のカサつきやざらつき、あるいはくすみを感じたり、ニキビなどがなかなか治らないという様な場合などは、ターンオーバーの周期が乱れていることの目安の一つにできます。
お肌のターンオーバーのリズムを整えるには、お肌の内部に水分と油分が適切なバランスで含まれていることが特に重要です。健康的なお肌は、水分油分のバランスが優れています。この水分油分のバランスを整えるには、化粧水などで、水分を補った際は、丁寧にフタをし水分の蒸発を防ぐことが重要です。
ヴァセリンを使った顔パック方法
ヴァセリンパック
特にお肌の乾燥が気になる方には、ヴァセリンパックがおすすめです。まず、丁寧に洗顔を行ったあと、顔全体にヴァセリンを適量なじませます。その状態のまま、蒸しタオルやスチームなどを使って顔全体を10分ほど温めます。ヴァセリンがお肌にしっかりと馴染んだら、余ったヴァセリンを蒸しタオルやコットンなどで優しく拭き取ります。ベタつきが気になる場合は、ぬるま湯で軽く洗い流してくださいね。ヴァセリンパックを行った後の肌は、柔らかくもちもちとした潤いのあるお肌になりますよ。
小鼻周りのクレンジングパックとして
また、毛穴の汚れなどが気になる部分にヴァセリンをたっぷりとなじませ、指先を使いくるくるとマッサージを行います。ヴァセリンがゆっくりと肌の温度で溶けていくことで毛穴の汚れを浮かばせることができるため、小鼻の毛穴の黒ずみの解消などをすることができますよ。
炎症中のニキビにヴァセリンは塗ってもいい?
炎症やニキビ部分は避けて!
ヴァセリンパックをする際や、ヴァセリンを顔全体に塗る際などは、ニキビや傷などの炎症を起こしている部分には使用しないでくださいね。ニキビや傷などの炎症部分に、ヴァセリンを塗ることにより刺激となり更に悪化させてしまう恐れがあるため、注意をされて下さい。
まとめ
ヴァセリンがニキビ跡に効果あり?!と言われている理由には、お肌の水分の蒸発を防ぎ油分を補うことができ、ターンオーバーのリズムを整えることによってニキビ跡の改善につながっていくということがわかりました。毎日のスキンケアにヴァセリンを取り入れてお肌の健康を高めていきましょう!